2020年12月8日

QB交代:NO戦ハーツ先発!

 先週のGB戦は、まぁ予想通り30-16で負けましたが、Q3の途中でついにQBが、今シーズン絶不調のカーソン・ウェンツから2巡ルーキー・ジェイレン・ハーツに交代しました。交代するまでのウェンツは15回投げて6回成功の合計79ヤード、TDもインターセプトもなくQBレーティングは57.4で、交代させられてもしょうがない数字でした。79ヤードとはいってもそのうち一回はGBのカバレッジが崩壊して41ヤードのパスを通したもので、このパスも、ちゃんと投げれていればTDまで行けたのにショートしてしまったというものでした。このプレイに象徴されるんですが、とにかく簡単なパスがきちんと通らないので、交代は仕方ないなぁという感じです。

交代して出たハーツも、数字だけ見ると12回投げて5回成功、合計109ヤード(QBレーティング67.7)、4thダウンプレイからきれいなTDをとりましたが、最後は、パスの際にラッシャーの腕があたり、INTもしてしまいました。ランはさすがで5回走って29ヤード獲得しました。ルーキーのランニングQBにありがちな、ターゲット1-2人があいてなかったらもう走るという感じでしたが、ウェンツよりは簡単パスはちゃんと通している感じがしました。フルガムが完全にオープンになったバックショルダースローでひどいドロップをしなければパスの成績ももう少し高かったでしょう。

地元の記者がハーツのプレイだけを編集したビデオを作っていたので、張っておきます:

https://www.youtube.com/watch?v=VZ0JAhp4Nfw&ab_channel=JimmyKempski

試合自体は、ハーツに交代した時の20-3のスコアからハーツからワードへのTDで20-9になり(エリオット君がまた外しました。大丈夫かな…)、その直後ディフェンスがストップした後でジェイレン・レイガー(ロモがレイガーって読んでいたので日本語表記をレイガーに変更します)のパントリターンTDが飛び出して20-16まで追い上げたものの、それまで何とか耐えていたディフェンスが70ヤードのTDランを食らって万事休すという展開でした。ハーツのプレイだけで追い上げたわけではないのですが、久しぶりになんかワクワクする試合でした。

もちろん、試合後は次のNO戦QBをどちらにするかという質問がペダーソン親分に浴びせかけられました。彼は水曜日の記者会見まで一人でじっくり考えるといっていましたが、今日、次戦の先発はハーツにすると発表されました。これでウェンツはイーグルスでは見納めというわけではないと思うのですが、大きな転換点を迎えたような感じです。

そのほかのトピックとしては、OLも若返りが進んでます。GB戦はLTがマイラタになり、GBの強力なラインに対して悪くないプレイでした。ピータースはRGに回ったのですが、ケガ(?)で途中で引っ込み、ハービッグに代わり、そのまま試合の終わりまでハービッグがプレイしました。ピータースもベンチに下げられたといっている人もいますが、どうなんでしょうか?ピータースも見限ったということであれば、次戦のOLは左から次のようになります。

マイラターセウマローケルシーーハービッグ(プライアー?)ードリスコル

GB戦はラインの右側がひどかったので、ハービッグ&ドリスコル君でいくかわかりませんが、フレッシュなメンツになっていい感じです。

WRはさえないプレイが続くジェフリーが何でプレイし続けているのか、と言われていますが、もう完全に先を見据えたモードにシフトチェンジするのであれば、ジェフリーも下げて、フルガム様、ワード、レイガー、ハイタワーでいってほしいと思います。ケガして離脱して以来忘れ去られている感じですがワトキンスも出してほしいですね。

というわけで、次戦のNO戦は、正統派QB同士のブリーズ対ウェンツのはずが、テイサム・ヒル対ハーツという色物QB対決になり、かなり楽しみになってみました!QBとRBで走りまくってほしいですね。

ところで、別にたくさんの人がコメントしてくれるわけではないのですが、コメント用のウィジェットを気に入っているDisqusに変えてみました!コメントしていただけると嬉しいです。

2020年11月30日

Week 12: Seattle戦プレビュー

前回のポストはWeek 3だったのか…NFLってシーズンオフはシーズンはまだかまだかと考えてるので長いんですが、シーズンは始まるとあっという間に終わってしまいますね。今年のイーグルスはしょうもないシーズンとなっているので、多くの人の興味は、シクサーズに移っているように感じられます。今年のシクサーズはチーム編成の責任者がGMのエルトン・ブランドから新しくプレジデントになったダリル・モーリーに代わって、ファンが納得のいくチーム編成を次々に行っているので、久しぶりに盛り上がってます。具体的には、ブランドが昨年FAでサインしたハーフォードとリチャードソンを放出してリーグ屈指のシューターであるセス・カリーとダニー・グリーンを獲得したことがファンに高評価されています。2大スターのエンビード(シュート力はあるけどセンターです)とシモンズ(外のシュート僕(3Pシューターです)より下手)は両方とも中で勝負するタイプなので、シューターでこの2人を囲むのが普通のチーム編成だと誰でも思うんだけど、去年のブランドは何を思ったか、センターのハーフォードとシュート力はあるけど純粋なシューターではないリチャードソンをとって、案の定、チームは機能しませんでした。何でこんなことを書いたかというと、今年のシクサーズの動きを見てGMは重要だというのを改めて感じさせられたからです。エルトン・ブランド、フィラデルフィアの中心部のコーヒー屋で出くわしたことがあるんですが、コーヒー屋のバリスタさんたちともフレンドリーに会話していたし、いい感じの人でした。とはいえ、チーム編成責任者としては?でした。

では、本題に戻って、わがイーグルスはどうなっているかというと、前回のポストの時には2連敗でシーズンが始まったとこでした。その後、何があったかというと、ウェンツのプレイがあまりにひどいのと、そのくせNFC東のレベルがものすごく低いために負けが込んでも一応地区首位争いしちゃってるので、再建モードにも入れないという、どうしようもない状態となっています。今日はシアトル戦ですが、今日を含めて、この先数週間は勝てなさそうな相手が続くので、もう早めに再建に入ってもいいんじゃないと考える人も多く、不穏な感じになっています。では、いくつか最近の動きを、まとめてみます。

1.ウェンツの歴史的な落ち込みは何で?
ウェンツの各シーズンの成績を表にまとめておきます(wikipediaからとりました)。
見ての通り、2020年の成績(最後の行は16試合換算した数字です)はひどいもんです。これは何でなのか?OLがけがだらけでパスプロが持っていないからとか、ケガして以来モビリティが失われたからだとか、(ジェフリー、ショーン、アーツ等がけがで離脱して)刷新されたレシーバーとのタイミングが合わない、あるいはレシーバーを信頼できてない、長期契約結んで今シーズンは結婚して子供ができたので、フットボールに集中できていない、ハーツがドラフトされて精神的におかしくなった、等いろいろな仮説が提示されていますが、よくわかりません。特にひどいのは、重要なところでむちゃなリスクをとってターンオーバーになるケースが多いことです。今のペースでいくとターンオーバーの合計は16試合で29個に到達します。OLが持たないのはしょうもないとして、5年目なんだからそれくらいのリスク管理はできないのでしょうか?重要な問いは、このスランプが一時的なもので例えばOLが安定したらまた2017年のような輝きを取り戻せるのか、今シーズンはだめでもプレイし続けたほうがいいのか、それとも1試合くらい頭を冷やさせたほうがいいのか、それとももうウェンツ壊れちゃったのか、といったところです。個人的には、こんなひどいプレイを続けててもスターターにとどまれるというのはチームの士気を下げると思うので、一度ベンチを温めさせるほうがいい気がします。

2.ハーツ出る?
ウェンツの不調と関係してますが、どうせ今シーズンはもう捨てシーズンなんだからハーツ試してもよくない?という機運が盛り上がっています。今週の記者会見でペダーソンが「ウェンツはまだスターターなのか」という質問に対して、なんかクリアでない答え方をしたことや、ハーツがスターターと一緒に練習しているというレポートが出たりして、ハーツ試すんじゃないかという機運が盛り上がっています。今日の見どころの一つです。僕はカレッジをとか全然見ないんですが、カレッジをよく見てる人は、だいたいハーツはプロのQBとしては通用しないと言ってる人が多いように見えます。そういうもんなのかな。キャパニックも短期間だけだけど通用したじゃん、ジャクソンもそういわれてなかったのかな、とか考えてしまうので、プレイさせてみないとわからないと個人的には思ってます。

3.OLというかピータースどうするの?
これもペダーソン親分の記者会見のまずさが出ているんですが、先週の試合でLTのピータースのプレイがボロボロだったので、記者がピータースあきらめてマイラタ使ったほうがいいんじゃないと質問したところ、ペダーソン親分はピータースがLTだと言い切った数日後、今日の試合はマイラタがLT、ピータースはRGになるという記事が出ました。これはうれしいですね。マイラタが長期的にLTとして通用するのか見極めなくちゃならないし、試合に出続けることで上達も期待できます。RGはピータースでもいいし、彼がうまくガードに適応できないならハービッグでもプライアーでも構いません。

4.OL崩壊し続ける
足首のけががあるにもかかわらずだましだましプレイしてきたLJですが、さすがにギブアップしました。来シーズン完璧な状態で復帰するために手術するみたいです。というわけでシーズンオープナーのLTもRTもいなくなりました。RTはドリスコル君かな?OLの予想ラインナップは、左から:

マイラタ セウマロ ケルシー ピータース(?) ドリスコル

という感じと思われます。マイラタにとっては、LGが頼りになるセウマロってのは大きいですね。マイラタ&プライアーのコンビでは目も当てられない感じでしたから。ドリスコル君も、これで経験を積んで、将来のRTとなれるのか、注目です。それにしてもマイラタがLTになったらすでにバストっぽさを漂わせているディラード君はどうするんでしょうか。あのパワー(不足)でガードあるいはRTになれるようには見えないけど…

5.誰が権力持ってるの?
ペダーソン親分は、記者会見で断定的に答えて、その数日後に全く正反対の動きがあるというケースが多いです。これは、ペダーソンが適当に答えているからなのか(そういうタイプには見えません)、ペダーソンが単にあんまり考えないで答えているのか(個人的にはこれな気がします)、ペダーソンの決定をローズマンあるいはルーリーが覆しているのか(こう言っている人も多いですが、ゲームでだれを使うかはさすがにHCに任されてるんじゃないかなぁ)。あと、ペダーソン親分が誰をゲームで使うかについて最終決定権を持っていると仮定して書きますが、ペダーソンはベテランを長く使いすぎですよねぇ。ピータースもそうだし、スプロールズもかなり長く使ってたし。あと、グレッグ・ワードに代表されるんですが、PSのプレーヤーを使うのが遅いですよね。

これに関連して、今週のニュースで、オーナーのルーリーがハーツを高く評価していた、という記事がありました。これまでのルーリーの行動(GMとHCを決めた後はすべての決定は彼らに任せてシーズンが終わるまで口は出さない)からするとそんなことないんじゃないかなぁという気もしますが、ルーリーがハーツをドラフトしろと言ったり、ルーリーが気に入っているということを忖度してドラフトしたんだとしたら、例の名前がないチームみたいじゃないですか!ハーツのドラフトはかなり議論を呼びましたが、今でも個人的には、ウェンツがけがばかりするけど、フォールズのような勝てるQBを控えに置いておくだけのお金はないしいいQBを説得できやしないので、控えだけどいざというときには勝てる安いQBを置いておきたいとローズマンが考えたと思ってます。まぁ、チームがごたごたしているとこういう憶測っぽい話がいろいろ出てくるんですよね、ということにしておきます。

6.フルガム様
最初の5試合くらいセンセーショナルな活躍をしたフルガム様はちょっと勢いが落ちてきてますね。対策を練られたとか言われていますが、シアトルはスタッツで見るとパスで結構やられているようなので、再びの活躍を期待したいです。

7.ハワード出るの?
ハワード、出るんですかね?イーグルスって、ゴリゴリ押す系のRBを軽視しているように見えるんですが、ゴリゴリのRBがいたときの方がオフェンスが効果的な気がするんだけどなぁ。2017年のブラントとか。でも、ハワードあるいはサンダースとハーツのゾーンリード見たいですねぇ。

8.スレイ様の逆側
淡々と一人で期待通りの活躍をしているスレイ様、今日はロケットとメトカーフのどちらをつぶしてくれるんでしょうか。スレイ様がつかずにマダックスがついた方を徹底的に狙われる様子が今から目に浮かびます。仲が悪かったパトリシアが首になってうれしそうでした(笑)。

まだまだ見どころはあるんですが、とりあえずこの辺で。シアトルには勝てないんですよね。勝てそうなときがあっても勝負所でウィルソンの崩れビックプレイで心を折られるケースが多いような気がします。今日もそうだろうなぁ。

2020年9月27日

Week 3: Cincinnati Bengals戦プレビュー

 もう日曜日の試合2時間前になってしまいました。特に負けが込んでてイーグルス関連のニュースを追いまくる気力がわかない時には、週2回プレビューとレビューを書くのは難しいですねぇ。来週から頑張ります。通常であれば、僕の住んでいる周辺は、テレビを流すバーがイーグルスのユニフォーム着た人たちで満員になってにぎやかなのですが、かなり静かです。コロナのせいで、バーやレストランがあまり客を中に入れられない上、通常のバーのように立ったままの客を入れることが禁止されているので、多くのバーは外に向けてテレビを置いて、お客さんは外のテーブルに座ってテレビを見ています。これじゃああまり盛り上がらないですよね。多分イーグルスの成績がしょぼいのも関係していると思います。

まずはさっと先週の試合を振り返りますが、最終スコアは37-19、ハーフタイムの時点では21-16で、競っていたように見えるんですが、力負けという感じです。こっちのキーとなるプレイは最初のドライブでいきなりサンダースがファンブルしたことで勢いをそがれたというのと、オフェンスがス進み始めて、追い上げムードが高まったところで、ウェンツのエンドゾーンへのインターセプト、の2つでしょう。ラムズのディフェンスがそんなに良かったとは思えませんが、過去の試合のように打ち合いに持ち込めなかったので今回は負けたという感じです。ラムズのオフェンスの方は、スーパーボウルでぼろ負けした後で、どのチームもどうやって守ったらいいかわかったみたいに書かれていて、実際、去年はオフェンスがすぐれなかったように記憶しているのですが(間違っているかも)、先週の試合は、ラムズ(マクベイ)らしい、ランを主体としつつも、モーションやエンドアラウンドを多用してディフェンスを混乱させる、独創的なオフェンスでした。若返りをした(支出をケチった)イーグルスのLBとSが翻弄されたような感じです。まいりました。イーグルスはというと、相変わらずウェンツがさえないですねぇ。エンドゾーンでのインターセプトがなければ少なくとも競ることができたのになぁ。とりあえず点を取りたいところで、ファーストダウンで、いきなりあそこに投げ込むのはやめてほしい。しかも、レシーバーはこれまたさえないJJAWで、何か、ウェンツとJJAWの調子の悪さを象徴するプレイでした。とりあえずユニット別に簡単に書いておきます。

QB 評価C
ウェンツは簡単なスローも正確に投げれていませんし、状況に合わせてリスク管理をするということもできていません。先週の反省で、OLの状況を考えて持ちすぎはしなかったし、珍しく投げ捨てもしたことは評価できますが、あのインターセプトはなぁ。最終的には2INT-0TDでした。でジェイレン・ハーツがアクティブになって、デコイとしてですが、オフェンスに参加しました。基本、ウェンツの右(RBは左)に立ってただけですが、まぁ、シーズンを通じていろいろ仕込んでいくための最初の一歩と思いましょう。

RB 評価C
サンダース、最初のドライブでのファンブルはいけない。大学の時もボールセキュリティに問題があるといわれていたし、ルーキーシーズンも、最初のうちはボールセキュリティの問題があったのですが、シーズンが深まるにつれその問題はなくなりました。ということで、キャンプやプレシーズンに出られなかったので、試合勘が鈍っていたと考えておきます。それを除けば、OLが満身創痍の状況で20キャリーで95ヤードは立派です。

WR/TE 評価C
JJAWのプレイはダメでしたねぇ。今年のホリンズ君みたいな感じです。WR・TEはまんべんなくボールが回っていました。リーガーもいろいろな使われ方をして、今後に期待が持てる感じだったんですが、ケガで離脱です…

OL 評価B
セウマロもけがで離脱して、Gは両スターターがいなくなりました。かわりにプライアーとハービッグがプレイしてます。そのうえLJも手術から回復中ということを考えると、よくやったと思います。

DL 評価D
うちのディフェンスはDLにお金をかけまくっているので、彼らがプレッシャーをかけてくれないと、どうしようもありません。サックはグラハムの1つだけでした。

LB 評価D
特にゲリー、ラムズのモーションに翻弄されまくってた感じです。軽量級のLBで、タックルに難はあるけど動きのあるプレイへの対応を買われているわけですから、こういうゲームで左右に走りまくって止めてくれないとどうしようもないですねぇ。

DB 評価C
ゴブリンにもLBと同じことが言えると思います。スレイは期待通りウッズを消してくれたように記憶してますが、クップにいいようにやられました。マダックスはこういうすばしっこタイプのレシーバーには比較的相性が良いというのは一般的な認識だと思うんですが、格の違いを見せつけられた感じです。

ST 評価B
ファンブルリカバリーは大プレイです。その他も目立ちはしませんでしたがよくやっていたと思います。

コーチング 評価C
オフェンスの方は何とかウェンツにリズムをつかんでもらおうとしていた感じですが、うまくいかなかったですねぇ。ディフェンスは、シュワルツさんが、作戦失敗したと認めてました。曰く、シンプルな作戦にして反応よく守る予定だったけれどもシンプルすぎて圧倒された、途中からもう少し複雑な作戦に変更したらディフェンスがよくなったのだけれども、作戦を変えるのが遅すぎた、とのことです、もっとゴフにプレッシャー欠けられないと、どうしようもなかった気がします。

というわけで、かなり意気消沈している日曜日ですが、今日はベンガルズがLincにやってきます。4年ぶりとのこと。コーチも変わって、バロウを取って、前回とは全然違うチームとなっています。どちらも2敗しているので、負けられません。

ポイント1:ウェンツ大丈夫?
そろそろ5年目らしいプレイを見せて、批判を黙らせてほしいところです。

ポイント2:バロウにプレッシャーかけられるか
コックスは出るらしいです。なんか毎回書いてますが、今回も新人QBなのでプレッシャーをかけてミスを誘発してほしいです。とはいえ、結構モバイルなんだよなぁ。

ポイント3:AJ・グリーン対スレイ
とりあえず、スレイにはグリーンを消してほしいです。あとは、先週やられたマダックス、ロビー・コールマンが先週よりいいプレイしてくれるといいけど…ジョン・ロスの一発が怖いなぁ。

ポイント4:ハーツ何かする?
今週もハーツがアクティブになっています。うちら、もう後がない状況なので、何かいい状況があったらスペシャルプレイでも出すでしょうか?

