2020年12月8日

QB交代:NO戦ハーツ先発!

 先週のGB戦は、まぁ予想通り30-16で負けましたが、Q3の途中でついにQBが、今シーズン絶不調のカーソン・ウェンツから2巡ルーキー・ジェイレン・ハーツに交代しました。交代するまでのウェンツは15回投げて6回成功の合計79ヤード、TDもインターセプトもなくQBレーティングは57.4で、交代させられてもしょうがない数字でした。79ヤードとはいってもそのうち一回はGBのカバレッジが崩壊して41ヤードのパスを通したもので、このパスも、ちゃんと投げれていればTDまで行けたのにショートしてしまったというものでした。このプレイに象徴されるんですが、とにかく簡単なパスがきちんと通らないので、交代は仕方ないなぁという感じです。

交代して出たハーツも、数字だけ見ると12回投げて5回成功、合計109ヤード(QBレーティング67.7)、4thダウンプレイからきれいなTDをとりましたが、最後は、パスの際にラッシャーの腕があたり、INTもしてしまいました。ランはさすがで5回走って29ヤード獲得しました。ルーキーのランニングQBにありがちな、ターゲット1-2人があいてなかったらもう走るという感じでしたが、ウェンツよりは簡単パスはちゃんと通している感じがしました。フルガムが完全にオープンになったバックショルダースローでひどいドロップをしなければパスの成績ももう少し高かったでしょう。

地元の記者がハーツのプレイだけを編集したビデオを作っていたので、張っておきます:

https://www.youtube.com/watch?v=VZ0JAhp4Nfw&ab_channel=JimmyKempski

試合自体は、ハーツに交代した時の20-3のスコアからハーツからワードへのTDで20-9になり(エリオット君がまた外しました。大丈夫かな…)、その直後ディフェンスがストップした後でジェイレン・レイガー(ロモがレイガーって読んでいたので日本語表記をレイガーに変更します)のパントリターンTDが飛び出して20-16まで追い上げたものの、それまで何とか耐えていたディフェンスが70ヤードのTDランを食らって万事休すという展開でした。ハーツのプレイだけで追い上げたわけではないのですが、久しぶりになんかワクワクする試合でした。

もちろん、試合後は次のNO戦QBをどちらにするかという質問がペダーソン親分に浴びせかけられました。彼は水曜日の記者会見まで一人でじっくり考えるといっていましたが、今日、次戦の先発はハーツにすると発表されました。これでウェンツはイーグルスでは見納めというわけではないと思うのですが、大きな転換点を迎えたような感じです。

そのほかのトピックとしては、OLも若返りが進んでます。GB戦はLTがマイラタになり、GBの強力なラインに対して悪くないプレイでした。ピータースはRGに回ったのですが、ケガ(?)で途中で引っ込み、ハービッグに代わり、そのまま試合の終わりまでハービッグがプレイしました。ピータースもベンチに下げられたといっている人もいますが、どうなんでしょうか?ピータースも見限ったということであれば、次戦のOLは左から次のようになります。

マイラターセウマローケルシーーハービッグ(プライアー?)ードリスコル

GB戦はラインの右側がひどかったので、ハービッグ&ドリスコル君でいくかわかりませんが、フレッシュなメンツになっていい感じです。

WRはさえないプレイが続くジェフリーが何でプレイし続けているのか、と言われていますが、もう完全に先を見据えたモードにシフトチェンジするのであれば、ジェフリーも下げて、フルガム様、ワード、レイガー、ハイタワーでいってほしいと思います。ケガして離脱して以来忘れ去られている感じですがワトキンスも出してほしいですね。

というわけで、次戦のNO戦は、正統派QB同士のブリーズ対ウェンツのはずが、テイサム・ヒル対ハーツという色物QB対決になり、かなり楽しみになってみました!QBとRBで走りまくってほしいですね。

ところで、別にたくさんの人がコメントしてくれるわけではないのですが、コメント用のウィジェットを気に入っているDisqusに変えてみました!コメントしていただけると嬉しいです。

2020年11月30日

Week 12: Seattle戦プレビュー

前回のポストはWeek 3だったのか…NFLってシーズンオフはシーズンはまだかまだかと考えてるので長いんですが、シーズンは始まるとあっという間に終わってしまいますね。今年のイーグルスはしょうもないシーズンとなっているので、多くの人の興味は、シクサーズに移っているように感じられます。今年のシクサーズはチーム編成の責任者がGMのエルトン・ブランドから新しくプレジデントになったダリル・モーリーに代わって、ファンが納得のいくチーム編成を次々に行っているので、久しぶりに盛り上がってます。具体的には、ブランドが昨年FAでサインしたハーフォードとリチャードソンを放出してリーグ屈指のシューターであるセス・カリーとダニー・グリーンを獲得したことがファンに高評価されています。2大スターのエンビード(シュート力はあるけどセンターです)とシモンズ(外のシュート僕(3Pシューターです)より下手)は両方とも中で勝負するタイプなので、シューターでこの2人を囲むのが普通のチーム編成だと誰でも思うんだけど、去年のブランドは何を思ったか、センターのハーフォードとシュート力はあるけど純粋なシューターではないリチャードソンをとって、案の定、チームは機能しませんでした。何でこんなことを書いたかというと、今年のシクサーズの動きを見てGMは重要だというのを改めて感じさせられたからです。エルトン・ブランド、フィラデルフィアの中心部のコーヒー屋で出くわしたことがあるんですが、コーヒー屋のバリスタさんたちともフレンドリーに会話していたし、いい感じの人でした。とはいえ、チーム編成責任者としては?でした。