ポイント5:WR奮起する?
残念ながらリーガーは数週間離脱となってしまいました(いつケガしたんだっけ?)。ジェフリーも練習に復帰したらしいですが、試合に出られるのは数週間先のことらしいです。というわけで、WRはデショーン、JJAW、ワード、ハイタワーに加えて、PS上がりのバーネットという布陣となります。バーネットが驚きの活躍とかしてくれないかなぁ。

予想
今週も外れそうですが、接戦の勝利を予想しておきます。こっちも2敗しているとはいえ、再建が始まったチームに負けるチームとは思えないんだけどなぁ。今日負けると、スーパーボウルからのベテランを引っ張っり続けてきたチーム作りも限界という感じになるかもしれないですね。これで再建に2-3年かかるとしたら、ウェンツどうなるのかな。

2020年9月20日

Week 2: Los Angeles Rams戦プレビュー

あっという間に試合まであと1時間です。今日はホームオープナー。例年であれば、週末に向けて町中が盛り上がるんですが、コロナと、今週急に寒くなった(今12度くらいです)ことで、静かですね。SEPTA(フィラデルフィアの公共交通会社)も通常であれば、バスや地下鉄にイーグルスを応援する絵がペイントされ、街灯にもイーグルスの応援するのぼりが掲げられ、バスの行き先を表示する電光掲示板にも「Go Eagles!」という表示がしょっちゅう出てきて行先がわかりづらいんですが、そういう動きもあまり激しく行われてないようです。Lincには入れないにしても、外の駐車場で朝から行われる名物のテールゲートパーティーは実施されるのかなと思っていたんですが、人が集まってコロナ感染が拡大することを恐れてでしょう、今日は駐車場は立ち入り禁止となり、Lincに行く道も規制がかかっています。ということで、例年に比べて静かなシーズンオープナーですが、それでも今週はイーグルスのTシシャツを着ている人は多かったです。頑張りましょう。

超適当に済ませてしまった先週の試合のレビューですが、これからはユニット別にA-Fで評価してみようかなと思います。Cが平均です。そういうフォーマットがあった方が書きやすいので。とりあえず先週のWeek 1の評価だけ、書いておきます。コメントは書く余裕がなくてすいません。

QB 評価D
OL 評価C
WR/TE 評価B
RB 評価C

DL 評価C
LB 評価C
セカンダリー 評価B

ST 評価B
コーチング 評価D

こんな感じかな。17点はとったんですが、ウェンツとコーチングにDを付けてみました。

では、あと1時間で始まるラムズ戦です。いくつか試合のポイントを。

ポイント1:ウェンツ落ち着け
先週は、出だしは絶好調だったのですが、前半の2分を切ったあたりからリズムが崩れ、17点のリードもあったのにボール持ち続けてビッグプレイを狙い続けてはサックされ続けるという、5年目とは思えないプレイぶりを披露しました。この1週間ファン、メディアから批判され続けてきたのですが、まだシーズンは始まったばかり、汚名挽回を期待しましょう。去年は第1クオーターに点が全然取れず、追いかける展開ばかりだったことを考えれば、改善に兆しはあります。

ポイント2:ドナルド対OL
相手のベストプレーヤーは、もちろん、DTのアーロン・ドナルドです。先週もダラスのOL相手にかなりプレッシャーをかけていました。対するイーグルスはちょっと不安なOLのメンツです。スターターは左から:

ピータース、セウマロ、ケルシー、ハービッグ、LJ

となるようです。LJは手術からまだ回復途中ですが、出場予定。LGは忽然と消えたプライアーではなくてネイト・ハービッグです。使えるめどが立ったドリスコル君がT/Gの控えとして使えるのは心強いです。

ポイント3:サンダースの状態は
先週はOLが崩壊状態だったこともあってRBが全然走れませんでしたが、今週はサンダースが復帰します。ケガ明けなのでどこまでできるかわかりませんが、先週は大事を取って休ませただけだと信じましょう。シェイディ以来のワークホースバックとして期待がかかるサンダースは活躍してくれないと困ります。

ポイント4:リーガーがんばれ。JJAWどこ?デショーンどこ?
先週はそれなりに機能したWR陣の中で一人だけ消えていたJJAW、プレイスタイル的にTEと被っているのも不幸なんですが、そろそろ存在感を示したいところ。でないと今年のマック・ホリンズとなってしまいます。リーガーは先週前半にいきなりロングボムをキャッチしましたが、それ以降は静かなゲームでした。そろそろ100ヤードキャッチとかしてくれないですかねぇ。もちろんデショーンでもいいですよ。先週はあのダラスのパスオフェンスをかなり抑え込んだので、ラムズのディフェンスは攻略が難しそうです。

ポイント5:まずはランディフェンスをしっかり
ラムズは基本的にランありきなので、ランディフェンスだけは安定しているイーグルスにとって相性はいいはず。ランを確実に止めて、ゴフが投げなくちゃいけない状況に持ち込んで、ゴフにプレッシャーをかけるというのが正攻法だと思います。

ポイント6:スレイ対ウッズ?マダックス対クップ?
スレイは先週に引き続いて相手のエースを封じてほしいです。ウッズかな。そうするとマダックスがクップにつくことになります。クップも簡単には止められないプレーヤーですが、身体能力で勝負するWRに弱いマダックスにとっては、比較的相手がしやすいはず。ここのマッチアップで大けがをしないと勝機が見えてきます。

予想
いきなり先週予想を外したのですが(WFT甘く見てすいませんでした)、今週もイーグルスの勝利を予想します。東海岸で時差の利点があり、気温も低いのでアドバンテージがあります。ペダーソンはマクベイ相手に2連勝中、ペダーソン親分の元でのイーグルスはひどいゲームをした次の試合は勝つというデータもあります。勝つとしても接戦になるでしょうね。ディフェンスはランを止めてゴフにプレッシャーをかける。オフェンスは相手のDLのプレッシャーをかわすために、ウェンツのロールアウトやクイックパスを混ぜる。サンダースの活躍にも期待したいです。

2020年9月19日

Week 1: Washington Football Team戦レビュー:17-27で敗戦

試合ごとにレビューの記事を書いて、その次のゲームのプレビューを書くとか言いつつ、もう土曜になってしまいました。仕事の合間に1週間に2回書き続けるのは意外と大変ですね。コンスタントに書かれる人を尊敬します。もう土曜日なのですが、とりあえず、もう1週間前となってしまったワシントンFT(WFT)とのゲームを簡単に振り返ります。

ゲーム自体は、前半はイーグルスの一方的な展開となり、前半の残り2分までには、イーグルス自慢のTEタンデムのアーツとゴダートのTDと、エリオット君のFGで17-0となりました。ルーキーのリーガーも含めて、いろんなレシーバーにバランスよくパスが回り、LJが欠場してルーキーのドリスコル君が先発したことでかなり不安があったOLも持ちこたえて、これは楽勝かと思いきや、そうではありませんでした。前半2分を切ってからボールを取り返して、もう一つここで取れればゲームは決まりと思ったのでしょうか、最初のパスでウェンツがINTを食らいます。これで息を吹き返したWFTがイーグルス陣内からの攻撃を生かしてTDを奪い返し、17-7で前半を折り返します。

後半開始早々にも、両方ともパントをした後で、ウェンツがいきなりINT献上。またしても自陣からの攻撃権を生かしたWFTがTDに持ち込み17-14に追い上げます。その返しの攻撃でイーグルスはFG圏内まで進みますが、ウェンツがボールを持ちすぎて13ヤードのサックを食らい、結果として53ヤードになったFGをエリオット君がミス(距離がちょっとだけ足りなかったです)。その後も4th down失敗からFGを取られ同点、次はシャンクしたパントの結果イーグルス陣内からの攻撃となったWFTにまたTDを取られ、17-24で逆転。残り5分を切って同点を狙って攻めますが、4th downのパスをアーツがこぼしてまたしてもWFTに攻撃権を渡し、その返しでFGを取られて万事休す、という結果でした。

細かいことを書く余裕がないので、Week 2にもつながるいくつかのポイントだけ列挙しておきます。

ポイント1:ウェンツ、大丈夫?
どこかで読んだのですが、WFTが点を取ったのはどのドライブもイーグルス陣内からのもの。ウェンツの2つのINTは致命的でした。また、OLの問題もあるのですが、サックも8個取られ、ファンブルも2回しました。OLが漏らしまくっていたとはいえ、8個のサックのうち、7つは4秒以上持っていたことによるもので、OLを責めるのは酷かなという感じがします。FG圏内から出てしまうサックを受けたり、OLがバタバタしているのに素早く投げずにビッグプレイを狙いすぎてサックを食らい続けたりで、5年目とは思えないプレイでした。

ポイント2:OL、大丈夫?
LJが出場してくれるように、とプレビューでは書いたのですが、ふたを開けてみればLJ欠場で、なぜかプライアーも出ず、OLのスターターは、左から:

ピータース、セウマロ、ケルシー、ハービッグ、ドリスコル

という超不安なメンツでした。とはいえ、前半はスコアが示す通り持っていた気がします。後半なると、ワシントンが様々なブリッツを入れてきたり、ドリスコル君がケガで下がってマイラタに代わったことで、崩壊してしまった印象です。もともとWFTのDLは強烈で、前半ができすぎなくらいだったと思うのですが、さすがにあのメンバーがスターターでドリスコル君までケガするとつらいですね。ピータースがLTに移る際の契約でもめて練習できなかったこと、ウェンツが持ちすぎていたこと、RBのブリッツピックアップの失敗もあったこともあって、最後の方はどうしようもない感じでした。とはいえ、ドリスコル君はいけると思いました。去年の1巡ディラードのRTデビュー戦よりずっと落ち着いてました。これは心強いです。将来のスターター候補です。でも彼の後はマイラタというのが痛い。マイラタは危なっかしかったですねぇ。

ポイント3:DB ー スレイは期待通り
主にオフェンスのターンオーバーで自陣からのディフェンスを強いられた結果の27点なので、ディフェンスはあまり責められないと思います。もちろん、ここで試合の流れを変えるターンオーバーが出たりするのが本当に強いチームなんでしょうが、いくつかあったターンオーバーのチャンスはいかせませんでした。とはいえ、ディフェンスは悪くなかったと思います。特に、スレイは、ちゃんと、相手の唯一怖いレシーバーであったマクローリンをちゃんと抑えてくれたと思います。これは、今後に向けて好材料です。

最初のTD は、セカンダリーが混乱していた感じです。新Sのゴブリンの責任があるんでしょうか?マダックスはまぁまぁ。INTのチャンスがありましたが、相手のWRに邪魔されてクリーンキャッチできませんでした。あれを取ってくれたらなぁ。

ポイント4:WR ー リーガーも期待通り
最初にいきなりパントをマフして不安な出だしのリーガー君でしたが、第1クオーターには、ウェンツから55ヤードのロングパスを取りました。もう一つ、取れればそのままTDという惜しいプレイもあり、ビッグプレイメーカーとして期待されるルーキーは順調な出だしを飾ったと思います。

デショーンは、第1クォーターにはいくつか中距離のパスを取って順調な出だしでしたが、その後は試合から出たり入ったりで、ケガでもしたのかと思わせる感じでした。大丈夫かな。グレッグ・ワードはあまり目立ちませんでしたが、シュアハンドを披露する場面もありました。ハイタワー君は、ドロップもあったし、INTはボールに向かって行っていればINTにならなかったかもしれない(パスは悪かったですが)ので、ちょっとルーキーっぽさが目立ってました。全然良くも悪くも目立ってなかったのは2年目に挽回を目指すJJAW君。キャッチなしでした。ウェンツって、もしかしたら、JJAWとかジェフリーのような、完全オープンにはならないけど50-50ボールをとれるというWRに投げるのが苦手だったりするのかな。この調子ではリーガー君にスターターはとられるでしょうね。

ポイント5:オフェンスプレイコール大丈夫?
これはウェンツのせいなのかもしれませんが、OLが超不安なのに、ロングパスを狙い続けたり、ウェンツをロールアウトさせるプレイがあまりなかったりで、疑問の残るオフェンスのプレイコールでした。

オフェンスのことばかり書いてしまいましたが、ディフェンスは、ショートフィールドばかり背負わされた中ではまぁまぁ健闘した方だと思いますので、特に文句はありません。オフェンスは、Week 2に向けて立て直せるか、特にウェンツが5年目らしい状況判断のきいたプレイを見せられるか、が注目点だと思います。

Week 2はLAラムズを相手にホームオープナーです。ダラスをやっつけてくれてありがとう!もちろん簡単な相手ではないです。明日日曜日の朝に、簡単にプレビューを書きます。

2020年9月12日

Week 1: Washington Football Team戦展望

 あれよあれよという間に開幕です。開幕できるかわかんないなぁと思える時期もあった(実際カレッジはかなりキャンセルされましたからね)けど、開幕できてよかったです。われらがイーグルは今日の午後、ワシントンに向けて(多分バスで)出発しました。

一応、毎週、ゲーム前にゲームの(浅い)展望と予想を書いて、ゲームの後で振り返る(浅い)記事でも書こうかと思います。では、けが人情報から。

イーグルス
アウト:ジェフリー、ハーグレイブ、バーネット、サンダース
クエスチョナブル:レーン・ジョンソン
PSから引き上げ:オペタ、TY・マギル

サンダースは大事をとっておやすみ。スコット、クレメント、新加入ハントリーで回します。不安ですが、キャンプ中は静かだったスコットが来年後半の勢いのまま活躍できるといいですね。ジョンソンはチームと一緒にワシントンに行きました。プレイしてほしいです。リーガーはけが人リストから抜けて準備万端です。

ワシントン(金曜日の時点です)
アウト:トーマス・デービスJR
ダウトフル:ケンダール・フラー
クエスチョナブル:サーディク・チャールズ

相手チームのことはよくわかりません!フラーが出られないと、CBが薄そうな気がします。

見どころ1:イーグルスOLがワシントンのパスラッシュを止められるか?
けが人続出のイーグルスOLが1巡だらけのワシントンの強烈なパスラッシュに対抗できるか。チェイス・ヤング、ボサ兄弟より上という噂が本物か、見るのが楽しみです。ケリガンにさえ毎年毎年やられるのに逆サイドにも強烈なラッシャーがいるとなると大変です。ジョンソンが出られるとしても、OLは:

ピータース(久しぶりにLT)、セウマロ、ケルシー、プライアー(先週はLT練習してました)、LJ(手術明け)

LJが出られなくて、しかもピータースが恒例のお休みとかとった暁には:
マイラタ(ドリスコル?)、セウマロ、ケルシー、ハービッグ、プライアー

ですよ。これは恐怖です。OLが持ってくれないと、デショーンへのボムも投げられないかもしれません。

見どころ2:スレイがマクローリンをカバーできるか(するか)?
スレイが、デトロイト時代のように、相手のエースレシーバーについていくか、興味深いです。ついていくとしたら、去年さんざんやられたマクローリンです。スレイがマクローリンをマンツーマンで抑えてくれるようならかなり楽になります。

見どころ3:情報のないワシントンRB陣を止められるか?
基本的にはイーグルスはランには毎年強いのですが、ピーターソンも切って、全然情報のない若い連中だけで臨んでくるランアタックはちょっと不安があります。アントニオ・ギブソン(WR・RB両方できるけどでかいプレーヤーみたいです)とJD・マッキシック(って読むのかなぁ)のコミッティーって言われても何が来るのか全然わかりません。とりあえずランをしっかり止めて、ハスキンスにプレッシャーをかけましょう。

見どころ4:LB大丈夫?
ランディフェンスとも関連しますが、ブラッダムを切って若返ったLB陣が、ちゃんと機能するでしょうか?中心になることが期待されているゲリーは、去年はリーグで最もタックルミスが多いLBの一人でした。明らかなパスのダウンでなければラン専門のエドワーズを使うという手もありますが、そうすると、ギブソンがスロットにシフトしたりしてやられないかなぁと不安です。

見どころ5:ハスキンスの成長ぶり
去年の成績を見る感じでは、腕力はあるけど、パスの精度は低いし、情報処理のスピードが速いようにも見えないので、プレッシャーをかけておけばやられなさそうな感じがしますが、2年目だし、1年目も後半はよくなったと書かれてたりもするし、油断は禁物です。

見どころ6:リーガー(とハイタワー)デビュー
故障明けなのでどのくらい使われるかわかりませんが、リーガー間に合ってよかったです。ルーキーWRがどの程度できるか楽しみですね。

見どころ7:WR陣は改善したか
リーガーとハイタワーの活躍ぶりもここに含まれますが、順当にいけばスターターはデショーン、JJAW(リーガー)、ワードのはず。デショーンは今のところは健康で、ワードは去年の後半以降、ウェンツといい感じの関係を構築できていました。JJAWは残念だった1年目から飛躍することができるか、それとも、リーガーにスターターの座をあっさり奪われるか、見ものです。

見どころ8:ハーツ出るか?
ハーツ出ますかねぇ。スペシャルプレイが準備されてたりしたら大興奮です。

見どころ9:両軍のプレイコール
イーグルスの方は単調になっていたといわれるオフェンスのプレイコールが、SF系とBAL系の新しいコーチを入れることで変化が出るか、興味深いです。ワシントンの方は、コーチ陣が一掃されて、プレシーズンもないし、全然わかりません!

見どころ10:無人スタジアム
スタジアムは無人です。人口のクラウドノイズを使うのかなぁ。そういう話はどこにも書かれてませんでした。さすがに静かだとおかしい感じなので音は何か流すのかなぁ。シーズンが始まるだけ十分うれしいので文句ではないのですが、おそらく不思議な感じがするんでしょうね。9月あたりを乗り切ったらちょっとずつ観客が入れるようになるといいなぁ。そうしたらLinc行ってきます!

予想
ここ3年負けてないし(その前は負けまくってたんでしょねぇ)、ペダーソン親分は開幕は負けてなかったんじゃなかったかな、ということで、勝ちを予想します。両方ともDLが強くてOLにちょっと不安があるのでグダグダの展開になるのではと不安がありますが、去年に続いて開幕戦に強いデショーンの一発が出ると期待します。

2020年9月11日

NFL開幕!シーズン展望

 前回のポストでキャンプについに入りましたと話していたら、あっという間にキャンプも終わり、いくつかドラマもあり、開幕してしまいました。いくつか素人の感想を:

  1. チーフス相変わらず強いですねぇ。ランゲームが弱点だったのに、ルーキー君が即戦力ということになると、オフェンスは穴がない感じです。
  2. テキサンズは大丈夫かな。ロングパスがいいはずのワトソンが、デザインか、ショートパスやラン重視のプレイコールが多くて、ちょっとストレスのたまるオフェンスでした。じりじり進む具合が去年のイーグルスを見ている感じ。やっぱり時々ビッグプレーが出るようなオフェンスじゃないとつらいですよねぇ。
  3. アンディは本人真剣なんですが、ネタの宝庫です。アンディのコロナ対策フルシールドが試合の間曇ってたので、あんまり見えてないんじゃないかとからかわれてました。Q4には流石にみえづらいのと興奮してきたのとで上に持ち上げてましたね。
  4. コロナ対策で観客が満員の22%までしか入れられず、17000人くらいだと言ってた気がしますが、それにしても人工のクラウドノイズを使ってなかったらしいですが、十分うるさかったですね。(飲んだり食べたりしているとき以外)マスクしなくちゃいけなかったらしいのですが、全然マスクしてなかったです。そのせいだと思いますが、最初に観客席を映してからは観客席のアップは全然映らなかったです。
  5. これでもかという政治的メッセージの嵐。国歌斉唱の時にはテキサンズは控室から出てこず、チーフスのメンツは一人膝をついてました。試合開始直前には「みんなで一緒に黒人差別問題等の問題に対して戦っていこう」というメッセージを送るために両軍がフィールドの中央でみんなで腕を組んでましたが、観客からはブーイングの嵐。まぁ、カンサスは保守的はところですからしょうがないかな。ボストンやSFとかでは反応も違うでしょうね。スタジアムのいたるところに「Black Lives Matter」などのメッセージが掲げられ、選手のヘルメットの後ろにも、メッセージ、あるいは警官に殺された黒人さんの名前をはることができて、多くの選手がはっていたように見えます。コマーシャルもメッセージの嵐。日本人としてはちょっとやりすぎじゃないという感じがするんですが、昨日までは何にもやってなかったことなど忘れて、やるとなったらとことんやるというのがアメリカっぽいです。
  6. 試合の途中に、最も高給取りのQBを見せてましたが、マホームズがクレイジーな契約で一番なのはいいとして、ワトソンは2番目なんですね。その後は、ウィルソン、ビッグベン、ロジャース、ゴフ、が挙がってました。カーソンはその直後でしょう。イーグルス、ケチなフランチャイズの面目躍如です。よくやった。
というわけで本題に戻ります。もう今週の日曜(東海岸の1:00です)はイーグルスも開幕戦なんですよね。とりあえず今日は、最終的なロースターを概観して、明日、試合の直前に、試合の展望を簡単に書きます。では、オフェンスから。

QB
ウェンツ、サド君、ハーツ
ロースターは鉄板ですね。見どころは、ハーツがアクティブになるのか。アクティブになったら、時々出てきたりするのか。トリックプレイなどを練習してるなんて話は現地のマスコミからも出てきていないので、なさそうですが、トリックプレイなんて練習してるんだとしたら見せないですよね。まずはハーツがアクティブになるかが見ものだと思います。普通に行けばサド君が2番手です。

あと、言及しておかなければならないのは、ジョシュ・マッカウンがPSに入ったことです。基本的には、子供がフットボールをプレイしていて、自分がコーチしているテキサス(だったかな)の家から応援してくれるようです。けが人が続出したら(あるいはQBが皆コロナにかかったら)テキサスから出勤してくれるみたい。ミーティングとかの際にはZoomで参加。ある記事によると、家で過ごせて、かつPSがどんな感じなのか経験できる(先発も控えも経験して、PSも経験すると完全制覇(?)らしいです)ということで、彼も乗り気だったようです。彼は人望も厚く、将来はコーチの道に進むことを考えているようで、そのための経験という意味もあるみたいです。今週のSports Illustratedの記事では、(遠い)将来のヘッドコーチ候補として名前が挙げられていました。

RB
サンダース、スコット、クレメント、ジェイソン・ハントリー
最初の3人は鉄板として、ホリフィールドかキリンスが4番目として入るかという話をしていたら(結局どちらもPSに入りました)いきなり、ジェイソン・ハントリーという選手をウェイバーからクレームしました。もともとは5巡でデトロイトがドラフトしたのですが、ピーターソンと契約した後ではじき出された感じのようです。小柄ですがスピードがあって(40ヤードは4.37で走ったみたいです。今年はこんなのばっかり)、パスも取れて、パントリターンもできるという、ボストン・スコット(あるいは、大化けしたらタリク・コーエン)のような感じです。結局、ベテラン・ビックバックを取るという大方の予想は外れて、若くて軽めの4人で行くようです。完全にスピード重視ですねぇ。FBはいません。

WR
ジャクソン、ジェフリー、JJAW、ワード、リーガー、ハイタワー、ワトキンス
ハイタワーとワトキンス、両方残しました。ジェフリーが最初は使えないので、順当です。リーガーは最初の数試合欠場の雰囲気でしたが、今週は練習にフルで復帰したので、もしかしたらいきなり出られるかもしれません。若いと回復も早くていいですねぇ。ワトキンスはIRに入りました(でも出てこれるやつかな)。

TE
アーツ、ゴダート、リチャード・ロジャース
最初の2人は鉄板です。問題は3人目をだれにするかということだったのですが、カットされたロジャースが戻ってきました。パーキンスがケガしてしまったので、ルーキーのトギアイを入れるのではとも言われていましたが、まだ信頼されてないようですね。ちなみに、トギアイはPSに入れたかったと思うのですが、コルツに取られてしまいました。残念。

OL
ケルシー、ピータース、ジョンソン、セウマロ、プライアー、ドリスコル、ハービッグ、マイラタ
ブルックスに続いて危なっかしいLTだった去年の1巡ディラード君が練習中に上腕二頭筋を断裂してシーズンエンドとなりました。これで、ピータースを戻して安泰と、スターティングLTがケガをしたのにOLの安定感が増すという不思議な状況だったのですが、ピータースが、LTやるならもっと給料くれなきゃヤダ、と言い出し始め、キャンプの最後の週は1週間くらいプライアーを試したりしていました。結局プライアー君がいきなりLTなんてできるはずもなく(ここでマイラタにやらせなかったってのはマイラタ信用されてないんだなぁという感じです)、ジョンソンの契約を組み替えてキャップを捻出し、ピータースの給料を上げることで決着がつきました。というわけで、スターターは左から:

ピータース、セウマロ、ケルシー、プライアー、ジョンソン

となります。キャンプの後半は全休だったジョンソンのコンディションと、練習なしでいきなりLTに戻るピータースのフィット具合が気になります。それより気になるのは、控えの経験値が限りなくゼロに近いことです。ピータースはそこかしこで休むのが定番なので、ビッグV亡き後、どうすんの?、という感じです。マイラタ試してみてほしいですね。そろそろプロジェクトと言ってばかりもいられないので。他の控えも、ルーキーのドリスコル君とハービッグです。久しぶりにOLが危なっかしい状況になってます。ドリスコル君の相棒、プリンス君は無事にPSでキープできました。ジュリガとオペタもPSにいます。

DT
コックス、ジャクソン、リッジウェイ、ハーグレイブ
この4人も鉄板ですね。ハーグレイブはしばらくお休みかな。ジャクソンは去年は開幕戦(去年もWAS)でケガをしてシーズンエンドだったので、汚名挽回に燃えているともっぱらの評判です。ハーグレイブもけがしてしまいましたが、今年はジャクソンもいるので、強力なインテリアラッシュを期待したいです。

DE
カリー、グラハム、バーネット、スウェット、トゥーヒル
バーネットのケガの情報はあまりないのでよくわかりませんが、しばらく出られない感じなのかな。シュワルツさんは普通4人で回すので、カリー、グラハム、スウェットは出るとして、ジャクソンを回したりするのかな。あるいはルーキーのトゥーヒルがいきなり出てくるか。使えるようになるまでバルクアップする時間が必要みたいに言われていたので、アクティブにならないかもしれませんが、バーネットが出られない間に出てきたら面白いです。

LB
ゲリー、エドワーズ、ライリー、ブラッドリー、シングルトン、テイラー
ローテーションはゲリー、エドワーズ、ライリーの3人で回すのが基本線のようです。不安ですねぇ。ブラッドリーとシングルトンは基本的にはST要員かな。テイラーは3巡ですがプロジェクトと言われていたので、アクティブにならないかもしれません。

CB
スレイ、マダックス、ロビー・コールマン、ストラップ(ルブラン)、ジェームス、フォード
左右のスターターはスレイ、マダックス。ロビー・コールマンがニッケルバック、ストラップが控え。というのが基本線かな。ロビー・コールマンの評価が高いですね。スレイが実戦でどのくらい活躍できるのか、今から見るのが楽しみです。ストラップは、ロースターに空きを作るためにいったんリリースされましたが、まぁ、ロースターの空きを作ったら戻ってくるのは既定路線だろうと思っていたので、特に驚きませんでした。これって、リリースしてもデッドマネーとかが生じない選手だったら誰でもできるんですよね。しゃれで、大物選手とかでやってくれないかな。ジェームスは、特に話題に上らないんですが、先週、いきなり1年契約更新されました。こういう、苦労してきてる選手の契約更新って、少額でも、うれしいですよね。主にSTで活躍してくれているんですが、シュワルツさんのインタビューによると、CBとしても日々成長していると言っていました。ディフェンスでも活躍したらうれしいですね。その一方、未完の大器(で終わってしまった)シドニー・ジョーンズとラスル・ダグラスの2017年2巡3巡コンビはカットされました。連続でドラフトした時にはリトとシェルドンの伝説の2002年ドラフトの再来と期待されてましたが失敗でした。でも、アゴちゃんやホリンズ君の時のように引っ張らずに早々とあきらめた思い切りの良さは評価したいと思います。これで2017年ドラフトはいつまでたってもブレークしないバーネットとゲリーだけとなってしまいました。

S
グリーンゴブリン(ミルズ)、マクレオド、パークス、ワラス、エップス
スターターの後ろには4巡ルーキーとST要員しかいません。パークスがキャンプでも好調で、3番目のSとして活躍してくれるといわれていたので、けがで離脱は痛いです。ハムストリングで、数週間で復帰できると期待されています。IRですが、3試合後に復帰できるみたいです。それまでは、ダイムパッケージはどうするのでしょうか。ストラップが6人目のDBとして入ってくるのかな。シュワルツさんは3人のSのパッケージをよく使うので、ここは注目ポイントの一つです。

ST
エリオット、ジョンストン、ラバト
ここは無風ですね。書くこともないです。

最後に、今年のスケジュールと、適当な勝敗予測を書いておきます。
Week  1 @WAS 〇
Week  2 vs LAR 〇
Week  3 vs CIN 〇
Week  4 @SF       ×
Week  5 @PIT 〇
Week  6 vs BAL ×
Week  7 vs NYG 〇
Week  8 vs DAL 〇
Week  9 Bye
Week 10 @NYG 〇
Week 11 @CLE 〇
Week 12 vs SEA ×
Week 13 @GB  ×
Week 14 vs NO 〇
Week 15 @ ARI 〇
Week 16 @DAL ×
Week 17 vs WAS 〇

何も考えず〇×付けてみましたがこれじゃあ11-5ですね。9-10勝くらいじゃないかなぁと思っているので、これではできすぎです。WASとNYGに負けないという仮定なんですが、ここで一つくらい落とすかな。落とすとしたらNYGかなぁ。シーズンが始まって外れまくったら笑ってください。今シーズンは毎試合ごとに、試合の展望をしつつ、予測してみようと思います。

では、無事にシーズン完走できますように!

最後に、大本営がシーズン開幕に当たってリリースする、恒例の気分盛り上げビデオです。僕もジェイレン多いなぁ、と思ってました。皆好きなプレーヤーです!

2020年8月23日

キャンプ本格練習1週目

 キャンプでパッドをつけて、タックルありの練習が始まって1週間目が終わりました。月~水曜日はパッドつけて、タックルあり(地面に倒すのはなし)、木曜日はウォークスルー(パッドはつけないで、試合の当日のシミュレーションを目的とした軽い練習だけ行う)、金曜日は「ライブ」(試合のようにタックルしてよい)土曜日はお休みで、日曜日はまたパッドありの練習でした。練習を観察できる現地のレポーターがいろいろ毎日書いているのですが、だいたいどんな感じだったかまとめてみようかと思います。

僕も、木曜日に会社に荷物取りに行ったついでに、自転車でノバケア・コンプレックス(Lincの隣にある、イーグルスの練習施設)を覗きに行ったんですが、もう練習は終わってまして、何人かの選手がコーチらしき人と話しているだけでした。とはいえ、練習用のグラウンドは木に囲まれているから、外からは見られないんですよね。いくつか写真を載せておきます。

Lincができるまでイーグルスのホームスタジアムで会ったVET(ベテランズ・スタジアム)の跡地です。今は駐車場です。僕が最初イーグルスの試合を見始めたときはスタジアムはVETだったので、懐かしいですね。Lincに移る前にいっておけばよかったけど、学生だったからそんなお金はなかった上に、少ないお金はアイバーソン率いるシクサーズの試合を見に行くのに使ってました。

シーズンオフで人気のないLincです。

外から見えないように、ノバケアの練習グラウンドは木で囲まれているんですが、覗いてみました。パトリオッツの偵察要員の気分です(笑)。真ん中にみえるドーム状の建物は、室内練習場です。

では、最初の1週間でどんなことがあったか、ポジション別に簡単にまとめていきます。

1. QB
ウェンツは可もなく不可もなくという感じのようですがけがせずシーズンに入ってくれれば十分です。日によっては、パスの正確さに欠けると書かれている日もあります。最近、どこかの記事で、ウェンツはポケットの中で余裕があるときにパスの正確さはあまり高くない一方、ポケットが崩れたときの正確さはかなり高いという記事があって、そういう感じだよな、と納得していました。あと、これはFootball Outsidersだったかな、ウェンツは去年はINTされてもおかしくないパスだけどINTされなかったものの数が多いと書かれていました。これも印象と一致します。去年はWRがあまりオープンになってくれなかったせいなのかもしれませんが、ウェンツは結構ギャンブル的なパスを投げ込んでいた印象が強いので、今年はINTが増えるかもしれないです。

ジェイレン・ハーツは好印象を残しているようです。レッドゾーン・ドリルでは、4プレイ中3回は自分がキープして走ってTD、もう一つは走ると見せかけてパスでTDを取ったという記事がありました。とはいえ、QBは赤シャツでタックルされないから、自分でキープして走ってTD取ってもあまり意味がないんじゃないかという気もしますが…カレッジのビデオを見れば、キープしてTDが多いというのはわかるので、シーズンでも見れるかもしれないですね。あんまり、ティーボーのように、基本受け取って走るだけってのも通用しないでしょうが。ウェンツがシーズン終盤にケガとかして、いきなりハーツが出てきたら、ティーボーとかキャパニックの1年目のように、準備できてないディフェンスに対して好成績を挙げられるのではないかなどと妄想してしまいます。あとは、なかなかいいディープボールを投げているみたいです。ハーツの時は、基本ゾーンリード+ロングパスの3択みたいなオフェンスやってくれるかな。

ハーツ関連でいえば、ハーツのファンの子供がハーツの名前が書いていあるリュックを学校に持っていきたいんだけどそんなもんあるわけがないので、お母さんが「Jalen Hurts」って文字を特別に入れたリュックを特注で作って、インスタに上げたら、ハーツが反応して、その子供の名前の入った同じようなリュックを自分で作ってインスタに上げたというほほえましい記事が出ていました。その時のコメントも見ましたが、ルーキーとしては非常に成熟していますよね、ハーツ。まぁ、カレッジでも本当にいろいろあった人なので、人間出来てる感じです。フロントオフィスが人間性にほれ込んだというのもわかる気がします。QB2番手以下は確定の状況でも黙って何も言わないで過ごしてきてますし、僕はかなりファンです。ゲームでも(ウェンツのケガじゃなくて)彼を使う場面が出てくるのが楽しみです。

サド君はウェンツとハーツの間に挟まれて地味に過ごしています。可もなく不可もなくという感じですね。でもこの前の記者会見でペダーソンが2番手は今のところサド君だと言ってました。「今のところ」とか言っちゃうと、本当に今だけっぽい感じがしてしまいますが。ハーツのキャラのおかげか、ハーツバッシングがなくて(収まって)よかったです。

2. OL
OLやばそうですね。実践並みのタックルありの練習ではDLに圧倒されたと書かれていました。ピータース(RG)は最初の数日はお休みで、週の後半からRGのファーストユニットでプレイし始めましたが、時々足ひきづったりしてお休みしています。大丈夫かな…ピータースの場合、いくら彼のプレイがよくなくても、簡単には外せないからなぁ。ピータースがお休みの時はプライアーがファーストユニットのRGでプレイしてます。

ケルシー(C)とセウマロ(LG)とジョンソン(RT)は安泰のようです。DLに圧倒された練習ではセウマロはマリク・ジャクソンに抜かれたと書かれていますが、まぁ、彼らはけがなくやってくれれば大丈夫でしょう。ジョンソンがお休みの時はRTはルーキーのドリスコルが入っているようです。ドリスコル君、ルーキーだけど結構評判いいですね。このままいくといきなりBig Tの後継のスイングタックルになりそう。