では、本題に戻って、わがイーグルスはどうなっているかというと、前回のポストの時には2連敗でシーズンが始まったとこでした。その後、何があったかというと、ウェンツのプレイがあまりにひどいのと、そのくせNFC東のレベルがものすごく低いために負けが込んでも一応地区首位争いしちゃってるので、再建モードにも入れないという、どうしようもない状態となっています。今日はシアトル戦ですが、今日を含めて、この先数週間は勝てなさそうな相手が続くので、もう早めに再建に入ってもいいんじゃないと考える人も多く、不穏な感じになっています。では、いくつか最近の動きを、まとめてみます。

1.ウェンツの歴史的な落ち込みは何で?
ウェンツの各シーズンの成績を表にまとめておきます(wikipediaからとりました)。
見ての通り、2020年の成績(最後の行は16試合換算した数字です)はひどいもんです。これは何でなのか?OLがけがだらけでパスプロが持っていないからとか、ケガして以来モビリティが失われたからだとか、(ジェフリー、ショーン、アーツ等がけがで離脱して)刷新されたレシーバーとのタイミングが合わない、あるいはレシーバーを信頼できてない、長期契約結んで今シーズンは結婚して子供ができたので、フットボールに集中できていない、ハーツがドラフトされて精神的におかしくなった、等いろいろな仮説が提示されていますが、よくわかりません。特にひどいのは、重要なところでむちゃなリスクをとってターンオーバーになるケースが多いことです。今のペースでいくとターンオーバーの合計は16試合で29個に到達します。OLが持たないのはしょうもないとして、5年目なんだからそれくらいのリスク管理はできないのでしょうか?重要な問いは、このスランプが一時的なもので例えばOLが安定したらまた2017年のような輝きを取り戻せるのか、今シーズンはだめでもプレイし続けたほうがいいのか、それとも1試合くらい頭を冷やさせたほうがいいのか、それとももうウェンツ壊れちゃったのか、といったところです。個人的には、こんなひどいプレイを続けててもスターターにとどまれるというのはチームの士気を下げると思うので、一度ベンチを温めさせるほうがいい気がします。

2.ハーツ出る?
ウェンツの不調と関係してますが、どうせ今シーズンはもう捨てシーズンなんだからハーツ試してもよくない?という機運が盛り上がっています。今週の記者会見でペダーソンが「ウェンツはまだスターターなのか」という質問に対して、なんかクリアでない答え方をしたことや、ハーツがスターターと一緒に練習しているというレポートが出たりして、ハーツ試すんじゃないかという機運が盛り上がっています。今日の見どころの一つです。僕はカレッジをとか全然見ないんですが、カレッジをよく見てる人は、だいたいハーツはプロのQBとしては通用しないと言ってる人が多いように見えます。そういうもんなのかな。キャパニックも短期間だけだけど通用したじゃん、ジャクソンもそういわれてなかったのかな、とか考えてしまうので、プレイさせてみないとわからないと個人的には思ってます。

3.OLというかピータースどうするの?
これもペダーソン親分の記者会見のまずさが出ているんですが、先週の試合でLTのピータースのプレイがボロボロだったので、記者がピータースあきらめてマイラタ使ったほうがいいんじゃないと質問したところ、ペダーソン親分はピータースがLTだと言い切った数日後、今日の試合はマイラタがLT、ピータースはRGになるという記事が出ました。これはうれしいですね。マイラタが長期的にLTとして通用するのか見極めなくちゃならないし、試合に出続けることで上達も期待できます。RGはピータースでもいいし、彼がうまくガードに適応できないならハービッグでもプライアーでも構いません。

4.OL崩壊し続ける
足首のけががあるにもかかわらずだましだましプレイしてきたLJですが、さすがにギブアップしました。来シーズン完璧な状態で復帰するために手術するみたいです。というわけでシーズンオープナーのLTもRTもいなくなりました。RTはドリスコル君かな?OLの予想ラインナップは、左から:

マイラタ セウマロ ケルシー ピータース(?) ドリスコル

という感じと思われます。マイラタにとっては、LGが頼りになるセウマロってのは大きいですね。マイラタ&プライアーのコンビでは目も当てられない感じでしたから。ドリスコル君も、これで経験を積んで、将来のRTとなれるのか、注目です。それにしてもマイラタがLTになったらすでにバストっぽさを漂わせているディラード君はどうするんでしょうか。あのパワー(不足)でガードあるいはRTになれるようには見えないけど…

5.誰が権力持ってるの?
ペダーソン親分は、記者会見で断定的に答えて、その数日後に全く正反対の動きがあるというケースが多いです。これは、ペダーソンが適当に答えているからなのか(そういうタイプには見えません)、ペダーソンが単にあんまり考えないで答えているのか(個人的にはこれな気がします)、ペダーソンの決定をローズマンあるいはルーリーが覆しているのか(こう言っている人も多いですが、ゲームでだれを使うかはさすがにHCに任されてるんじゃないかなぁ)。あと、ペダーソン親分が誰をゲームで使うかについて最終決定権を持っていると仮定して書きますが、ペダーソンはベテランを長く使いすぎですよねぇ。ピータースもそうだし、スプロールズもかなり長く使ってたし。あと、グレッグ・ワードに代表されるんですが、PSのプレーヤーを使うのが遅いですよね。

これに関連して、今週のニュースで、オーナーのルーリーがハーツを高く評価していた、という記事がありました。これまでのルーリーの行動(GMとHCを決めた後はすべての決定は彼らに任せてシーズンが終わるまで口は出さない)からするとそんなことないんじゃないかなぁという気もしますが、ルーリーがハーツをドラフトしろと言ったり、ルーリーが気に入っているということを忖度してドラフトしたんだとしたら、例の名前がないチームみたいじゃないですか!ハーツのドラフトはかなり議論を呼びましたが、今でも個人的には、ウェンツがけがばかりするけど、フォールズのような勝てるQBを控えに置いておくだけのお金はないしいいQBを説得できやしないので、控えだけどいざというときには勝てる安いQBを置いておきたいとローズマンが考えたと思ってます。まぁ、チームがごたごたしているとこういう憶測っぽい話がいろいろ出てくるんですよね、ということにしておきます。

6.フルガム様
最初の5試合くらいセンセーショナルな活躍をしたフルガム様はちょっと勢いが落ちてきてますね。対策を練られたとか言われていますが、シアトルはスタッツで見るとパスで結構やられているようなので、再びの活躍を期待したいです。

7.ハワード出るの?
ハワード、出るんですかね?イーグルスって、ゴリゴリ押す系のRBを軽視しているように見えるんですが、ゴリゴリのRBがいたときの方がオフェンスが効果的な気がするんだけどなぁ。2017年のブラントとか。でも、ハワードあるいはサンダースとハーツのゾーンリード見たいですねぇ。

8.スレイ様の逆側
淡々と一人で期待通りの活躍をしているスレイ様、今日はロケットとメトカーフのどちらをつぶしてくれるんでしょうか。スレイ様がつかずにマダックスがついた方を徹底的に狙われる様子が今から目に浮かびます。仲が悪かったパトリシアが首になってうれしそうでした(笑)。

まだまだ見どころはあるんですが、とりあえずこの辺で。シアトルには勝てないんですよね。勝てそうなときがあっても勝負所でウィルソンの崩れビックプレイで心を折られるケースが多いような気がします。今日もそうだろうなぁ。

2020年9月27日

Week 3: Cincinnati Bengals戦プレビュー

 もう日曜日の試合2時間前になってしまいました。特に負けが込んでてイーグルス関連のニュースを追いまくる気力がわかない時には、週2回プレビューとレビューを書くのは難しいですねぇ。来週から頑張ります。通常であれば、僕の住んでいる周辺は、テレビを流すバーがイーグルスのユニフォーム着た人たちで満員になってにぎやかなのですが、かなり静かです。コロナのせいで、バーやレストランがあまり客を中に入れられない上、通常のバーのように立ったままの客を入れることが禁止されているので、多くのバーは外に向けてテレビを置いて、お客さんは外のテーブルに座ってテレビを見ています。これじゃああまり盛り上がらないですよね。多分イーグルスの成績がしょぼいのも関係していると思います。

まずはさっと先週の試合を振り返りますが、最終スコアは37-19、ハーフタイムの時点では21-16で、競っていたように見えるんですが、力負けという感じです。こっちのキーとなるプレイは最初のドライブでいきなりサンダースがファンブルしたことで勢いをそがれたというのと、オフェンスがス進み始めて、追い上げムードが高まったところで、ウェンツのエンドゾーンへのインターセプト、の2つでしょう。ラムズのディフェンスがそんなに良かったとは思えませんが、過去の試合のように打ち合いに持ち込めなかったので今回は負けたという感じです。ラムズのオフェンスの方は、スーパーボウルでぼろ負けした後で、どのチームもどうやって守ったらいいかわかったみたいに書かれていて、実際、去年はオフェンスがすぐれなかったように記憶しているのですが(間違っているかも)、先週の試合は、ラムズ(マクベイ)らしい、ランを主体としつつも、モーションやエンドアラウンドを多用してディフェンスを混乱させる、独創的なオフェンスでした。若返りをした(支出をケチった)イーグルスのLBとSが翻弄されたような感じです。まいりました。イーグルスはというと、相変わらずウェンツがさえないですねぇ。エンドゾーンでのインターセプトがなければ少なくとも競ることができたのになぁ。とりあえず点を取りたいところで、ファーストダウンで、いきなりあそこに投げ込むのはやめてほしい。しかも、レシーバーはこれまたさえないJJAWで、何か、ウェンツとJJAWの調子の悪さを象徴するプレイでした。とりあえずユニット別に簡単に書いておきます。

QB 評価C
ウェンツは簡単なスローも正確に投げれていませんし、状況に合わせてリスク管理をするということもできていません。先週の反省で、OLの状況を考えて持ちすぎはしなかったし、珍しく投げ捨てもしたことは評価できますが、あのインターセプトはなぁ。最終的には2INT-0TDでした。でジェイレン・ハーツがアクティブになって、デコイとしてですが、オフェンスに参加しました。基本、ウェンツの右(RBは左)に立ってただけですが、まぁ、シーズンを通じていろいろ仕込んでいくための最初の一歩と思いましょう。

RB 評価C
サンダース、最初のドライブでのファンブルはいけない。大学の時もボールセキュリティに問題があるといわれていたし、ルーキーシーズンも、最初のうちはボールセキュリティの問題があったのですが、シーズンが深まるにつれその問題はなくなりました。ということで、キャンプやプレシーズンに出られなかったので、試合勘が鈍っていたと考えておきます。それを除けば、OLが満身創痍の状況で20キャリーで95ヤードは立派です。

WR/TE 評価C
JJAWのプレイはダメでしたねぇ。今年のホリンズ君みたいな感じです。WR・TEはまんべんなくボールが回っていました。リーガーもいろいろな使われ方をして、今後に期待が持てる感じだったんですが、ケガで離脱です…

OL 評価B
セウマロもけがで離脱して、Gは両スターターがいなくなりました。かわりにプライアーとハービッグがプレイしてます。そのうえLJも手術から回復中ということを考えると、よくやったと思います。

DL 評価D
うちのディフェンスはDLにお金をかけまくっているので、彼らがプレッシャーをかけてくれないと、どうしようもありません。サックはグラハムの1つだけでした。