あと、まずそうなのは、LTのアンドレ・ディラードですねぇ。練習出続けて経験を積まなくちゃいけないのにケガでちょこちょこ休んでますし、DLに抜かれたという記事もけっこう目にしています。彼が休んだ時はマイラタがファーストチームオフェンスに入っているようですが(さすがにシーズン前の今はピータースは入れられないですよね)、彼もDLにかなり抜かれまくってるされていると書かれています。マイラタは3年越しのプロジェクトですが使えるようにならなさそうですねぇ。現地の予想でも、今年はさすがに、ロースターに置かないでも取られないんじゃないかと予想している人が多いです。もう一人のルーキーTのプリンス君も時々ファースト・セカンドユニットでプレイしているみたいですがいいとも悪いともあまり聞きません。全員そろっているときは、ファーストユニットは左から:

ディラード・セウマロ・ケルシー・ピータース・LJ

セカンドユニットは:

マイラタ・ハービッグ・ジュリガ・プライアー・ドリスコル

という感じみたいです。プリンスもタックルでプレイしているし、ドラフト外ルーキーのジュリガも含めて今年の3人のルーキーは期待が持てそうですね。

3. WR
基本的にキャンプ中はちゃんとタックルしないので、スキルポジションが目立つんですが、3人のルーキーWRが目立ってます。リーガーはもともとはデショーンの控えとして始めるなどと言われていましたが、ファーストチームオフェンスに主に右WR(ジェフリーのところ)で出ています。久しぶりに新人WRが活躍する年になってほしいですね。リーガーはまだCBをぶっちぎってロングTDをキャッチしたという記録はないですが、ジャンプ力を生かして高いボールを取ったり、スラントとったり、いろいろな形で使われているようです。ワトキンスとハイタワーも時々いいキャッチをしたという記事が出ています。

左WRのスターター・デショーンは34歳ですが、まだまだスピードは健在でいい感じにキャンプを消化しています。ウェンツもデショーンとのタイミングはばっちりのようです。デショーンの場合、試合にさえ出られれば活躍できることはわかっているので、体調だけ整えてけがなくシーズンに入れれば(そして怪我無くシーズンを消化してくれれば)最高です。

去年は2巡ながら活躍できなかったJJAWはジェフリーの代わりに右WRのスターターとして、リーガーと交代でプレイしているみたいです。ちょっと体重を落としてスピードアップしてきたと言ってるインタビューを見ましたが、やっぱり、NFLのCBを振り切れなきゃだめだと思ったんですかね。1年目はいまいちな活躍ぶりでしたが、捲土重来を期して頑張ってほしいです。

グレッグ・ワードはあまり目立っていませんが、ファーストチームのスロットWRとして淡々とプレイしているようです。去年の後半あれだけウェンツとタイミングがあっていたので、今年もTEと並んでウェンツの安全弁として活躍してほしいです。

4. TE
アーツもゴダートも、プレイできることはわかっているので、健康に過ごしてくれれば十分です。アーツは結構練習を免除されてる感じです。健康に過ごしてくれれば…とか言っていたんですが、ゴダートは親指にひびが入ったそうで、けがの直後は手がぐるぐる巻きになってました。ただ、今日の練習には復帰して、ジャンプボールつかんでTDキャッチとかしてたので大丈夫ですね。まぁ、シーズン始まるまで2週間くらいあればさらにくっつくので、問題ないでしょう。

5. RB
久しぶりにワークホースRBになる期待がかかるマイルス・サンダースでしたが、「下半身のケガ」で練習はあまり出てきていません。これも、シーズン始まるまでお休みということであればいいんですが。ボストン・スコットも軽いけがで週の後半の練習は休んでいます。というわけでコーリー・クレメントがファーストチームのRBになっていましたが、彼もけがで離脱し、イライジャ・ホリフィールド(イベンダー・ホリフィールドの子供)が先発という悲惨な状態になっています。彼らの「ケガ」がどのくらい本当のケガかにもよるんですが、ベテランRBを補強するかもしれませんね。ルーキーでいえば、エイドリアン・キリンスは時々名前を聞きますが、マイケル・ウォーレンは全く名前が出てきません。彼みたいなスピードがなくてごつごつ進むタイプは実戦的な練習にならないと目立たないということであればいいんですが…どちらのドラフト外ルーキーもロースターには入らないと予想しているレポーターが多いです。

では、ディフェンスに行きましょう。

6. DL
さっきも書きましたが、実践並みにタックルしていい練習ではOLを圧倒したみたいです。ファーストチーム同士の練習、セカンドチーム同士の練習で2ミニッツを模した8プレイを行ったときには、5つのプレイがサックで終わったとレポートされています。1つ目はジョシュ・スウェットがディラードを抜いてサック、2つ目はコックスが押し込んでサック、3つ目はマリク・ジャクソンがセウマロを抜いてサック、4つ目はルーキーのケーシー・トゥーヒルが左から誰にも触られずにサック、5つ目はリッジウェイが押し込んでサック、という感じだったようです。ジャクソンが昨シーズンの汚名返上に燃えているのはいい感じです。あとは、スウェットがいいと言っている人が多いです。彼は、これで、グラハム、バーネット、カリーに続く4番目のエッジの地位を確立しているよう見えます。

とはいえ、バーネットはケガであまり練習に参加できていません。グラハムとカリーの話は全然聞きませんね。二人とも流しているのかな。DTでいえば、コックスとジャクソンは好調みたいですが、今年の補強の目玉であったハーグレイブはケガで早々に離脱して、シーズンに間に合うように治療中みたいです。今年は、コックス、ジャクソン、ハーグレイブ、と3人もスターがいるので、一人かけてもまだすごいというぜいたくな感じなのでジャクソンがいなくなってがくっと落ちた去年よりダメージは少ないのでは。DTの4番目はリッジウェイがいいプレイを続けており、安泰のようです。

7. LB
全員の給料足してもコックスの一人の給料より安いと書かれているLBですが、あまり目立ってないように見えます。スターターはネイサン・ゲリー、TJ・エドワーズ、デューク・ライリーで決まりみたいですね。あとは3巡ルーキーのダビオン・テイラーと6巡のショーン・ブラッドリーがいますが、前者はまだまだ粗削りだけれども後者は即戦力という前評判どおり、どちらかというとブラッドリーがハードヒットで目立っている感じです。とはいえ、ルーキー君二人はまずはスペシャルチーム要員からスタートでしょうね。

8. CB
ダリウス・スレイはあんまり目立ってませんね。デショーンにぶち抜かれたとか、ルーキーにぶち抜かれたとか言った記事が目に付くなぁと思っていたのですが、流していると信じましょう。スレイの逆サイドのアウトサイドのCBはずっとアヴァンテ・マダックスが務めています。無茶苦茶目立ってるというわけではないですが、時々いいプレイをしたという記事は見るし、ぶち抜かれたという記事もあまり目にしないので、スターターはマダックスで確定のようです。スロットCBはニッケル・ロビー・コールマン(NRB)とストラップ(クレボン・ルブラン)の争いのはずなんですが、圧倒的にNRBがいいという記事が目に付きます。今のところNRBがスターターになりそうな感じですね。ストラップは出ればいいプレイするのに何でかあまり評価が高くないような気がします。

CBでやばそうなのは永遠の未完の大器シドニー・ジョーンズ。ケガばかりしてる印象ですが、今キャンプもけがで離脱してます。残念ですがそろそろあきらめてカットあるいはトレードされるんじゃないですかねぇ。ラスール・ダグラスは練習は参加してますが、アウトサイドはスレイとマダックスがずっとファーストチームで、ダグラスは外しかプレイできないので、ずっとセカンドチームです。今年も控えですかね。彼の出番がない状況で終わるといいんですが。

9. S
ロドニー・マクレオドは良くも悪くも記事になるようなことをしていないですねぇ。ベテランだし、流していると信じましょう。CBからポジションを変えたグリーン・ゴブリン(ジェイレン・ミルズ)はウェンツのパスをピックしたとか、時々いいプレイが出てます。カバレッジが混乱しているなんて話も今のところ聞かないので、スターターはいい感じで調整が進んでいると信じたいです。あまり言われてないことですが、ジェンキンスはボールスキルが弱かった(INTできるはずのボールを取れないのが結構目立った)ので、ゴブリンになって改善されるのは、SのINTが増えるんじゃないかな。あとは、ゴブリンとマクレオドであれば、どちらもSSもFSもできるので、プレイの幅が広がるのではと期待してます。実際、シュワルツさんもそんなことを言ってました。

Sの3番手はフィラデルフィア地元出身ウィリー・パークスがいいプレイを続けているみたいです。彼もミルズと同じく、エネルギーにあふれててシュワルツさん好みみたいなので、とりあえずSは自信だけはいっぱいあると期待しましょう。

10. ST
STですが、キッカー(ジェイク・エリオット)、パンター(キャメロン・ジョンストン)、ロングスナッパー(リック・ロバト)の話は全然聞きません。競争相手もいないし、順調に調整し続けてくれれば十分です。リターナーはリーガーが結構やってるみたいですね。最初はパントを2つマフしたという話が出てたのでちょっと不安な出だしでしたが、最近はそういう話も聞かないです。スプロールズ先生がリターナーのコーチしてくれているみたいです。エイドリアン・キリンスが結構リターナーとして練習してると名前が挙がってましたが、ロースターに入れるとは思えないので、基本はKRボストン・スコット、PRリーガーで行くのかな。

(番外編)
面白かったネタですが、ルーキーは多分練習の後でチーム全員の前で一人づつ歌を歌わされて、その様子がオフィシャルのビデオとか、プレーヤーのインスタに上がってます。いい感じだったのはプリンスとハーツかな。ブーイング食らってるかわいそうなやつもいました。今風のラップとかいい感じに歌ってればいい感じに終わるんですが、古い歌をチョイスしてる時点でやばそうな感じのルーキーも多かったですね。

あまり細かいことはフォローしきれないので書けませんが、パッドあり練習1週目はこんな感じでした。もうシーズン始まるまで3週間なんですよね。信じられません!この調子で行ったら開幕はできそうですね。

2020年8月3日

最近のイーグルスニュース:ぺダーソンHCコロナ感染

昨日8月の始まりまでのニュースを適当にまとめて、しばらくお休みのつもりでいたら、いきなりニュースが飛び込んできました。ダグ・ペダーソンHCのコロナ感染が確認されたそうです。52歳なのでちょっと心配な年ですが、元フットボーラーだし、むちゃくちゃ健康そうなので、その点はちょっと安心です。もちろん感染が確認された後は家に送り返されて、家でもマスクして、隔離状態です。彼のインタビューを見ましたが、コロナの症状は全くでてなくて、とっても元気いっぱいみたいでよかったです。いつ感染したかわらないので、コロナのテストを受け続けて、2回連続で陰性が確認されればキャンプに復帰できるようです。地元の記事では、最も早くて今週の金曜日には復帰できると書いてありました。それは早いな。速くて来週でしょうかね。

昨日書いたとおり、しばらくは筋トレ・コンディショニングトレーニング中心なので、ペダーソン親分がいなくても大丈夫でしょう。多分、トレーニングの合間に、戦術に関するミーティングがあると思うのですが、それはペダーソンもズームで参加すると言っています。彼がいないときは、デュース・ステイリー(RBコーチ)がHC代理の役をするようです。まぁ、あんまりやることもなさそうだし、大丈夫でしょう。

ペダーソン親分との濃厚接触者と判断される人も隔離されるといわれていて、誰かと思いきや、プレス・テイラーQBコーチ・パッシングコーディネーターみたいです。一緒にこもって新しいパスプレイの勉強とかしてたんですかね。QBコーチがいないのはジェイレン・ハーツにとってちょっとダメージかな。ウェンツ君やサド君に(ビッグベンやフラッコのように)いじわるされず、いろいろ教えてもらえることを願いましょう。

とりあえずは、まだまだキャンプはウォーミングアップ中みたいな段階だったのと、感染はしたけれども元気いっぱいな感じなのが、不幸中の幸いです。コーチ陣の顔ぶれを今見てみましたが、あまりすごく年って人はいない(シュワルツさんとかもまだそんなに行ってなさそうですよね)から、その点は比較的安心です。オーナーのルーリーさんはノバケアに近づかない方がいいですね。ペダーソン親分は悪化させずに、早く完治して戻ってきてほしいですね。これからも、こういう感じで突然感染者が出たりするんでしょうね。例えばシーズン中にウェンツが感染とかしたら、いきなりバックアップの出番なので、デプスも試されるシーズンになります。

2020年8月2日

最近のイーグルスニュース:8月上旬・キャンプスタート編

アメリカは全然コロナが収まっていない(東京の感染者数なんてアメリカでは誤差の範囲内みたいなもんです)ので、どうなるかわかりませんが、とりあえずキャンプ(らしきもの)が始まりました。それと関連していくつかニュースがあるので、まとめてみたいと思います。あとは、キャンプが始まるにあたってコーチ等のインタビューがありましたが、今のところあまり面白いコメントはなさそうなのでスルーしておきます。

ニュース1:キャンプのスケジュール決定
NFLとプレイヤーの代表との間で交渉が直前までまとまらなかったんですが、そろそろ決まらないとキャンプ始められないよという段階で、まとまりました。もう始めっていますが、イーグルスのキャンプは以下のように行われてるみたいです。

1日目(7月28日)
キャンプ初日。プレイヤーはノバケアに出勤。今日は集まって、皆コロナ感染のテストを受けて帰るだけのようです。ロースターですが、通常の90人というオプションと80人というオプションがあって、90人維持するためには、キャンプを2グループに分けて行わなければいけないようです。イーグルスは80人にしてキャンプは全員一緒に行うというオプションを選択しました。あまりほかのチームの動向は追ってませんが、ちょっと読んだところでは、80人のオプションを採用しているチームが多いようです。いろいろごたごたしてるのに、さらに2グループに分けて管理とか、無茶ですよね。

2-3日目(7月29-30日)
1日目のコロナテストの後で、プレーヤーは全員自宅に帰宅。この2日間は自宅でバーチャルミーティング。2日くらい帰らせないで、ノバケア・コンプレックスの近くのホテルに監禁したほうがよかったんじゃないですかねぇ。

4日目(7月31日)
プレーヤーはまたノバケア・コンプレックスに出勤して、コロナテストを再び受けて、帰宅。

5-6日目(8月1-2日)
2回のコロナテストで陰性だったプレーヤーは練習施設に入ることを許される。身体測定・健康診断。ユニフォームとかのサイズ合わせ。今日はこれやってるみたいです。

7-11日目(8月3-7日)
この週、月曜から金曜ですが、筋力トレーニング・コンディショニングが主みたいですね。毎日、60分の筋トレ、60分のコンディショニング(エアロビクス)、60分のミーティングまでしかできないみたいです。結構暇なんじゃないかな。

12日目(8月8日)
NFL全体でお休みとされているみたいです。

13-15日目(8月9-11日)
前の週と同じく、筋トレ・コンディショニング。

16-19日目(8月12-15日)
ここからが本番です!パッドなし、シェルとヘルメットだけのトレーニングです。WRとかセカンダリを見るのが楽しみですね。

20日目(8月16日)
お休み。

21日目(8月17日)
この日から、NFLでは、パッドありのトレーニングが可能になります。キャンプは9月5日までだと思いますが、そのうち練習日は14日まで、練習は3日以上連続で行ってはいけないみたいです。体鈍ってる選手も多いだろうし、最初のうちはパッドなしで行くんでしょうが、合同練習とかプレシーズンがないので、実戦感覚を養うためにはパッド入れたハードな練習やらなくちゃいけないし、スケジュールをどう組むかが難しそうです。シーズン最初のうちは例年よりさらにぐだぐだなゲームが多くなるんじゃないですかねぇ。

9月5日
ロースターを53に絞る期限。プレシーズンがないからどのようにカットが行われるかわかんないですね。

9月6日
PSにサインできるようになります。今年は16人までPSに置け、しかも6人はこれまでのPSの制限はなく、誰でも置けるようです。例年の、嘘っぽいケガでIRに落とすという代わりに使えそうです。

9月13日(日曜日)
Week 1、@ワシントン・フットボールチームです。ちゃんと開幕してほしいですねぇ。去年と同じ相手じゃないかな。またデショーンに爆発してほしい(そしてその後も活躍してほしい)ですね。

ニュース2:いきなりコロナ感染者
既に2回のコロナテストが行われたのですが、OLの要、RTレーン・ジョンソンが陽性反応が出たみたいで、隔離されてしまいました。しっかりしてくれよ、レーン。とはいえ、しばらく隔離しても筋トレ・コンディショニング期間なので、願わくは16日(パッドなし練習)あるいは21日(パッドあり練習)までに回復してくれれば問題ないです。

あとは、ネイサン・ゲリーとジョーダン・マイラタも、コロナ陽性とは公式に発表されていませんが、コロナ関連のリザーブリスト(練習できない)に入れられています。まぁ、陽性反応が出たんでしょう。ゲリーはまぁ、去年から試合出てるから、ちょっと遅れても心配はないけど、マイラタは未完の大器と言われつつ2年連続でIR入ってて、少なくともTのリザーブになれるか否かというところで、今年あたりが正念場なので、コンディショニング・筋トレでも、練習に参加できないのはちょっと辛いですねぇ。速く回復してください。

ニュース3:マーキス・グッドウィンがオプトアウト
今年は、コロナの関係で、プレイしないというオプションがプレーヤーに与えられています。呼吸器に持病があるとかでリスクが高ければ、高めの給料など、優遇措置がありますが、それ以外でも、プレイしないと宣言すると、最低限の給料(1500万円くらい)がもらえることとなります。グッドウィンの場合は、ニュースによると、奥さんが3回流産した上にやっと生まれた生後5か月の娘がいるそうで、家族のためにもどんなに小さいリスクも負いたくないということです。彼が見られないのは残念ですが、家族を大事にして、安全に1年過ごして、できれば来年健康に戻ってきてほしいと思います。

イーグルスは今の時点でオプトアウトしたのはグッドウィンだけですが、ほかのチームは結構主力級がオプトアウトしているところもあるみたいですね。ライバルのジャイアンツはLTのネイト・ソルジャーがオプトアウトしてます。彼もNE出身ですが、NEがらみの選手のオプトアウトは何なんでしょうか?頭がいい選手を集めるとこうなるのか?