LB 評価D
特にゲリー、ラムズのモーションに翻弄されまくってた感じです。軽量級のLBで、タックルに難はあるけど動きのあるプレイへの対応を買われているわけですから、こういうゲームで左右に走りまくって止めてくれないとどうしようもないですねぇ。

DB 評価C
ゴブリンにもLBと同じことが言えると思います。スレイは期待通りウッズを消してくれたように記憶してますが、クップにいいようにやられました。マダックスはこういうすばしっこタイプのレシーバーには比較的相性が良いというのは一般的な認識だと思うんですが、格の違いを見せつけられた感じです。

ST 評価B
ファンブルリカバリーは大プレイです。その他も目立ちはしませんでしたがよくやっていたと思います。

コーチング 評価C
オフェンスの方は何とかウェンツにリズムをつかんでもらおうとしていた感じですが、うまくいかなかったですねぇ。ディフェンスは、シュワルツさんが、作戦失敗したと認めてました。曰く、シンプルな作戦にして反応よく守る予定だったけれどもシンプルすぎて圧倒された、途中からもう少し複雑な作戦に変更したらディフェンスがよくなったのだけれども、作戦を変えるのが遅すぎた、とのことです、もっとゴフにプレッシャー欠けられないと、どうしようもなかった気がします。

というわけで、かなり意気消沈している日曜日ですが、今日はベンガルズがLincにやってきます。4年ぶりとのこと。コーチも変わって、バロウを取って、前回とは全然違うチームとなっています。どちらも2敗しているので、負けられません。

ポイント1:ウェンツ大丈夫?
そろそろ5年目らしいプレイを見せて、批判を黙らせてほしいところです。

ポイント2:バロウにプレッシャーかけられるか
コックスは出るらしいです。なんか毎回書いてますが、今回も新人QBなのでプレッシャーをかけてミスを誘発してほしいです。とはいえ、結構モバイルなんだよなぁ。

ポイント3:AJ・グリーン対スレイ
とりあえず、スレイにはグリーンを消してほしいです。あとは、先週やられたマダックス、ロビー・コールマンが先週よりいいプレイしてくれるといいけど…ジョン・ロスの一発が怖いなぁ。

ポイント4:ハーツ何かする?
今週もハーツがアクティブになっています。うちら、もう後がない状況なので、何かいい状況があったらスペシャルプレイでも出すでしょうか?

ポイント5:WR奮起する?
残念ながらリーガーは数週間離脱となってしまいました(いつケガしたんだっけ?)。ジェフリーも練習に復帰したらしいですが、試合に出られるのは数週間先のことらしいです。というわけで、WRはデショーン、JJAW、ワード、ハイタワーに加えて、PS上がりのバーネットという布陣となります。バーネットが驚きの活躍とかしてくれないかなぁ。

予想
今週も外れそうですが、接戦の勝利を予想しておきます。こっちも2敗しているとはいえ、再建が始まったチームに負けるチームとは思えないんだけどなぁ。今日負けると、スーパーボウルからのベテランを引っ張っり続けてきたチーム作りも限界という感じになるかもしれないですね。これで再建に2-3年かかるとしたら、ウェンツどうなるのかな。

2020年9月20日

Week 2: Los Angeles Rams戦プレビュー

あっという間に試合まであと1時間です。今日はホームオープナー。例年であれば、週末に向けて町中が盛り上がるんですが、コロナと、今週急に寒くなった(今12度くらいです)ことで、静かですね。SEPTA(フィラデルフィアの公共交通会社)も通常であれば、バスや地下鉄にイーグルスを応援する絵がペイントされ、街灯にもイーグルスの応援するのぼりが掲げられ、バスの行き先を表示する電光掲示板にも「Go Eagles!」という表示がしょっちゅう出てきて行先がわかりづらいんですが、そういう動きもあまり激しく行われてないようです。Lincには入れないにしても、外の駐車場で朝から行われる名物のテールゲートパーティーは実施されるのかなと思っていたんですが、人が集まってコロナ感染が拡大することを恐れてでしょう、今日は駐車場は立ち入り禁止となり、Lincに行く道も規制がかかっています。ということで、例年に比べて静かなシーズンオープナーですが、それでも今週はイーグルスのTシシャツを着ている人は多かったです。頑張りましょう。

超適当に済ませてしまった先週の試合のレビューですが、これからはユニット別にA-Fで評価してみようかなと思います。Cが平均です。そういうフォーマットがあった方が書きやすいので。とりあえず先週のWeek 1の評価だけ、書いておきます。コメントは書く余裕がなくてすいません。

QB 評価D
OL 評価C
WR/TE 評価B
RB 評価C

DL 評価C
LB 評価C
セカンダリー 評価B

ST 評価B
コーチング 評価D

こんな感じかな。17点はとったんですが、ウェンツとコーチングにDを付けてみました。

では、あと1時間で始まるラムズ戦です。いくつか試合のポイントを。

ポイント1:ウェンツ落ち着け
先週は、出だしは絶好調だったのですが、前半の2分を切ったあたりからリズムが崩れ、17点のリードもあったのにボール持ち続けてビッグプレイを狙い続けてはサックされ続けるという、5年目とは思えないプレイぶりを披露しました。この1週間ファン、メディアから批判され続けてきたのですが、まだシーズンは始まったばかり、汚名挽回を期待しましょう。去年は第1クオーターに点が全然取れず、追いかける展開ばかりだったことを考えれば、改善に兆しはあります。

ポイント2:ドナルド対OL
相手のベストプレーヤーは、もちろん、DTのアーロン・ドナルドです。先週もダラスのOL相手にかなりプレッシャーをかけていました。対するイーグルスはちょっと不安なOLのメンツです。スターターは左から:

ピータース、セウマロ、ケルシー、ハービッグ、LJ

となるようです。LJは手術からまだ回復途中ですが、出場予定。LGは忽然と消えたプライアーではなくてネイト・ハービッグです。使えるめどが立ったドリスコル君がT/Gの控えとして使えるのは心強いです。

ポイント3:サンダースの状態は
先週はOLが崩壊状態だったこともあってRBが全然走れませんでしたが、今週はサンダースが復帰します。ケガ明けなのでどこまでできるかわかりませんが、先週は大事を取って休ませただけだと信じましょう。シェイディ以来のワークホースバックとして期待がかかるサンダースは活躍してくれないと困ります。

ポイント4:リーガーがんばれ。JJAWどこ?デショーンどこ?
先週はそれなりに機能したWR陣の中で一人だけ消えていたJJAW、プレイスタイル的にTEと被っているのも不幸なんですが、そろそろ存在感を示したいところ。でないと今年のマック・ホリンズとなってしまいます。リーガーは先週前半にいきなりロングボムをキャッチしましたが、それ以降は静かなゲームでした。そろそろ100ヤードキャッチとかしてくれないですかねぇ。もちろんデショーンでもいいですよ。先週はあのダラスのパスオフェンスをかなり抑え込んだので、ラムズのディフェンスは攻略が難しそうです。

ポイント5:まずはランディフェンスをしっかり
ラムズは基本的にランありきなので、ランディフェンスだけは安定しているイーグルスにとって相性はいいはず。ランを確実に止めて、ゴフが投げなくちゃいけない状況に持ち込んで、ゴフにプレッシャーをかけるというのが正攻法だと思います。

ポイント6:スレイ対ウッズ?マダックス対クップ?
スレイは先週に引き続いて相手のエースを封じてほしいです。ウッズかな。そうするとマダックスがクップにつくことになります。クップも簡単には止められないプレーヤーですが、身体能力で勝負するWRに弱いマダックスにとっては、比較的相手がしやすいはず。ここのマッチアップで大けがをしないと勝機が見えてきます。

予想
いきなり先週予想を外したのですが(WFT甘く見てすいませんでした)、今週もイーグルスの勝利を予想します。東海岸で時差の利点があり、気温も低いのでアドバンテージがあります。ペダーソンはマクベイ相手に2連勝中、ペダーソン親分の元でのイーグルスはひどいゲームをした次の試合は勝つというデータもあります。勝つとしても接戦になるでしょうね。ディフェンスはランを止めてゴフにプレッシャーをかける。オフェンスは相手のDLのプレッシャーをかわすために、ウェンツのロールアウトやクイックパスを混ぜる。サンダースの活躍にも期待したいです。

2020年9月19日

Week 1: Washington Football Team戦レビュー:17-27で敗戦

試合ごとにレビューの記事を書いて、その次のゲームのプレビューを書くとか言いつつ、もう土曜になってしまいました。仕事の合間に1週間に2回書き続けるのは意外と大変ですね。コンスタントに書かれる人を尊敬します。もう土曜日なのですが、とりあえず、もう1週間前となってしまったワシントンFT(WFT)とのゲームを簡単に振り返ります。

ゲーム自体は、前半はイーグルスの一方的な展開となり、前半の残り2分までには、イーグルス自慢のTEタンデムのアーツとゴダートのTDと、エリオット君のFGで17-0となりました。ルーキーのリーガーも含めて、いろんなレシーバーにバランスよくパスが回り、LJが欠場してルーキーのドリスコル君が先発したことでかなり不安があったOLも持ちこたえて、これは楽勝かと思いきや、そうではありませんでした。前半2分を切ってからボールを取り返して、もう一つここで取れればゲームは決まりと思ったのでしょうか、最初のパスでウェンツがINTを食らいます。これで息を吹き返したWFTがイーグルス陣内からの攻撃を生かしてTDを奪い返し、17-7で前半を折り返します。

後半開始早々にも、両方ともパントをした後で、ウェンツがいきなりINT献上。またしても自陣からの攻撃権を生かしたWFTがTDに持ち込み17-14に追い上げます。その返しの攻撃でイーグルスはFG圏内まで進みますが、ウェンツがボールを持ちすぎて13ヤードのサックを食らい、結果として53ヤードになったFGをエリオット君がミス(距離がちょっとだけ足りなかったです)。その後も4th down失敗からFGを取られ同点、次はシャンクしたパントの結果イーグルス陣内からの攻撃となったWFTにまたTDを取られ、17-24で逆転。残り5分を切って同点を狙って攻めますが、4th downのパスをアーツがこぼしてまたしてもWFTに攻撃権を渡し、その返しでFGを取られて万事休す、という結果でした。

細かいことを書く余裕がないので、Week 2にもつながるいくつかのポイントだけ列挙しておきます。

ポイント1:ウェンツ、大丈夫?
どこかで読んだのですが、WFTが点を取ったのはどのドライブもイーグルス陣内からのもの。ウェンツの2つのINTは致命的でした。また、OLの問題もあるのですが、サックも8個取られ、ファンブルも2回しました。OLが漏らしまくっていたとはいえ、8個のサックのうち、7つは4秒以上持っていたことによるもので、OLを責めるのは酷かなという感じがします。FG圏内から出てしまうサックを受けたり、OLがバタバタしているのに素早く投げずにビッグプレイを狙いすぎてサックを食らい続けたりで、5年目とは思えないプレイでした。

ポイント2:OL、大丈夫?
LJが出場してくれるように、とプレビューでは書いたのですが、ふたを開けてみればLJ欠場で、なぜかプライアーも出ず、OLのスターターは、左から:

ピータース、セウマロ、ケルシー、ハービッグ、ドリスコル

という超不安なメンツでした。とはいえ、前半はスコアが示す通り持っていた気がします。後半なると、ワシントンが様々なブリッツを入れてきたり、ドリスコル君がケガで下がってマイラタに代わったことで、崩壊してしまった印象です。もともとWFTのDLは強烈で、前半ができすぎなくらいだったと思うのですが、さすがにあのメンバーがスターターでドリスコル君までケガするとつらいですね。ピータースがLTに移る際の契約でもめて練習できなかったこと、ウェンツが持ちすぎていたこと、RBのブリッツピックアップの失敗もあったこともあって、最後の方はどうしようもない感じでした。とはいえ、ドリスコル君はいけると思いました。去年の1巡ディラードのRTデビュー戦よりずっと落ち着いてました。これは心強いです。将来のスターター候補です。でも彼の後はマイラタというのが痛い。マイラタは危なっかしかったですねぇ。

ポイント3:DB ー スレイは期待通り
主にオフェンスのターンオーバーで自陣からのディフェンスを強いられた結果の27点なので、ディフェンスはあまり責められないと思います。もちろん、ここで試合の流れを変えるターンオーバーが出たりするのが本当に強いチームなんでしょうが、いくつかあったターンオーバーのチャンスはいかせませんでした。とはいえ、ディフェンスは悪くなかったと思います。特に、スレイは、ちゃんと、相手の唯一怖いレシーバーであったマクローリンをちゃんと抑えてくれたと思います。これは、今後に向けて好材料です。

最初のTD は、セカンダリーが混乱していた感じです。新Sのゴブリンの責任があるんでしょうか?マダックスはまぁまぁ。INTのチャンスがありましたが、相手のWRに邪魔されてクリーンキャッチできませんでした。あれを取ってくれたらなぁ。

ポイント4:WR ー リーガーも期待通り
最初にいきなりパントをマフして不安な出だしのリーガー君でしたが、第1クオーターには、ウェンツから55ヤードのロングパスを取りました。もう一つ、取れればそのままTDという惜しいプレイもあり、ビッグプレイメーカーとして期待されるルーキーは順調な出だしを飾ったと思います。

デショーンは、第1クォーターにはいくつか中距離のパスを取って順調な出だしでしたが、その後は試合から出たり入ったりで、ケガでもしたのかと思わせる感じでした。大丈夫かな。グレッグ・ワードはあまり目立ちませんでしたが、シュアハンドを披露する場面もありました。ハイタワー君は、ドロップもあったし、INTはボールに向かって行っていればINTにならなかったかもしれない(パスは悪かったですが)ので、ちょっとルーキーっぽさが目立ってました。全然良くも悪くも目立ってなかったのは2年目に挽回を目指すJJAW君。キャッチなしでした。ウェンツって、もしかしたら、JJAWとかジェフリーのような、完全オープンにはならないけど50-50ボールをとれるというWRに投げるのが苦手だったりするのかな。この調子ではリーガー君にスターターはとられるでしょうね。

ポイント5:オフェンスプレイコール大丈夫?
これはウェンツのせいなのかもしれませんが、OLが超不安なのに、ロングパスを狙い続けたり、ウェンツをロールアウトさせるプレイがあまりなかったりで、疑問の残るオフェンスのプレイコールでした。

オフェンスのことばかり書いてしまいましたが、ディフェンスは、ショートフィールドばかり背負わされた中ではまぁまぁ健闘した方だと思いますので、特に文句はありません。オフェンスは、Week 2に向けて立て直せるか、特にウェンツが5年目らしい状況判断のきいたプレイを見せられるか、が注目点だと思います。

Week 2はLAラムズを相手にホームオープナーです。ダラスをやっつけてくれてありがとう!もちろん簡単な相手ではないです。明日日曜日の朝に、簡単にプレビューを書きます。

2020年9月12日

Week 1: Washington Football Team戦展望

 あれよあれよという間に開幕です。開幕できるかわかんないなぁと思える時期もあった(実際カレッジはかなりキャンセルされましたからね)けど、開幕できてよかったです。われらがイーグルは今日の午後、ワシントンに向けて(多分バスで)出発しました。

一応、毎週、ゲーム前にゲームの(浅い)展望と予想を書いて、ゲームの後で振り返る(浅い)記事でも書こうかと思います。では、けが人情報から。

イーグルス
アウト:ジェフリー、ハーグレイブ、バーネット、サンダース
クエスチョナブル:レーン・ジョンソン
PSから引き上げ:オペタ、TY・マギル

サンダースは大事をとっておやすみ。スコット、クレメント、新加入ハントリーで回します。不安ですが、キャンプ中は静かだったスコットが来年後半の勢いのまま活躍できるといいですね。ジョンソンはチームと一緒にワシントンに行きました。プレイしてほしいです。リーガーはけが人リストから抜けて準備万端です。

ワシントン(金曜日の時点です)
アウト:トーマス・デービスJR
ダウトフル:ケンダール・フラー
クエスチョナブル:サーディク・チャールズ

相手チームのことはよくわかりません!フラーが出られないと、CBが薄そうな気がします。

見どころ1:イーグルスOLがワシントンのパスラッシュを止められるか?
けが人続出のイーグルスOLが1巡だらけのワシントンの強烈なパスラッシュに対抗できるか。チェイス・ヤング、ボサ兄弟より上という噂が本物か、見るのが楽しみです。ケリガンにさえ毎年毎年やられるのに逆サイドにも強烈なラッシャーがいるとなると大変です。ジョンソンが出られるとしても、OLは:

ピータース(久しぶりにLT)、セウマロ、ケルシー、プライアー(先週はLT練習してました)、LJ(手術明け)