オプトアウトは明後日(8月4日)まで申請できるようですが、レーンのようなコロナの感染者が身近に出てきたりすると、さらにオプトアウトする選手も出てくるかもしれないですよね。そうしたらどうやって補充していくのか、GMの手腕も問われるシーズンになります。

ニュース4:ロースター80人に絞られる
上でも書きましたが、全員一緒に練習するにはキャンプ開始前にロースターを80人に絞らなければならないということで、このニュースが出る前には、ピータースが戻ってきた時点でロースターは確か90人ちょうどだったと思うのですが、ちょうど10人減らしています。

まずは、グッドウィンがオプトアウト。アルション・ジェフェリーはいまだに足のケガからの回復中で練習できる状態ではない(健康でもないからトレードもできない)ので、予想通りPUP(Physically Unable to Perform)リスト(ケガ等で練習できない選手のリスト)に入れられました。グッドウィンもジェフェリーもいないので、大量加入のWRは頑張ってアピールしてほしいですね。

WRシェルトン・ギブソン、WRマーカス・グリーン、DEデショーン・ホール、DTアルバート・ハギンス、CBトレモン・スミス、WRカリル・テイト、CBトレバー・ウィリアムス、Cキーナン・レンダーをリリース。

カリル・テイトを除くと、どの選手も昨年からいる選手で、まぁ多分53人のロースターには残れないだろうなぁという選手だったので、しょうがないですね。これらの選手については既によく知っているので、まずは、まだ見ていないルーキー・新加入選手をロースターに残してみてみて、だめだったら、これらの選手を呼び戻すという感じなんでしょう。カリル・テイトはルーキーUDFAで、スピードのあるデュアルスレットQBをWRにコンバートするという面白そうな選手だったのでキャンプで見られなくて残念です。まぁ、まだ呼び戻す可能性はあるでしょうね。

ニュース5:ウェンツがマッチョ化(笑)
キャンプ初日は、選手がノバケア・コンプレックスに入ってくるときに、すごい車を見せつけて話題になったり(昔でいえばヘレマンス、ピータースもすごい車ですよね)、筋肉が増えてて話題になったりするんですが、なんと今年はウェンツのマッチョ化が進んでいることが話題になってました。ウェンツによると、今年は、けがもない状態(シーズン最終戦の離脱は脳震盪だったので)でオフに入れたので、筋トレがいつもよりできたということですが、筋肉増強がケガ防止に役立つといいですね。

ニュース6:元イーグルスWRジェイソン・アヴァンが臨時WRコーチとして参加
これはうれしいですねぇ。ビル・ワルシュ・ダイバーシティ・フェローシップという、名前から察するに、黒人等のマイノリティがコーチとしてもっと採用されるように、彼らの給料を出すフェローシップだと思うんですが、それを使って、2000年代後半にイーグルスのスロットとして活躍したジェイソン・アヴァンが戻ってきました。スピードはないけど、ものすごいキャッチ力があって(確かいくつかワンハンドのハイライトキャッチがあったと思います)、リーダーシップもあり、ランブロックなど地道な仕事もかなりのハイレベルで行うという、僕はとても好きなWRでした。デショーンと重なってた時期あるんじゃないかな。ちゃんとルート走れなかったり、ぽろぽろ落としたりしてるWR陣にカツを入れてもらいたいです。新WRコーチのアーロン・ムーアヘッドも評判が高いし、大量の新人WRと昨年さえなかったJJAWがどれだけ成長できるか、楽しみです。それに、SFみたいなオフェンスをちょっと導入するんであれば、アヴァンがWRのブロックのいいコーチ役になるはず。

2020年7月14日

最近のイーグルスニュース:7月上旬版

前にも書いた通り、OTAもなく、キャンプもどのようになるかわからず、プレシーズンもどうなるかわからない状況なので、あまりニュースがないのですが、久しぶりにニュースがいくつかあったので、整理しておきます。

ニュースその1:ピータース復帰
このニュースは今日飛び込んできました。イーグルスQBのブラインドサイドを長年守り続けた将来の殿堂入り候補、ジェイソン・ピータースが1年6ミリオン(3ミリオン保証)契約で復帰しました。しかも、ポジションはLTではなく、RGとのこと!前回書いたとおり、プロボウルRGのブランドン・ブルックスがアキレス腱断裂でシーズンエンドとなって以来、ピータース復帰がずっとうわさされてきましたが、バックアップの1番手プライアーあるいは即戦略ルーキーかもしれないドリスコル、あるいはマイラタ?がどのくらいできそうかをキャンプで見極めてダメそうだったらピータースにお願いするという段取りなのかと思っていました。結局早々に若手で穴埋めするプランをあきらめましたようです(スターター確約しない限りピータースもサインしないでしょうからね)。これでイーグルスのOLは左から

LT ディラード
LG セウマロ
C  ケルシー
RG ピータース
RT ジョンソン

という豪華布陣となります。右サイドはセンターからケルシー、ピータース、ジョンソン、とオールプロ3人ですよ。ピータースとジョンソンのコンボブロックを見るのも楽しみですね。これはもうサンダースは右サイドで走りまくってほしいです。とはいえ、この契約は、LTを任せられるのか不安なディラードが使えなかったらピータースを戻すという保険も兼ねているのではないかと思います。ディラードがだめだったら次のような見慣れた形(+ブルックスのバックアップ)になります。

LT ピータース
LG セウマロ
C  ケルシー
RG プライアー
RT ジョンソン

今シーズンはオフに練習時間があまりとれないことになりそうなので、新しい選手を入れずに、熟成されたメンツで行くメリットが高いと言っている人がいます。特に連携が重要なOLではその傾向が強いのかもしれません。そういうわけでプライアーとディラードという二人の新顔をスターターに入れるというリスクを避けるという意味もあるのでしょうね。

ニュースその2:デショーンがやらかしました
OTAがなかったりオフにやることがないと馬鹿なことをしでかす奴が多く出ると言っていた人がいましたが、まさにその通りの展開になりました。デショーン・ジャクソンが、静かな7月4日の独立記念日の3連休のあたりに、ヒトラーが言ったといわれる(嘘のようです)反ユダヤ人の発言をサポートするようなポストをインスタに投稿し、大騒ぎになりました。ブラック・ライブズ・マター(BLM)運動がいまだ盛り上がりを見せている中で、もちろん反黒人ではないですが、人種差別ととれる投稿を行うのは状況的に許されないでしょう。デショーンを解雇すべきだといいっている人もいましたが、数少ないユダヤ系のプレーヤーであるジュリアン・エデルマンが、一緒にアフリカンアメリカンの歴史とユダヤ人の歴史を学ぼうと助け船を出してくれたりということもあり、そもそもデショーンはお馬鹿なだけで悪意があったわけではないと思われること(それでも許されないという意見ももちろんなのですが)もあり、イーグルスも「チームに不利益をもたらす行為」と認定して罰金等のペナルティを課し、猛省を促すと表明するにとどめました。これからNFLからペナルティが下るか、世論がどう動くか、などを見守っていくのでしょう。コロナで大騒ぎしてるからすぐ忘れ去られそうな気がしますけどね。

ニュースその3:2020シーズンは観客なし?
日本では野球やサッカーが観客を入れての開催に踏み切り始めているようですが、(特に南部と西部の)州によってはコロナの感染者数がここ数週間激増しています。東部の州は状況は安定しています。フィラデルフィアは6月からレストランやバーが外のテーブルでだけ営業を認めるという状況になり、かつ7月4日の3連休に皆が羽目を外したこともあり、感染者数がちょっと増加傾向にあります。とはいえ、テキサスやカリフォルニアに比べたらかわいいもんです。このような状況下、例年11月下旬に行われるフィラデルフィアの秋のメインイベントであるフィラデルフィア・マラソンの中止が早くも決定されました。かつ来年の2月までは大きなイベントはすべて中止するようにとフィラデルフィア市からいろいろなイベント主催者に通達があったといわれております。これが事実なら、2月までのNFLシーズンはおそらく無観客で行われることとなります。どうなるでしょうか。

ニュースその4:WASのチーム名変更決定
イーグルスのネタではないですが、同じ地区のライバルで、それなりに愛着もあるので。ポリティカルコレクトネスの波には老舗のスポーツチームも抗えませんでした。チーム名を書くのも今やご法度と言われており、マスコミでは「ワシントンフットボールチーム」としか呼ばれていない某チームのオーナーが、昨日月曜日に、チーム名を変更すると正式に表明しました。これから時間をかけて新しいチーム名を決めるようです。歴史のある名前だから難航するでしょうね。ネイティブアメリカンに差別的な名前を変えろというプレッシャーはここ数年ずっとあったんですが(たとえて言うならLAのチームの名前が「LAイエロージャップス」というようなもんです)、歴史のある名前で、愛着のあるファンも多く、ファンは差別用語として認識せずに愛してきていた名前なので、チームはずっと抵抗してきたのですが、NFLストア、NIKE等スポーツグッズを売る企業がボイコットし始めたこと、大株主のFedexもチーム名への反対を表明したことで、観念となりました。DCに住んでいる友達によると、多くのファンは苦々しい気持ちのようです。僕はアメリカの差別の歴史を経験してきているわけではないので、なんととも言いづらいのですが、一時的な政治運動の盛り上がりがスポーツに影響を与えるというのはちょっと複雑な心境です。まぁ、この機会を生かして、長く愛される名前が選ばれることを祈っています(僕の友達などは「ワシントン白人ズ」みたいな名前にすればと言っていますが(笑))。

2020年6月15日

最近のイーグルスニュース:6月中旬版

オフシーズンはそもそもあまりニュースがないんですが(最近は銃を空港のX線で見つけられて捕まるとか、車に銃載せてフィラデルフィアにかかってる橋を爆走して捕まるとかいったお馬鹿なやつがあまりいないんですよね)、コロナのせいでOTA(オーガナイズド・チーム・アクティビティ)もないから、書くことがないんですよね。とはいえ、今重大なニュースが入ってきたので、いくつか書いておこうという気になりました。

ニュースその1
プロボウラーRG ブランドン・ブルックス、トレーニング中に左のアキレス腱を断裂して2020年シーズンエンドらしいです。今日の夜に入ってきたニュースです。2018-19シーズンのプレイオフのNO戦で断裂した足は右だったのでそれとは逆のアキレス腱のようです。僕も両方断裂して手術して直しましたが、アキレス腱はどうしようもないですよねぇ。2019-20シーズンもレギュラーシーズンの最終戦で肩を脱臼してシーズンエンドでしたが、2020シーズンには間に合うといわれていました。NFLを代表するガードになった選手で、今がピークなので、残念ですね。でも、早い段階でわかったのが救いです。プライアー、ハービッグ、オペタの若手のうち一人でギャンブルするか、はたまたルーキー・ドリスコルか、あるいは誰かFAで緊急補強するか、続報を待ちましょう。

ニュースその2
5月25日にジョージ・フロイド氏が警察官に殺されたことをきっかけに、全米でブラック・ライブズ・マター運動(黒人への暴力や差別の撤廃を撤廃を訴える運動)が燃え上がっています。ミネアポリスの黒人さんが多いエリアでジョージ・フロイド氏が警察官にのどを踏みつけられて死亡したのがビデオで撮られ拡散されたことをきっかけに、全米中でデモが活発になりました。フィラデルフィアも毎日大規模なデモが行われていました(今週になってちょっと沈静化しています)。そして、デモに乗じて、破壊・略奪活動も活発化し、大変な2週間くらいを過ごしました。フィラデルフィアも、ダウンタウンの高級ショップがいくつも破壊・略奪され、今もダウンタウンのお店は木の板で守られて閉店しているところが多いです。メインのショッピングストリートのVANSの店が(おそらく)燃やされ、今もその周辺は無茶苦茶ですし、街の真ん中にあるスターバックスはデモの最中に燃やされました。僕もベランダから下を見ると、近くのお店のショーウインドウが破壊されて略奪される様子が目の前で広がっていたり、すぐ下のセブンイレブンは板で守られていたのですが、何とか板をはがして侵入しようとする人がたくさんいたりと、大変な時を過ごしました。デモには、NOに移ったもののまだフィラデルフィアと縁の深いマルコム・ジェンキンスも参加していたようです。

ニュースその3
カーソン・ウェンツが、組織化された人種差別(institutional racism)に反対する意見を表明し、警察が市民に暴力をふるったときにしばしば許される権利(qualified immunity)を廃止するように議会に働きかける運動に賛同する署名を行いました。ウェンツは、何となくフットボール以外には興味なしという田舎の兄ちゃん的なキャラかと思っていたのですが、今年は子供も生まれたし、高額の長期契約も始まったし、リーダーとしての自覚が出てきたのでしょうか。

ニュースその4
ウェンツがヒューストンで合同自主練を開催。1巡ルーキー・リーガー、6巡ルーキー・ワトキンス、JJAW、グレッグ・ワードが参加していた模様。どこのQBもこういう自主練を開催しているようですね。SIの記事では、ジョシュ・アレンはステフォン・ディグスとオンラインで一緒にゲームやってるとかで話題になってましたが、それよりずっといいです。ところで、ハイタワーはどうしたんだ?

ニュースその5
その一方、フレッチャー・コックスはテキサスに保有する牧場にDLのメンバーを集めて合同練習をしていたようです。皆ケガしないように頑張れ。

ニュースその6
汚いプレイが目立つだけでなかなかブレークしないデレク・バーネットですが、以前イーグルスのDLコーチで、DCシュワルツさんと一緒にワイド9を極めたジム・ウォッシュバーンにコーチしてもらっているようです。ウォッシュバーンといえば、アンディ政権の末期に、何を血迷ったかファン・カスティーヨをOLコーチからDCに配置替えしたところ、素人DCを無視して好き勝手にDLを指揮してたことでちょっと悪名高くなってしまいましたが、シュワルツさんとは仲が良いようです。何となくどちらも言いたいことをオブラートにくるまず言う感じで、相性よさそうですよね。グラハムはずっとバストと呼ばれてかわいそうな感じのキャリアを積んできましたが、バーネットはもっといけてない仕事ぶりの割にあまり批判されないんですよね。とはいえ、そろそろブレークしないと、オプションの年が終わった後で再契約しないんじゃないかな。ウォッシュバーン様の腕前に期待です。

2020年5月24日

UDFA(アンドラフテッド・フリー・エージェント)概観

いやぁ、ドラフトが終わって、例年通りのトレーニングもないと、書くことないですね。トレーニングはバーチャルで行われているようですが、何が行われているのかは外からはわからないですね。というわけで、かなり間があいてしまったのですが、ドラフトが行われた後で、ドラフトから漏れたことでアンドラフテッド・フリー・エージェント(UDFA)になった選手で、イーグルスが契約した13人を簡単に見ていこうと思います。

僕が読んだところでは、UDFAの契約期間は3年で決まっていて、4年目にRFA(Restricted FA)になります。契約額も決まっていて、2020年でいえば、1年目は610Kドル、2年目は780Kドル、3年目は895Kドルとなっています。3年合計で2.3ミリオンくらいですね。契約期間と契約額は決まっているので、各チームが欲しいUDFAを引き寄せるために使えるのは、契約額のうちいくらを保証するか、と、サイニングボーナスの金額だけのようです。この両方を見れば、チームがどのくらいの評価をしているかがわかります。去年も保証額の大きかった3人、TJ・エドワーズ、ネイト・ハービッグ、スア・オペタ、がロースターに残っており、TJ・エドワーズはスターターになるかもしれません。というわけで、保証額とサイニングボーナスの大きい選手に焦点を当てて概観してみます。ちなみに、Rotoworldで、毎年、サインしたUFDAのランキングが発表されるのですが、今年のイーグルスは5位でした。

ルーク・ジュリガ
C、西ミシガン大学
6'3、298
保証額116K、サイニングボーナス16K
西ミシガン大学では4年間スターターで、52試合全部に出場しました。最初の3年間はRGで、最後の1年はCでプレイし、イーグルスの好きな、複数ポジションをプレイできる選手です。お父さんはイリノイでプレイした後でデンバー・ブロンコスで3年間プレイしたようです。エンジニアリングの学位を取り、ギターやドラムもプレイできるという、典型的な頭の良いセンター向きの感じですが、意外とミーン・ストリーク((ルール上許される範囲で)ダーティーにプレイする傾向)もある書かれていました。うまくいけば将来のCの競争に参加できるといいなぁという感じでしょうか。

ラクワン・ウィリアムス
DT、ミシガン州立
6'4、308
保証額100K、サイニングボーナス15K
2019年の最後のシーズンはミシガン州立大のキャプテンで、2018年と2019年にはBig 10のファーストチームに選ばれています。ランディフェンスが売りの置物系のDT(NT)のようですが、2019年には5サックを記録。それ以前の3年間も毎年2サックは記録しています。運動能力はとびぬけたところはなかったのがドラフトされなかった理由の一つでしょうが、体も丈夫でミシガン州立では42試合連続出場していました。シカゴの危ないエリアの育ちで、シングルマザーに育てられ、2人の弟といとこを銃関連の事件で失っています。NFLScout.comによると6巡と評価されていました。

ノア・トギアイ
TE、オレゴン州立
6'0、244
保証額100K、サイニングボーナス10K
アーツとゴダートがいてTEとしてロースターに食い込めるとは思えないんだけど、2020年UDFAで保証額が100Kを超えている3人の一人。背はTEとしては大きくないし、パワーもないようですが、スピード(またスピード!)があると評価されています。アンオフィシャルですが40ヤードは4.7。ファンサイトBleeding Green Nationによると、ブロックは笑っちゃうほど下手といわれています(ってことは多分アーツより下手)。ジョシュア・パーキンスの、TEだけどほとんどWRのポジションを競うんでしょうね。NFLScout.comによると7巡-UDFAと評価されています。

グレイランド・アーノルド
DB、ベイラー
5'9、186
保証額90K、サイニングボーナス15K
スロットあるいはSが適性と言われているようです。パントリターナーとしても活躍したようです。ゴブリンといい、マダックスといい、何か最近のイーグルスそんなのばっかり。NFLScout.comによると7巡~UDFAと評価されていました。

マイケル・ウォーレン
RB、シンシナティ
5'9、226
保証額57.5K、サイニングボーナス7.5K
大学時代のニックネームは「トラック」。「バス」のようでいいですね。現在のイーグルスRB陣にかけている大型RBです。スピードはあまりないものの、ゴリゴリ押せるタイプのようです。シンシナティでもショートヤーデージのコンバージョン成功率は高かったです。シンシナティでは最後の2年間はワークホースバックとして、1300ヤードくらいづつ記録。TDも2018年は19、2019年は14でした。契約額は安いですが、今のイーグルスにいないタイプなので、ベテランの大型RBを補強しなければ、ロースター入りのチャンスはあるかもしれません。NFLScout.comによると6巡と評価されていました。