LJが出られなくて、しかもピータースが恒例のお休みとかとった暁には:
マイラタ(ドリスコル?)、セウマロ、ケルシー、ハービッグ、プライアー

ですよ。これは恐怖です。OLが持ってくれないと、デショーンへのボムも投げられないかもしれません。

見どころ2:スレイがマクローリンをカバーできるか(するか)?
スレイが、デトロイト時代のように、相手のエースレシーバーについていくか、興味深いです。ついていくとしたら、去年さんざんやられたマクローリンです。スレイがマクローリンをマンツーマンで抑えてくれるようならかなり楽になります。

見どころ3:情報のないワシントンRB陣を止められるか?
基本的にはイーグルスはランには毎年強いのですが、ピーターソンも切って、全然情報のない若い連中だけで臨んでくるランアタックはちょっと不安があります。アントニオ・ギブソン(WR・RB両方できるけどでかいプレーヤーみたいです)とJD・マッキシック(って読むのかなぁ)のコミッティーって言われても何が来るのか全然わかりません。とりあえずランをしっかり止めて、ハスキンスにプレッシャーをかけましょう。

見どころ4:LB大丈夫?
ランディフェンスとも関連しますが、ブラッダムを切って若返ったLB陣が、ちゃんと機能するでしょうか?中心になることが期待されているゲリーは、去年はリーグで最もタックルミスが多いLBの一人でした。明らかなパスのダウンでなければラン専門のエドワーズを使うという手もありますが、そうすると、ギブソンがスロットにシフトしたりしてやられないかなぁと不安です。

見どころ5:ハスキンスの成長ぶり
去年の成績を見る感じでは、腕力はあるけど、パスの精度は低いし、情報処理のスピードが速いようにも見えないので、プレッシャーをかけておけばやられなさそうな感じがしますが、2年目だし、1年目も後半はよくなったと書かれてたりもするし、油断は禁物です。

見どころ6:リーガー(とハイタワー)デビュー
故障明けなのでどのくらい使われるかわかりませんが、リーガー間に合ってよかったです。ルーキーWRがどの程度できるか楽しみですね。

見どころ7:WR陣は改善したか
リーガーとハイタワーの活躍ぶりもここに含まれますが、順当にいけばスターターはデショーン、JJAW(リーガー)、ワードのはず。デショーンは今のところは健康で、ワードは去年の後半以降、ウェンツといい感じの関係を構築できていました。JJAWは残念だった1年目から飛躍することができるか、それとも、リーガーにスターターの座をあっさり奪われるか、見ものです。

見どころ8:ハーツ出るか?
ハーツ出ますかねぇ。スペシャルプレイが準備されてたりしたら大興奮です。

見どころ9:両軍のプレイコール
イーグルスの方は単調になっていたといわれるオフェンスのプレイコールが、SF系とBAL系の新しいコーチを入れることで変化が出るか、興味深いです。ワシントンの方は、コーチ陣が一掃されて、プレシーズンもないし、全然わかりません!

見どころ10:無人スタジアム
スタジアムは無人です。人口のクラウドノイズを使うのかなぁ。そういう話はどこにも書かれてませんでした。さすがに静かだとおかしい感じなので音は何か流すのかなぁ。シーズンが始まるだけ十分うれしいので文句ではないのですが、おそらく不思議な感じがするんでしょうね。9月あたりを乗り切ったらちょっとずつ観客が入れるようになるといいなぁ。そうしたらLinc行ってきます!

予想
ここ3年負けてないし(その前は負けまくってたんでしょねぇ)、ペダーソン親分は開幕は負けてなかったんじゃなかったかな、ということで、勝ちを予想します。両方ともDLが強くてOLにちょっと不安があるのでグダグダの展開になるのではと不安がありますが、去年に続いて開幕戦に強いデショーンの一発が出ると期待します。

2020年9月11日

NFL開幕!シーズン展望

 前回のポストでキャンプについに入りましたと話していたら、あっという間にキャンプも終わり、いくつかドラマもあり、開幕してしまいました。いくつか素人の感想を:

  1. チーフス相変わらず強いですねぇ。ランゲームが弱点だったのに、ルーキー君が即戦力ということになると、オフェンスは穴がない感じです。
  2. テキサンズは大丈夫かな。ロングパスがいいはずのワトソンが、デザインか、ショートパスやラン重視のプレイコールが多くて、ちょっとストレスのたまるオフェンスでした。じりじり進む具合が去年のイーグルスを見ている感じ。やっぱり時々ビッグプレーが出るようなオフェンスじゃないとつらいですよねぇ。
  3. アンディは本人真剣なんですが、ネタの宝庫です。アンディのコロナ対策フルシールドが試合の間曇ってたので、あんまり見えてないんじゃないかとからかわれてました。Q4には流石にみえづらいのと興奮してきたのとで上に持ち上げてましたね。
  4. コロナ対策で観客が満員の22%までしか入れられず、17000人くらいだと言ってた気がしますが、それにしても人工のクラウドノイズを使ってなかったらしいですが、十分うるさかったですね。(飲んだり食べたりしているとき以外)マスクしなくちゃいけなかったらしいのですが、全然マスクしてなかったです。そのせいだと思いますが、最初に観客席を映してからは観客席のアップは全然映らなかったです。
  5. これでもかという政治的メッセージの嵐。国歌斉唱の時にはテキサンズは控室から出てこず、チーフスのメンツは一人膝をついてました。試合開始直前には「みんなで一緒に黒人差別問題等の問題に対して戦っていこう」というメッセージを送るために両軍がフィールドの中央でみんなで腕を組んでましたが、観客からはブーイングの嵐。まぁ、カンサスは保守的はところですからしょうがないかな。ボストンやSFとかでは反応も違うでしょうね。スタジアムのいたるところに「Black Lives Matter」などのメッセージが掲げられ、選手のヘルメットの後ろにも、メッセージ、あるいは警官に殺された黒人さんの名前をはることができて、多くの選手がはっていたように見えます。コマーシャルもメッセージの嵐。日本人としてはちょっとやりすぎじゃないという感じがするんですが、昨日までは何にもやってなかったことなど忘れて、やるとなったらとことんやるというのがアメリカっぽいです。
  6. 試合の途中に、最も高給取りのQBを見せてましたが、マホームズがクレイジーな契約で一番なのはいいとして、ワトソンは2番目なんですね。その後は、ウィルソン、ビッグベン、ロジャース、ゴフ、が挙がってました。カーソンはその直後でしょう。イーグルス、ケチなフランチャイズの面目躍如です。よくやった。
というわけで本題に戻ります。もう今週の日曜(東海岸の1:00です)はイーグルスも開幕戦なんですよね。とりあえず今日は、最終的なロースターを概観して、明日、試合の直前に、試合の展望を簡単に書きます。では、オフェンスから。