イライジャ・ライリー
DB、アーミー
6'0、205
保証額50K、サイニングボーナス10K
アーミーで4年間スターターを張り、201タックル、6.5サック、7インターセプションを記録。カレッジ最高のDBに送られるジム・ソープ賞のセミファイナリストに選ばれました。タックルがよく、アウトサイド・インサイドCBとしてもSとしてもプレイできるという、最近のイーグルスの典型的なDBのタイプ。ちなみに、アーミーとネービーが毎年対戦するアーミー・ネービー・ゲームは毎年12月に、東海岸のどこかの都市で開催され、フィラデルフィアで開催されることも多いです。このゲームの週末はマッチョなアーミー・ネービーファンが大挙してフィラデルフィア中のバーを占拠するので、怖くてバーとか行けません。NFLScout.comによると7巡-UDFAと評価されていました。

エイドリアン・キリンス
RB、中央フロリダ大
5'8、164
保証額42.5K、サイニングボーナス7.5K
もう聞き飽きたかもしれませんが、スピードが売りです。それもかなりの。高校時代は200メートル走の州チャンピオンでした。コンバインに呼ばれなかったのでアンオフィシャル(つまり割り引いてみる必要がある)ですが、40ヤードは4.27秒というとんでもないスピードで走りました。ハイライトしか見ていませんが、抜けたら追いつかれません。中央フロリダ大にリクルートされると、最後の3年間は毎年700ヤード位のランを記録。キックリターナーとしても活躍しました。ワークホースバックにはなれませんが、うまくいけばタリク・コーエン(5'6、179)あるいはタイリーク・ヒル(5'10、185)のような小さいけど速い!RBを目指すことになります。NFLScout.comによると7巡~UDFAと評価されていました。

ダンテ・オルソン
LB、モンタナ
6'2、227
保証額10K、サイニングボーナスなし
モンタナでは過去2年間タックリングマシーンだったようです。2018年は151タックルで6サック、2019年は179タックルで3.5サック。2019年にはFCSの最高のLBに与えられるパット・ブキャナン・アワードも受賞しています。これぐらいの実績を残してもドラフトされないんですねぇ。大きな弱点はスピードで40ヤードは4.88でした。昔でいえばトロッターのような、ランストッパー型MLBタイプのようですね。今のイーグルスはSのコンバートのようなのばかりなので、違うタイプとして食い込めたりしないのかなぁ。NFLScout.comによると7巡と評価されていました。

カリル・テイト
WR、アリゾナ
6'2、216
保証額10K、サイニングボーナスなし
ジェイレン・ハーツに続いて、ランニングQBですが、テイトはWRへのコンバートを前提にドラフトされました。2017年にスターターQBのケガで出場機会を得ると、走りまくってスターに。最初の試合ではコロラド相手に327ヤードラン、4TDを記録したみたいです。最終的にはパス1600ヤード、ラン1400ヤード、合計26TDを記録しました。2018年はパスに重点を置いたオフェンスだったのと、けがの影響でランはなくなりましたが2500ヤード、26TDを記録。2019年はもう一人のQBと交代交代で使われたみたいです。スピードもあって、腕の力も強いみたいですが、背も小さく、パスの正確性に欠けるので、WRへのコンバートとなったようです。人望にも欠けるとか、QBにこだわっていたと書いてあるのを見かけたので人気がなく、この条件で契約できたのでしょう。外れる可能性の高い宝くじを買ったと思いましょう。

以下の残りの選手はこれまで何も読んでないので省略します。

マイケル・ジャケ
DB、ルイジアナ大ラファイエット
保証額90K、サイニングボーナス15K

プリンス・スミス
DB、ニューハンプシャー
保証額34K、サイニングボーナス9K

マナセー・ベイリー
WR、モルガン州立
保証額32.5K、サイニングボーナス7.5K

ジュリアン・グッド・ジョーンズ
G、アイオワ州立
保証額32K、サイニングボーナス7K

当面はキャンプもないので、UDFAはアピールの機会が少なくて大変でしょうが、皆頑張ってほしいです。

2020年4月29日

ドラフト終了:全ピックを概観

前回も書きましたが、ドラフトはトラブルもなく終了しました。僕は2日ぶっ通しで見るのは初めてだったんですが、さすがに3日目は天気の良い土曜日を一日つぶすのは惜しい気がしたので、パスしました。2日目は(悪い意味で)話題満載だったのですが、3日目はニーズに合った指名をしたように見えます。どんなルーキーかはまずはキャンプが始まってみないとわからないのですが、とりあえずドラフトされたルーキーたちの情報を簡単にまとめておきます。

1巡21位 WR ジェイレン・リーガー
テキサスクリスチャン大学(TCU)。5'11"で206lbです。背はあまり高くはないのですが、ハイライトを見ると、ジャンプボールをジャンプ力でもぎ取るシーンが多いです。ハイライトビデオではスピードスターという感じなのですが、コンバインでは40ヤードダッシュが4.47秒と期待されてたよりずっと遅く、格をちょっと下げました。お父さんはイーグルスでも(控えDTとして)プレイしたDTのモンテ・リーガです。スピードがあって、体は厚く、50-50のボールをとれるので、スティーブ・スミスのようになれるのではという人も多いです。(体でなく)手でキャッチすることが多いので、キャッチ力はあると思われていますが、意外とドロップが多いとも指摘されています。ただこれは、QBのプレイがあまりよくなく集中力を失った結果だといわれているので、ウェンツがいいボールを投げてやれば問題ではないことが期待されます。ジェットスイープやリターナーとしても活躍しているので、1年目のデショーンのように最初から使われることでしょう。将来的には体の頑丈なデショーンになると最高です。

2巡53位 QB ジェイレン・ハーツ
オクラホマ。6'1"、222lb。昨年のハイズマン賞ファイナリスト、つまり昨年は2番目のQBだったということです。前回散々書いたのでそちらをご覧ください。大成功すればキャム、ウィルソン、ラマーのようなデュアルスレットQBとなってウェンツを追い出す可能性あり。大失敗すればお祈りしないティーボーです。ウェンツは3年連続ケガでプレイオフは何もできていないので、もし今年も同じような状況になって、ハーツが出てきたら興奮できる(フォールズの時じゃないけど、プレイブックが全然変わって相手が準備できないから、有利に働くのでは)ことだけでも、取った甲斐がある気がします。

3巡103位 LB ダヴィオン・テイラー
コロラド大学。6’0”, 228lb。コンバインでは40ヤードを4.49で走った、またしても今回のイーグルスのドラフトのテーマであるスピードスター。家族がセブンスデー・アドベンチスト教会の信者であることから、金曜日と土曜日には運動ができず、高校ではフットボール部に所属するも試合には出られず。短距離と三段跳びの州チャンピオンにもなるが、土曜に競技会があるときには試合に出なかったそうです。大学に入ってお母さんから週末に試合に出ることを許されて急に頭角を現したそうです。これは育ちがよさそう。ドラフトの時も、誰かがイーグルスにドラフトされるたびにインスタで「よろしく」みたいな挨拶をしてて、ナイスガイぶりが際立ってました。とりあえずはウェンツのシンパ会ともいわれる(笑)聖書読書会のレギュラーとなるか?宗派が違っても大丈夫なのかな?スピードを生かした守備範囲の広さが売りで、タックルも力強いようだけれども、試合経験が少ないせいか、判断能力に難があるようです。スピードと勤勉さを生かして、スペシャルチームではしょっぱなから活躍できるでしょう。あとは、ディフェンスのスターターとなれる判断能力を身に着けられるかがテーマです。

4巡127位 S クヴォン・ワラス
クレムゾン。5'11"、206lb。クレムゾン出身のSというだけで、イーグルスファン大興奮です。でも、ドラフトされた後で、ドーキンス御大があまりプレッシャーをかけずに見守ってやれと言ってましたので、そうしましょう。カバーもまぁまぁできて、ブリッツがうまく、ハードヒッターで、ラインの近くでもプレイできるということで、最低限、去年までのジェンキンス・今年はグリーン・ゴブリンの役割のバックアップになりそうです。大学では1年目からコンスタントに活躍し、2019年は78タックル、2サック、10パスブレークアップ、2INT(1つはリターンTD)を記録、オールラウンドですね。

4巡145位 OT ジャック・ドリスコル
オーバーン。6'5''、306lb。2018年と2019年はオーバーンでRTとしてプレイ。トランスファーする前はUMassで2年間RTとLGとしてプレイしたようです。さらに、Cの練習も積んでいると言っています。スピードラッシャーに苦戦するようですが、パスブロックよりもランブロックに強く、4年間スターターとしてプレイした経験があるので、まずはGかRT(かC)のバックアップとして即戦力となれそうです。いろんなポジションを経験しているので、イーグルスの好きなタイプですね。

5巡168位 WR ジョン・ハイタワー
ボイジー。6'1''、189lb。もともとは陸上選手で、40ヤードダッシュ4.43のまたしてもスピードスターです。もともとコミュニティカレッジで陸上とフットボールで活躍していると、ボイジーから声がかかり、2年間プレイ。2018年は31キャッチ-504ヤード-6TD、2019年は51-953-14TDと成績を伸ばした。リターナーとしても活躍。ジェットスイープのランも多かった。まさに1巡リーガーと同じタイプ。ただし、トップスピードだけでなく方向転換や加速も優れていると書かれる半面、体が細く50-50のボールには強くなく、体でキャッチすることが多いらしいので、リーガーの下位互換という感じですね。まぁ、キャンプで誰が一番速いか競ってもらいましょう。5巡まで落ちたのは今年はWRの層が例年になく厚かったからと言われているので、5巡としてはとてもお買い得なようです。こういう、層が厚いといわれている年には下位からでもスターターが出るというようなデータはあるのでしょうか?数年前、エッジラッシャーの層が厚いといわれていた年に一人もドラフトしなかったのに比べて、今年のWR取りまくりは好感が持てる戦略です。

6巡196位 LB ショーン・ブラッドリー
地元テンプル大学(フィラデルフィアの市街の北のはずれの危ないエリアにあります)!6'1''、235lb。テンプルで3年間WLBスターターとしてプレイし、2019年は87タックル、8TFL、3PBUを記録。スピードはあるが、運動能力抜群というわけではなく、体も細く、タックルに難があるようなので、MLBとしてはつらいみたいです。これだけ見てるとゲリーみたいですね。ゲリーのバックアップ・競争相手になるのでしょう。

6巡200位 WR クエズ・ワトキンス
南ミシシッピ大学。6'0''、185lb。40ヤードダッシュ4.25の(またしても!)スピードスター。2018年の成績は72-889-9TD、2019年は1024-55-5TD、18.6ヤード平均でした。ハイライトを見ると、やっぱり速いですねぇ(これしか言うことないです、今年ドラフティ)。まぁ所詮ハイライトですが、サイドで50-50のハイボールをぶんどるシーンも多いので、キャッチ力はありそうです。強い相手の時に活躍できず、アラバマのトレヴォン・ディグスには完ぺきに抑えられたと書かれてますからまぁ、様子見ですね。

6巡210位 OT プリンス・テガ・ワノゴ
オーバーン。今年のイーグルスはオーバーンのタックル両取りです!珍しいですよね、こういうこと。6'5''、308lb。いろいろな記事が書かれてて応援したくなるやつです。ナイジェリアで9人兄弟の7番目として生まれ、現地で開催されたバスケットボールクリニックに売り込みのために参加したら期待通り才能を見出されて、アラバマにある高校にバスケの特待生として入学できたのが始まりのようです。夏休みにやることがないので、高校の敷地をぶらぶらしていたら、フットボールやってみないかと言われやってみたところ、全然やったことのないのにいきなりDTとして活躍し(とりあえずQBに向かって行けとだけ指示されたそうです)、フットボールの道へ。走力テストではバッシュはいて40ヤード4.6で走ったそうです。化け物ですね。フットボール初めて2年後の2017年から3年間オーバーンのLTとして活躍、完全に化け物です。昨シーズンに膝のけがをして、シニアボウルも膝の状態が完全でないので参加できず。膝の問題がなければランブロックもパスブロックもこなす素材型OTとして2巡でドラフトされたのではと書かれていました。6巡はこういう選手に使うべきという見本のようなピックです。膝が完治すればBig Vの後継のスイングタックルになれる素材ですね。

7巡233位 LB ケイシー・トゥーヒル
スタンフォード。6'4''、250lb。3-4のOLBだったようなのでいイーグルスがDEとして取ったのかLBとしてなのかわからなかったのですが、DEとして取ったといってる記事を見ました。誰かがツイッターでい指摘してましたが、HOUとPHIで活躍したDE&3-4OLBコナー・バーウィンと体形がそっくりらしいです。スタンフォードで、かつ頭のいいプレーヤーに与えられるWilliam V. Campbell賞なるものを受賞したらしいです。最終年の2019年は60タックル、11.5TFL、8サックを記録してキャリア最高の年を過ごしました。パスラッシュが売りのようですが、力が足りなくて、ランディフェンスはまだNFLのレベルではないようです。シャリーフ・ミラーのようにとりあえず1年寝かせて筋力アップさせることになるのかな。

(おまけ) WR マーキス・グッドウィン
SFと6巡を交換して20位下がることで獲得しました。SFのサラリーは高いなと思っていたのですが、契約を組みなおして1年1.35ミリオン(+1ミリオンインセンティブ)の安い契約になったみたいです。ドラフトされたときは40ヤード4.27秒で走ったスピードスターなのですが、いつもケガしてる印象です。NFLでの最高成績はSF1年目の2017年で962ヤード獲得しましたが、2019年は9試合のみの出場で186ヤードという記録でした。けがが治っていれば経験豊富なスピードスター2枚目(デショーンとどちらかはプレイできるといいなという戦略は悪くないと思います)となり、けがが治ってなかったら即カットという感じでしょうね。まぁ、キャンプを待ちましょう。

外のサイトの受け売りばかりでぜんぜん大したことはかけないんですが、それでも11人分の情報チェックするのは疲れました。せっかく楽しみな新入りがたくさん加わったんだから、キャンプあるといいですね。

2020年4月26日

ドラフト2日目:祝フランチャイズQB獲得!笑


ドラフトは、金曜日に2日目、土曜日に3日目が開催され、トラブルもなく終了しました。とりえず一番面白かった写真を、ドラフトの思い出として、張っておきます。1日目が終わった時点では、ニーズにぴったりのスピーディーなWRを指名して、おお、イーグルスはファンがもだえ苦しむようなピックばかりしてきたけど、リーズナブルな指名をするようになったのかな、と皆思っていたと思います。それは、2日目の大どんでん返しへの布石でした。

2日目、イーグルスは53位で、またしても動きませんでした。WR第2グループでは、ジェファーソンとアイユクは1巡の後半で指名され、ティー・ヒギンズ、マイケル・ピットマン(アゴちゃんの記憶が生々しいのでUSCのWRをピックするのは皆嫌だったと思います)が2巡の最初の2ピックで消えました。ラビスカ・シェノーJrも42位で消え、KJ・ハムラーも46位で指名されました。49位ではチェイス・クレイプールがPITに指名されましたが、僕にはよくわかりませんが、このWRはイーグルスがらみでは名前が挙がったことはなかったような気がします。というわけで、イーグルスが指名する53位時点では、第2グループのWRでイーグルスが興味があるとうわさされていたデンゼル・ミムスがまだ残っていました。これは、WR2枚抜きとかしたら夢があるなぁ、と思っていた人もいると思うんですが、指名したのはなんとQB!ジェイレン・ハーツでした。イーグルス関係の掲示板をずっと眺めていたんですが、ローズマン首にしろとか、もう死にたいとか、いっそのことあと8人QB指名しては、みたいな意見が盛り上がって大変なこととなっていました。

そのあとは、スピード系のWRを次々に指名したり、将来スターターになれるかもしれないLBを指名したり、OLのバックアップも指名し、CBも何人か指名し、ニーズに合ったピックを展開したと思うんですが、2巡QBのインパクトが強すぎます。このドラフトはハーツを2巡でドラフトした年として記憶されるんでしょうねぇ。

最終的には10人指名し、去年の年齢が高くてスピードがないロースターから脱却する意思をコンスタントに示したドラフトになりました。Next Gen Statsによると、ドラフトされた選手の運動能力スコアの平均はイーグルスが最も高かったようです。どのラウンドでもイーグルスがドラフトした選手のスコアは高かったです。NYJにGMとして引き抜かれたジョー・ダグラスがドラフトを担当していたときは、大学での成績重視(↔素材重視)ということがよく言われていて、実際に運動能力が一流じゃないけど大学でいい成績を残した選手が多かった(例えばデレク・バーネットが典型だと思います)のですが、ダグラスが抜けて、かつ、ここ3年のドラフトした選手のパフォーマンスがよくないこともあって、方針が変わったような気がします。どのような結果になるか楽しみです。

というわけで、ドラフティーの10人を簡単に紹介しようかと思ったんですが、長くなってきたので、とりあえずここではハーツに絞ります。

 2巡53位、ジェイレン・ハーツ
ヒューストン出身、2016年はアラバマで1年目(true freshman)から大活躍(パス:2780ヤード、23TD-9INT、ラン:954ヤード、13TD)し、カレッジチャンピオンシップまで到達。2017年もスターターとして活躍するも(パス:2081ヤード、17TD-1INT、ラン:855ヤード、8TD)、チャンピオンシップゲームの途中にトゥアに交代させられ、そのままスターターの座も失う。2018年はトゥアにスターターの座を奪われるも、SECチャンピオンシップゲームの途中でトゥアがケガで退場すると、チームを逆転勝利に導く。2019年はシニアとしてオクラホマにトランスファーしてプレイ。オクラホマでは1年しかプレイしなかったが、またしても活躍(パス:3851ヤード、32TD-8INT、ラン:1298ヤード、20TD)し、ハイズマン賞の最終候補にノミネートされた。今回のドラフトに参加したQBでは最強のデュアル・スレットQBで、ラマー・ジャクソンの活躍を受けてスターターとして上位指名されるのではとも言われていました。その他、言われていることはというと:

  • NFL選手の比較対象:ティム・ティーボー(これはまずい!)
  • 6'1''だからあまり身長は高くない。222lb。40ヤード4.59。
  • 素晴らしいintangibles(リーダーシップ等)
  • プレイが壊れても逃げながらいいパスを投げることができる。
  • いいランナー。
  • 中・長距離のパスの精度が高い。
  • リズム・判断能力がよくない。
  • 短いパスのチェックダウンとかに切り替える判断が遅い。
  • プレッシャーがかかるとパスのターゲットが見えなくなる。
  • ポケット内の動きが洗練されていない。
  • 長いパスの時のモーションが大きい。

典型的な、運動能力で勝負するデュアルスレット QBという感じです。最近のイーグルスは背が高くて腕力はあるけれどもあまり動けないピュアポケットパッサーを好んでいたように感じるので、全然逆を行った感じですね。とりあえずすぐに使えるようにはならなそうなので、すぐにQB論争を引き起こす感じではないのが救いか。この指名を完全に理解することは不可能だと思うのですが、理性的に理解しようとするなら次のように考えられます。

 ウェンツに見切りをつけたということはありえないのですが、ウェンツはルーキーだった2016年は16試合全出場したものの、それ以降は、3年連続でシーズンの最後までプレイできていません。2017年はもちろんフォールズに代わってSB制覇。2018年もレギュラーシーズン後半からフォールズに代わってプレイオフ進出、もう少しでNOに勝てってNFCチャンピオンシップに出られるところでした(ジェフリーが取ってればなぁ)。2019年はプレイオフに初出場したものの試合開始早々にクラウニーのヒットを食らって脳震盪で退場。代わりに出場したマッカウンも足のけがをしていて本調子ではなく、ロースコアゲームながらシアトルに敗退。ここで、2番手QBがフォールズくらいの選手であれば、勝てたかもしれません。それにQB1が4年中3年はケガでシーズン最後までプレイできてないんだから、また起こることを想定していいQB2を準備するのは悪くないと思います。いくつか読んだところでは、1巡で指名されたQB以外でスターターになれるくらいの資質があるといわれているのはハーツだけ(実際、ハーツ以降、しばらくQBは指名されませんでした)だったので、ここで指名しないと、フォールズクラスになれるかもしれないバックアップQBを取るのは不可能。そうすると結構余っているFAからベテランのQBをバックアップとして選ぶことになるんですが(フィラデルフィア出身のフラッコとか?)それだとお金が結構かかる。というわけで、安い値段で、信頼できるQB2を取るコストとして2巡は悪くないのかもしれません。それに、どこを読んでもハーツは人格者と書かれているので、「ウェンツじゃなく俺使え」とか絶対言わないタイプのようです。このことも、指名を楽にさせたのではないでしょうか。

 もしハーツがティーボーじゃなくてウィルソンとかキャムになって大化けすれば、ウェンツからスイッチすればいいのです。ウェンツはフランチャイズQBとして十分のポテンシャルを2017年は示しましたが、プレイオフでは何もしていなくて、アンタッチャブルというわけではありません。ベテランのQBをFAでとるルートを取れば、このようなアップサイドリスクはありえません。ウェンツからスイッチするまではいかなくても、スターターとしてやっていれるということが証明されれば、1巡で売れるかもしれません。NEがブレイディの控え(将来の後継者)をドラフトしては売っぱらい、ドラフトしては売っぱらい、を続けていたのと同じ戦略です。あるいは、WASがRG3とカズンズでやったのと同じような感じです(WASの場合は最終的にはうまくいきませんでしたが、戦略としてはよかったと思います)。

 あとは、ウェンツがQB1だとしても、ハーツも使えるという意見もありますが、どうなんだろう。2人のQBを同時に出すこともできるとか言っている人もいますが、2人のTEすらあまり使いこなせていないように見える(これまでゴダートが活躍したのは主にアーツがケガで離脱したか本調子じゃない時のような気がします)のに、QB2人とか無理じゃないかなぁ。あと、よく言われているのは、NOのテイサム・ヒルのように、時々QB1と交代して、目先を変えるという使い方ができるのでは、という人もいますが、どうなんだろ。マクナブに変えてヴィックを時々使ってた時は、マクナブはリズムが崩れると文句垂れてたし、実際、リズム崩れるんじゃないかなぁ。それに、テイサム・ヒルは何でもできるから突拍子もないプレイがデザインできるけど、ハーツは基本「普通の」デュアルスレットQBなので、テイサム・ヒルとはちょっと違います。ペダーソンは、クリエイティブプレイコーラーと言われますが、たとえばアンディ・リードとかショーン・ペイトンとかと比べると結構オーソドックスで、そこまで無茶なことを考えられるタイプじゃない気がします。まぁ、これは、僕の想像を覆してほしいです。

 2巡で(主に)控えQBというのは無茶な気がしますが、まぁ、どのポジションとっても外れる確率も高いんだから、当たったらすごいQBにかけてみるのも悪くない気がします。

 ハーツで書くことが多すぎたので、次のエントリでドラフトした選手10人をサラッと整理しようと思います。ドラフトで心を折られるというのは、イーグルスファンとしては宿命ともいえる感じなので、まだ大丈夫です。ドラフトで面白かったです。

2020年4月24日

ドラフト1日目:祝WR指名

ドラフト1日目(1巡)が終了しました。というか、あと2時間で2日目(2-3巡)が始まります。中盤まではトレードもなく、ぜんぜんトラブルもなく、ある意味期待外れでした。でも、各チームのGM・HCの部屋が見られるというのはおもしかったですね。面白かったこというと…

  • キングズベリーの部屋、白のレザーのソファで、スタイリッシュでしたねぇ。
  • ジェリー・ジョーンズの部屋も白のレザーなんだけど、期待を裏切らず、なんとなく成金風味。ヨットという噂もあったけど本当なのでしょうか?
  • トゥアが、ジャケットの内側を見せびらかしていたけど何が見せたっかったのか不明だった。
  • ブレイベルの子供(?)のもじもじ君のような謎なかっこは何だったのか?
  • アンディは期待を裏切らずハワイアンシャツ。
  • ゲットルマンが、部屋で一人だったのにマスクしてたこと(これは今日、家にITサポートがいたからだって説明してました)。
  • ドラフトされたというニュースを聞くタイミングの問題なんでしょうが、ドラフトされて喜ぶシーンがあまり見られなかったこと。
イーグルスは、14位まで指名された時点でWRの今年のBig3のうち2人(ラムとジューディー)がまだ指名されていないという、最高の展開だったんですが、15位で予想通りDENがジューディーを指名し、17位で何とDALがラムをもっていってしまい、イーグルスファンの掲示板は荒れてました。16位に上がれたらラムとれたんですが、そのためには2巡以上使う必要があるのかな。それだったら、2巡でもう一人WR指名するのもリスク分散戦略として悪くないような気がします。

結局は21位の時点では、いわゆるBig3の次のグループ(ジェファーソン、アイユク、ミムス、リーガー)は全員残っていました。これはさすがにWR取るだろというファン全員の願いがかなってジェイレン・リーガーを取りました。3年プレイして今21歳。テキサスの生まれで大学もTCU。ラムが取れたかもという思いがあって盛り上がりに欠ける指名だったんですが、とりあえず1巡でWRを取るという結果は、素直に喜びたいです。第2グループの4人ではリーガーの名前はあまり出てなかった気がするんですが、まぁ、いわゆる煙幕張りまくってたんでしょうね。トレードダウンしても取れたのではという人もいますが、トレードダウンも相手あってだし、本当にリーガーが取りたかったら21位は悪くない場所だったのではという感じです。

僕はカレッジも見ないし、そもそも選手の評価は出来ないのですが、リーガーについては以下のようなことが言われているようです。
  • 5'11''で206パウンド。小柄なスピードスターなんだけれども、デショーンより体が厚くてフィジカルな感じを受けます。誰かがどこかで主にCARで活躍したスティーブ・スミスと比べてました。
  • ハイライトを見ると速いなぁと感じるのですが、コンバインでは4.47で、株を落としました。その後でプロデイで挽回する予定だったんだけど、そのチャンスはコロナでなくなりました。
  • ジャンプ力(42インチVJ)があって、5'11''にしてはジャンプボールに強いみたいです。
  • 体でなく手でキャッチするタイプなのでキャッチ力はあるらしいんですが、スイングパスのような短いパスを、集中力の欠如か、パスを受ける前に取ってからのことを考えすぎるせいか、こぼしていたそうです。
  • デショーンのようにカレッジ時代はPR、KRとしても活躍しているので、デショーンが入団した時のようにSTですぐに使えますね。
  • カレッジでは2年目に1000ヤード超えを果たした(1061ヤード、9TD)のですが、最終年には611ヤード5TDと成績を落としたことでいわゆるWRの第2グループに入ることとなりました。これはTCUの状況がよくわからないのですが、QBのプレイが安定していなかったせいだと言っている人が多いです。
  • お父さんは2007年にイーグルスでプレイしたDTのモンタエ・リーガーです。DTのリーガーって結構最近だったよな、それで子供がもうプロと驚いて年齢を確認してみると、モンタエ・リーガーは42歳。だから21歳でジェイレンが生まれてるんですね。さすがスポーツ選手、早いな。そもそもドラフトされてる時点で子供のいる選手も結構いるし。
キャンプどうなるかわかりませんがスキルポジションの1巡は久しぶりなので楽しみです。デショーンと両翼で走りまくるシーンを想像すると嬉しくなります。イーグルスはルーキーに合わせてプレイブックを簡素化したりしないからスキルポジションのルーキーを使うのが下手とかいう人がいますが、そのトレンドを覆してほしいです。

というわけであと2時間で2-3巡が始まるんですが、残りのピックとニーズをグラフで表してみました。唯一の赤だったWR1巡が実現して嬉しいです。


結局、全然いらないというポジションはほとんどないので、あまり有益ではないですが、今日の2-3巡はWR(もう1枚!)、LB、CB、S(まだたくさん余ってますからねぇ)、OG、OTから2人とってくれればうれしいです。個人的にはWRもう1人とってもう1人はLB/CB/Sあたりだと嬉しいです。まぁ、ドラフトなんでどうなるかは誰が残ってるかという運なんですが。

2020年4月22日

ドラフト前日のロースター:ディフェンス・DB、スペシャルチーム

あっという間にドラフト前日になってしまいました。例年ならこの時期はプレイオフに向けてNBA(76ers)に集中しつつドラフトは適当に追っかけているだけなんですが、今年はほかにスポーツイベントがないのと、ブログを書き始めたのとで、例年よりドラフト関係の記事を読んでいました。とはいえ、どの選手がいいとか、どの選手が指名されそうとかはあまり興味はない、というかわからない(どのポジションにリソースを使うかというのには関心がありますが、21位くらいになると、確実に当たるスターなんてのはいないので)のですが…

今年はバーチャルでドラフトをやるということで、いろいろ面白いことになりそうです。確かEA Sportsが協力しているので、ドラフトされた選手の名前が読み上げられたりすると、多分怪しいCGの選手がステージに上がってくる映像とかが流れるんでしょうね。初めてFoxのロボットができたときに、何だこりゃとみんなで大笑いした思い出があるんですがそんな感じになるのではないかと、楽しみです。とはいえ、今週の月曜日にリハをやってみたら、1巡1位指名からトラブルが出てリハを続行できなかったなんて記事もあるので、おそらくハプニング満載のドラフトとなるでしょう。それに、多くの参加者がミュートボタンを押し忘れたとかいう、とっても初心者なミスも出たみたいです。僕も会社の会議がバーチャルに行われると、必ずミュートしないやつが数人いて、子供の声とかが入ってくるのが普通にあるんですが、ドラフトでもそういうほほえましいエピソードがいろいろ発生するのではと思います。ローズマンの家とかダグの家とか映るんですよね。そういうところも楽しみです。

それに、知らなかったんですが、指名の制限時間までにトレードの交渉がまとまらなかったりして、制限時間までにドラフト指名できなかったら次のチーム(あるいはその次のチーム)にどんどんドラフト権が行っちゃうんですね。僕が見始めてからはそういうシーンに出くわしたことはないんですが、過去にはそういうことがあったらしいです。今回は、指名が制限時間内にできなくてもおおめに見るみたいですが、ネットワークとかソフトウェアのトラブルで、数分指名が遅れたりとかが起こるとドラフトへの影響もありそうですよね。

それに例年だと、ドラフトが始まっても会社から出られてないから最初の方を見逃す(とはいえイーグルスは幸い下の方なので間に合う)状況もあったんですが、今年は自宅勤務なので、その心配もありません。久しぶりのスポーツイベントだし、みんな何か新しいコンテンツに飢えてるから、ものすごい視聴率になるんじゃないかな。

というわけで、ドラフト前に、ロースターから見たニーズの整理を終わらせてしまいます。今日は、残っているDB(ディフェンスのバック4)とスペシャルチームです。まぁ、スペシャルチームは無風ですが。これまでと同じように、ST要員とか、これは戦力として期待されてるのかわかんないなぁと思う選手は、全然わかんないので、外してあります。

CB
2019年開幕時(6人):ロナルド・ダービー、ラスル・ダグラス、シドニー・ジョーンズ、アボンテ・マダックス、グリーン・ゴブリン(IRスタート)、クレボン・ルブラン(IRスタート)
2020年現時点(6人):ダグラス、ジョーンズ、マダックス、ルブラン、ダリウス・スレイ、ニッケル・ロビー・コールマン

去年はグリーン・ゴブリンとルブランがIRスタートだったので、彼らが復帰するまではやりくりが大変でした。彼らが復帰したあとでセカンダリのプレイは多少改善したような気がするんですが、それでもダービーかゴブリンが相手のエースにつくという感じで、相手チームのエースレシーバーにけやられまくることが多かったので、相手エースWRにマンツーマンでつけるスレイを獲得しました。

今のところもう一つのアウトサイドはマダックス、ジョーンズ、ダグラスの競争ですが、ドラフト上位でCBを取るのではという人もいます。スレイは短ければ2年くらいしかエースCBの座を任せられないでしょうから、その後も考えて、若くて才能のあるCBはいつでも歓迎です。マダックスはコーチ陣の評価が高いように見受けられる一方、ダグラス、ジョーンズの2017年ドラフト組は評価が低いようです。ジョーンズについては、ローズマンが最近のインタビューで、そろそろ結果を出さなければいけない時が来ている、というような趣旨の発言をしています。ダグラスについては、トレード要員という記事が出ていました(この手の記事はどこまで信用できるかわからないのですが)。

スロットのスターターはロビー・コールマンでしょうね。マダックスもスロットできるし、2018年にスロットで活躍したルブランもいるし、大丈夫なのではという感じがします。WRと同じで、インサイドは大丈夫だからアウトサイドの人材が欲しいというところです。

S
2019年開幕時(5人):マルコム・ジェンキンス、ロドニー・マクレオド、ジョナサン・シプリエン、ルディ・フォード、アンドリュー・サンデホ
2020年現時点(5人):マクレオド、ゴブリン、フォード、ウィル・パークス、マーカス・エップス

ジェンキンスと再契約しなかったこともあり、去年からずいぶん様変わりしました。そういえば、去年の初めにはシプリエンとかいたんですよね。何回か書いてますが、LB2人でDB5人のフォーメーションが多いので、5人目となるニッケルCBあるいは3番目のSは基本的にスターターです。去年はCBにけがが多かったこともありサンデホは5人目のDBとして期待されていたと思うのですが、あまり安定して任せられなかったですね。彼を切ると補償ピックが増えるということもあり、DBのけが人が戻ってきたのを受け、シーズン途中の11月に解雇されました。

今年は、マクレオドが相変わらず最後尾でCBのポカの後始末。昨年との大きな違いは、ジェンキンスに代わってグリーン・ゴブリンがSSになるということです。緑の髪の毛や、相手のWRがミスしただけの時でも指でちっちっとかやってると頭悪そうに見えるのですが、大学時代はいろいろなポジションをこなすし、頭がいいみたいです。しかも、タックルは安定している半面、スピードに難があるから、アウトサイドでダブルムーブに引っかかるとリカバリーできない。というわけで、ジェンキンスが担った、SS兼NB兼LB役にはもってこいということでしょう。ただし、プロではずっとアウトサイドでやってきて、セーフティは初めてなので、リスクがあります。3人目のSは地元出身のパークスが期待されています。

Sはマクレオドも年齢が上がってきてますし、世代交代の準備が必要な時期になっています。よって、1巡ということはないでしょうが、ドラフト中位でとってもおかしくないでしょう。

ST
2019年開幕時:(K) ジェイク・エリオット、(P) キャメロン・ジョンストン、(LS) リック・ロバト
2020年現時点:(K) エリオット、(P) ジョンストン、(LS) ロバト

スペシャリストのメンツは全く変わりません。エリオット君は昨シーズンの11月にキッカーとしてはかなり高い(キッカーの最高は年5ミリオンくらいのようです)5年21ミリオンで契約延長しました。今年はキャンプもできるかわからないので、キッカーはエリオット君がケガでもしない限り競争相手も呼ばずに最大限エリオット君が練習時間をもてるようにするのでは。

ロバトも11月に4年の契約延長をしました。キッカーとスナッパーはセットですね。ロバトは、ニュージャージーのいわゆるジャージーショア(ニュージャージーの海岸沿いの地域)の出身で(ニュージャージー中部なのでイーグルスファン(NJ南部)もジャイアンツファン(NJ北部)もいる地域です。どっちだったんだろう)、4年前まではピザ屋で働いてたという苦労人です。契約延長した時の記者会見では、これでこの地域に根を生やして庭付きの家が持てるよと言って喜んでたのがかわいらしかったです。ロングスナッパーはどうやって評価するのか全然わからないんですが(正確にスナップした確率の計算とブロックがどれくらい有効かの分析をするんでしょうね)プロボウルまで出てしまいました。彼も、エリオット君とセットで、競争相手も呼ばないでしょうね。

ちょっと状況が違うのはジョンストンです。飛距離はばっちりなんですが、時々ポカが目立つというイメージですが、そのせいなのかな、長期の契約延長はしていません。ジョンストンは2019年で契約が切れたのですが、最低金額でテンダーされました。つまり2020年はミニマムの1年契約です。パンターにどれだけ払う気がるのかわかりませんが、1年契約で行くということはキャンプに競争相手くらいは呼ぶかもな(そうだとしてもドラフトはしないでしょう)、と思っていたんですが、この変則的な夏のスケジュールでは、呼ばないかもしれません。

というわけでポジション別のドラフトニーズを整理しておきます。
QB:ニーズ=低   あっても下位
RB:ニーズ=低   たぶん下位
WR:ニーズ=特上  上位、2人とって!
TE:ニーズ=低   あっても下位
OT:ニーズ=中   若い控えが必要
OG/C:ニーズ=中  将来のスターター候補とるか?
DT:ニーズ=低   あっても下位
DE:ニーズ=中   イーグルスですから常にニーズあり
LB:ニーズ=中   中位~下位、イーグルスですから。
CB:ニーズ=中   スレイの相方のNo. 2候補を取るか?
S:ニース=中    将来のスターター候補とるか?
ST:ニーズ=低   ドラフトはしません

というわけで、オフェンスの方がニーズがはっきりしてますね。昨シーズン点が取れていたわけではないので、WR以外ニーズが低いってのは不安といえば不安なんですが、逆に言えば、WRさえ改善されれば2017年のようなオフェンスを展開する地力はあると信じたいです。ウェンツとりあえずケガしないようにしてほしい。キープした時に頭から突っ込むのはなしで。

今回のオフシーズンはディフェンスに結構注力していたんだけど、それでもディフェンスの方がどこでもニーズがあるというのが不思議です。オフェンスのように、こいつよりいいプレーヤーは簡単には見つからない、というポジションがあまりないからでしょうね。現時点でアップグレードの必要性が全くないというのは、ディフェンスはDTとCB1枚とDE1枚のみ、つまり7人(DE1枚、LB2枚、CB1枚、S2枚、S/CB1枚)はアップグレードできるかもしれない。その一方、オフェンスのスターターを考えると、現時点でアップグレードの必要性がないというのは、QB、RB、TE2枚、C、OG1枚(セウマロは一応アップグレード可能としておきます)、OT2枚(ディラードは一応ここに入れておきます)ということで、アップグレードできそうなのは3人(WR2枚、OG1枚)しかいないからです。

明日からのドラフト、楽しみましょう!

2020年4月17日

ルーキー契約が終わったQBでスーパーボウルに行ける?

僕はプレーヤーの評価とかはプロであれカレッジであれ全然わからないので、誰がドラフトされるかという話は避けているんですが、どのチームも同じキャップに縛られるという公平な条件のもとでどのようにお金を使うかという話にはとても興味があります。最近よく聞く話として、QBがまだルーキー契約で安いうちに他のポジションにお金をたっぷり使って勝つという戦略が有効であるという話があります。わがイーグルスも、スーパーボウルはニック・フォールズで勝ったけれども、NFCの第1シードを取るにあたっては、1巡2位とはいえまだまだ安いウェンツの周りを高い(いい)プレーヤーで固めたという話には信ぴょう性があるような気がしています。

2017-2018シーズン以降、同じような戦略を取るチームが多いような感じがするのも、このような話をよく聞く背景にあるのでしょう。昨シーズンのカンサスシティも、すでにMVPまで取ったマホームズがまだルーキー契約という詐欺のような状況ですし、その前の年のラムズもゴフの契約がまだルーキー契約の最終年でした。

というわけで、2011年以来スーパーボウルに出たチーム(勝者と敗者の両方)のサラリーキャップの配分がどのようになっているかをちょっと見てみました。ソースはSporadicですので、2011年までしかさかのぼれませんでした。もっと情報量の多い他のサービスに移行しようかな。以下の表にまとめてみました。
それぞれのチームで、キャップの上位10プレーヤーのキャップ総額に占める割合がTop10という項目です。選手名などの詳細な情報は省略しましたが、例えば昨年のカンサスシティでいえば、キャップで10番目の選手がマホームズでキャップ全体の2.4%を占めています。もちろんキャップが毎年どのくらいかというのは契約をどのように構築するかに依存するのですが、トップクラスのQBであれば普通は10%を超えるので、例えば、マホームズで10%キャップを節約できれば2019年でいえば19ミリオンくらい節約になっているわけです。これは大きい。ちょうど、2019年のカンサスシティでいえばサミー・ワトキンスのキャップヒットが10.1%で、2019年のチーフスの中で1位です。つまり、マホームズがルーキー契約なおかげでワトキンスクラスのスターが一人余計に取れるわけです。

OFFというのはトップ10プレーヤーのうち、オフェンスのプレーヤーの総額。2019年のチーフスでいえば30%くらいは、トップ10人のプレーヤーのうちオフェンスのプレーヤーに使ったということです。DEFというのはディフェンスです。2018年のLAラムズは37%もディフェンスのトップ10プレーヤーに使っています。OFFの下のQB、OL、WRTはそれぞれ、QBに使ったキャップ金額、OLに使ったキャップ、その他オフェンススキルプレーヤー(WR、RB、TEの略です)に使ったキャップを示しています。DEFの下のF7とDBはフロントセブンとディフェンシブバックに分けたキャップ金額を示しています。DLとLBに分けずフロントセブンとしてまとめたのは、3-4か4-3かでエッジプレーヤーがLBになったりDLになったりするので、あまり分けることに意味がなかったからです。

過去9シーズンでスーパーボウルに出た18チームのうち、QBがルーキー契約で安かったチームはオレンジで示されており、5チームだけです。もちろんサンプルサイズがとっても小さいので統計的に何か有意なことが言えるわけではないですが、QBが安い時じゃないとスーパーボウルに出られないということはないのかな、という感じがします。とはいえ、5チームのうち3チームは最近3年なので、トレンドの始まりなのかもしれません。あるいは、マホームズ、ジャクソン、ワトソンのようないいQBが最近急に出てきたというだけの話かもしれません。それ以外の2チームどちらもシアトルで、ウィルソンがルーキー契約の時にスーパーボウル2年連続で出ました。2013年のシアトルはQBはルーキー契約だし、Legion of Boomの中心プレーヤーもまだ安い時期でDEFにお金がかかっていたわけでもなくて、反則のような感じのキャップの使い方です。

この時期のシアトルのことを考えると、ダラスはシアトルと同じような感じだったのにチャンスを逃したなぁという感じがします。ダラスも幸運にもプレスコットをウィルソン(3巡)より低い4巡でとって、DEFも結構ドラフトが当たってたので、OFFのスターをFAでとることができ、シアトルと同じようなチーム編成だったけど、スーパーボウルまで行けなかった。もちろんあの頃のシアトルのDEFとは比べようはないし、プレスコットをウィルソンと比べるのも無茶なのかもしれませんが、チームの編成だけ考えたらもっと上まで行けるチャンスがあったような気がします。もちろん、イーグルスファンとしては、ダラスが勝てないのは何よりもうれしいんですが。ついでに言うと、ブレイディのキャップがキャップ総額の10%をコンスタントに下回っていることが多いのも反則な感じです。

もう一つ考えさせられたのは、アンディ・リード(とチーフスの編成担当)の好判断です。昨年のような状況が生み出せたのも、それなりのQB(アレックス・スミス)がいてプレイオフには出れていたにもかかわらず、1巡でQBを取ってスミスをトレードに出してギャンブルに出て、大きくあてることができたからです。中途半端に強いチームであれば、さっさと(スターでない)QBを切ってギャンブルするという判断もありかなという気がします。

あとは、スーパーボウルに出ているチームのキャップ構成はチームによって全然違って、何か一般的なこと(OFFにお金をかけているチームが多い、みたいな)はいえる感じではありません。

上の表は、2016年(ウェンツのルーキーイヤー)から今までのイーグルスの数字をまとめたものです。しょうがなかったといえばしょうがなかったんですが、2018年はフォールズにお金がかかったというのが痛かったですねぇ。ウェンツがルーキー契約なのにキャップ総額の12%もQBに使っています。もちろんフォールズの給料を上げたりする判断を批判する人はいなかったんですが、フォールズがいなければ例えばエース級のWRが取れたかもしれないんです。もちろん、2018年は再びウェンツがケガしてフォールズが再び好リリーフしたので、結果的にはフォールズを残しておいてよかったという話なのかもしれないですが、シーズン初め時点での編成を考えると、このキャップが使えてたらなぁという気がします。

2020年の数字は、現時点の数字なので、今後どうなるかわかりませんが、弱いといわれているWR・TEにかなりのキャップがかかっている(16.5%というのはジェフェリー、デショーン、アーツの3人の合計で、サンダースはルーキー契約2年目なのでトップ10には入ってません)のが嫌ですね。この理由の一つは昨年ジェフリーと契約更新して2018年のキャップをこっちに持ってきたことですが、裏目に出ている感じです。アーツの契約更新も間近だし(彼ごねそう)、WRに使うキャップは少なくしたいというのであればやはりルーキーで当てるしかないような気がします。

あと、DEFのキャップヒットが意外と低いです。LBに全然お金を使っていないのと、ジェンキンスとお別れしてマクラウド意外とと安く契約更新できたこと、が大きいですね。

特に何か大発見があったわけではないのですが、いろんな数字を見てみたので、公開してみました。

2020年4月16日

ドラフト1週間前のロースター:ディフェンス・DL&LB

あっという間にドラフトまで1週間です。イーグルスも含めてNFL全体的に全然動きはないですが、各チームはドラフト候補とのオンラインミーティングとかチーム内の会議で忙しいんでしょうね。今日は、ディフェンスの、DLとLBを見ていきます。各ポジションの人数も書いておきましたが、一応名前は知ってるというメンツだけ数えたものなので参考まで、です。

DT
2019年開幕時(4人):フレッチャー・コックス、マリク・ジャクソン、ティム・ジャーニガン、ハッサン・リッジウェイ
2020年現時点(4人):コックス、ジャクソン、ジャボン・ハーグレイブ、リッジウェイ

Over the Capによると高給取りDTトップ10に3人が連ねています。どれだけDTに金かけるつもりなのか…ハーグレイブをFAで獲得し、リッジウェイも1年契約で更新しました。去年もリッジウェイが4人目でローテーションを回したので、これで確定でしょう。とはいえ、去年はジャクソンは開幕戦でケガをしてシーズンオーバー、ジャーニガンもけががち、リッジウェイも7試合出ただけでシーズンエンド、というケガの不運に付きまとわれました。あるとすればリッジウェイの競争相手となる下位指名だと思います。

DE
2019年開幕時(6人):BG、デレク・バーネット、ビニー・カリー、デショーン・ホール、シャリーフ・ミラー、ジョシュ・スウェット
2020年現時点(6人):BG、バーネット、ホール、ミラー、スウェット、ジョー・オーツマン

去年も数はいましたが、BG、バーネット、カリーの3人で基本回した感じ。カリーは再契約しませんでしたので、今年は3人目が誰になるか。3人のスターを抱えるDTのうちジャクソンを回す可能性もあります。そうであればスターターは確定ですね。とはいえ、シュワルツさんはヘビーローテーションしまくるので、バックアップも重要です。去年は赤シャツ扱いだった4巡ルーキー、ミラーは今年は使うでしょう。スウェットもバックアップとしては使えそうな感じのする2019年シーズンでした。ドラフト外上がりのオーツマンはプレシーズンでは好調だったんですが、Lincで行われた公開練習中にACLをやってしまいシーズンエンド。時間的にはもう治ってるはずなので、今年はバックアップとしては期待できるでしょうか。BGもキャリアの終わりが見えつつあるし、バーネットもなんだかんだ言って1巡で当たったという感じではないので、気に入ったプレーヤーがいるのであれば、上位指名もあり得ます(ブーイングの嵐でしょうが)。

LB
2019年開幕時(6人):ナイジェル・ブラッダム、ザック・ブラウン、TJ・エドワーズ、LJ・フォート、ネイト・ゲリー、KGH
2020年現時点(5人):ゲリー、エドワーズ、ジャタビス・ブラウン、アレックス・シングルトン、デューク・ライリー

LBは大きく様変わりしました。イーグルスはジェンキンスをLBのように使うニッケルが多いのでLBのスターターは基本2人ですが、去年のスターターであったブラッダムとKGH両方ともいなくなりました。シュワルツさんが来て以来LBの中心でシュワルツさんと通信する役割を担っていたブラッダムと契約延長せず、KGHも昨シーズン後半に脳震盪を隠してプレイしていたことがきっかけで気まずくなってそのままFA行き。去年は3人目のLBであったゲリーが中心になる感じですが、何となく、タックルミスが多い感じがするので大丈夫かな、という感じです。とはいえ、コーチ陣のコメントを見ると、彼を信頼している様子なので、基本的にシュワルツさんと通信するのは彼になるのでしょう。2人目はFAでとったブラウンか。去年は基本的にST要因だった(ような気がする)エドワーズ、シングルトン、ライリー、のうち誰かがベースディフェンスで3人目のLBとなる、というので大丈夫なのかな。DTを補強して真ん中はランに強くなったと信じて、LBは身軽な比較的安い連中で大丈夫という戦略に見えますが。

では、これまでニーズから考えてきたドラフトの優先度をまとめると以下のようになります。
QB:ニーズ=低、あっても下位
RB:ニーズ=低、たぶん下位
WR:ニーズ=特上、上位、2人とって!
TE:ニーズ=低、あっても下位
OT:ニーズ=中、若い控えが欲しい
OG/C:ニーズ=中、将来のスターター候補?
DT:ニーズ=低、あっても下位
DE:ニーズ=中、イーグルスですから常にニーズあり
LB:ニーズ=中、中位~下位

2020年4月11日

ドラフト2週間前のロースター:オフェンス・ライン

日本でAll or Nothingがストリーミング開始されると聞きました。こっちでは2020年の2月7日にストリーミング配信されたのですが、結構宣伝していました。下の写真は、フィラデルフィアのダウンタウンのスクリーンで宣伝されている様子です。

All or Nothingではグラハムのいいひとぶりが目立ってますね。

前回に引き続いて、2019年シーズン開始時のロースターと現時点でのロースターを比べることで、ドラフトでどのポジションが指名されるかを簡単に見ていきたいと思います。もちろん、ドラフトの結果は、どんな選手がドラフトの対象になっているのか、ほかのチームがどんな選手を取るかに大きく依存するので、チームのニーズを見たからドラフトの結果が確実に予測できるわけではない(特にBPA(Best Player Available)戦略をとればとるほどニーズから予測はできなくなる)ですが、参考までに。

OT
2019年開幕時:ジェイソン・ピーターズ、レーン・ジョンソン、Big V、アンドレ・ディラード、ジョーダン・マイラタ
2020年現時点:ジョンソン、ディラード、マイラタ

長きにわたってイーグルスのLTを務めてきた将来の殿堂入り候補、ピーターズと再契約しませんでした。ピーターズはまだFAとして残っています。10ミリオンくらいを望んでいるとか。けが人が出たチームとかドラフトで即戦力取るつもりが当てが外れたチームとかが来るのを待っているんでしょうね。Big Vも5年50ミリオンという巨額の契約でデトロイトに移籍しました。Big Vのような下位でドラフトした選手が、だんだん成長して、巨額の契約を勝ち取って巣立っていくのは見ていてうれしいです。

イーグルスは2019年のドラフト1巡で、ピーターズの後継者になるディラードをドラフトしましたが、OTのバックアップは左右どちらでもBig Vなので、出番はあまりなかったです。ゴール前の押し込みパッケージでTEとして出てたのはけっこう覚えてますが。ルーキーだし。カレッジでもLT専門だったようなので、混乱しないように、LTの練習しかさせていませんでした。複数のポジションをクロストレーニングさせるのが好きなイーグルスとしては意外だなと思ってました。ピーターズは細かいけがで結構休むので、出番はコンスタントにあると思っていたのでしょう。しかし、LTしか練習していなかったのが災いしたのか、11月のシアトルのゲームでは脳震盪で出られないジョンソンに代わってRTとして先発したのですが、パフォーマンスが悪かったせいか、途中でBig Vに代えられてしまいました。というわけで、ピーターズに代えていきなり独り立ちできるか不安な面もあるんですが、1巡でとってずっと寝かせておくわけにはいかないので、こうなるだろうとは思ってました。

昔の、スターターのケガでウィンストン・ジャスティスをLTで先発させたらオシに6サック浴びた(チーム合計では12サック浴びた)ゲームを覚えてる人もいるでしょうが、最近はとにかくOTではリスクをさず、危ないやつは決して試合に出さないという態度で臨んできていました。しかし、ドラフト1巡で、しかもトレードアップまでしてとったんだから試合で使わないと、戦いもせずにドラフト敗北を認めるようなものなので、使わないわけにはいきません。左からのサックは増えるかもしれませんが、そこはTEつかってヘルプするなりして、何とかしのいでほしいです。

というわけでスターターは確定。例年では2人はバックアップがいるのですが、去年もマイラタをIRに入れてしまいました。彼も、ポテンシャルだけを見て育て続けるわけにはいかないので、そろそろ、IRに落とさずに、バックアップを任せるか、それすらできないならあきらめる時期に来ているのではと思います。そうだとしても、バックアップがもう一人必要です。スターターがこの二人で行けるのならスターター候補はいらないので、下位指名でしょうね。あるいはOGバックアップも兼ねるなら中位も十分ありえます。

OG/C
2019年開幕時:ジェイソン・ケルシー、ブランドン・ブルックス、イサック・セウマロ、マット・プライアー、ネイト・ハービッグ
2020年現時点:ケルシー、ブルックス、セウマロ、プライアー、ハービッグ、スア・オペタ

ケルシー、ブルックス、セウマロのスターター3人は安泰。バックアップも去年の一番手のプライアーが残っています。ブルックスは肩のケガが手術が必要なことからでシーズン終盤に離脱しましたが、2020年のシーズンには間に合うといわれています。ブルックスに代わってプライアーが先発していましたが、まずまずだったので、バックアップ一番手は引き続きプライアーになるはずです。その次はハービッグ、オペタの2019年ドラフト外コンビの成長次第です。スターターのうちケルシーとブルックスはまだまだ数年はやれそうとはいえ、30代になっていて、けがも怖いので、1巡ってことはないでしょうが、いい選手が取れるなら上の方でとる可能性もあると思います。ラインマンコレクターのイーグルスですから。

というわけでこれまでのまとめをするとこんな感じです。歯切れが悪くてすいません。
QB:あっても下位
RB:たぶん下位
WR:上位、2人とってほしい
TE:あっても下位
OT:中位~下位
OG/C:中位~下位