QB
ウェンツ、サド君、ハーツ
ロースターは鉄板ですね。見どころは、ハーツがアクティブになるのか。アクティブになったら、時々出てきたりするのか。トリックプレイなどを練習してるなんて話は現地のマスコミからも出てきていないので、なさそうですが、トリックプレイなんて練習してるんだとしたら見せないですよね。まずはハーツがアクティブになるかが見ものだと思います。普通に行けばサド君が2番手です。

あと、言及しておかなければならないのは、ジョシュ・マッカウンがPSに入ったことです。基本的には、子供がフットボールをプレイしていて、自分がコーチしているテキサス(だったかな)の家から応援してくれるようです。けが人が続出したら(あるいはQBが皆コロナにかかったら)テキサスから出勤してくれるみたい。ミーティングとかの際にはZoomで参加。ある記事によると、家で過ごせて、かつPSがどんな感じなのか経験できる(先発も控えも経験して、PSも経験すると完全制覇(?)らしいです)ということで、彼も乗り気だったようです。彼は人望も厚く、将来はコーチの道に進むことを考えているようで、そのための経験という意味もあるみたいです。今週のSports Illustratedの記事では、(遠い)将来のヘッドコーチ候補として名前が挙げられていました。

RB
サンダース、スコット、クレメント、ジェイソン・ハントリー
最初の3人は鉄板として、ホリフィールドかキリンスが4番目として入るかという話をしていたら(結局どちらもPSに入りました)いきなり、ジェイソン・ハントリーという選手をウェイバーからクレームしました。もともとは5巡でデトロイトがドラフトしたのですが、ピーターソンと契約した後ではじき出された感じのようです。小柄ですがスピードがあって(40ヤードは4.37で走ったみたいです。今年はこんなのばっかり)、パスも取れて、パントリターンもできるという、ボストン・スコット(あるいは、大化けしたらタリク・コーエン)のような感じです。結局、ベテラン・ビックバックを取るという大方の予想は外れて、若くて軽めの4人で行くようです。完全にスピード重視ですねぇ。FBはいません。

WR
ジャクソン、ジェフリー、JJAW、ワード、リーガー、ハイタワー、ワトキンス
ハイタワーとワトキンス、両方残しました。ジェフリーが最初は使えないので、順当です。リーガーは最初の数試合欠場の雰囲気でしたが、今週は練習にフルで復帰したので、もしかしたらいきなり出られるかもしれません。若いと回復も早くていいですねぇ。ワトキンスはIRに入りました(でも出てこれるやつかな)。

TE
アーツ、ゴダート、リチャード・ロジャース
最初の2人は鉄板です。問題は3人目をだれにするかということだったのですが、カットされたロジャースが戻ってきました。パーキンスがケガしてしまったので、ルーキーのトギアイを入れるのではとも言われていましたが、まだ信頼されてないようですね。ちなみに、トギアイはPSに入れたかったと思うのですが、コルツに取られてしまいました。残念。

OL
ケルシー、ピータース、ジョンソン、セウマロ、プライアー、ドリスコル、ハービッグ、マイラタ
ブルックスに続いて危なっかしいLTだった去年の1巡ディラード君が練習中に上腕二頭筋を断裂してシーズンエンドとなりました。これで、ピータースを戻して安泰と、スターティングLTがケガをしたのにOLの安定感が増すという不思議な状況だったのですが、ピータースが、LTやるならもっと給料くれなきゃヤダ、と言い出し始め、キャンプの最後の週は1週間くらいプライアーを試したりしていました。結局プライアー君がいきなりLTなんてできるはずもなく(ここでマイラタにやらせなかったってのはマイラタ信用されてないんだなぁという感じです)、ジョンソンの契約を組み替えてキャップを捻出し、ピータースの給料を上げることで決着がつきました。というわけで、スターターは左から:

ピータース、セウマロ、ケルシー、プライアー、ジョンソン

となります。キャンプの後半は全休だったジョンソンのコンディションと、練習なしでいきなりLTに戻るピータースのフィット具合が気になります。それより気になるのは、控えの経験値が限りなくゼロに近いことです。ピータースはそこかしこで休むのが定番なので、ビッグV亡き後、どうすんの?、という感じです。マイラタ試してみてほしいですね。そろそろプロジェクトと言ってばかりもいられないので。他の控えも、ルーキーのドリスコル君とハービッグです。久しぶりにOLが危なっかしい状況になってます。ドリスコル君の相棒、プリンス君は無事にPSでキープできました。ジュリガとオペタもPSにいます。

DT
コックス、ジャクソン、リッジウェイ、ハーグレイブ
この4人も鉄板ですね。ハーグレイブはしばらくお休みかな。ジャクソンは去年は開幕戦(去年もWAS)でケガをしてシーズンエンドだったので、汚名挽回に燃えているともっぱらの評判です。ハーグレイブもけがしてしまいましたが、今年はジャクソンもいるので、強力なインテリアラッシュを期待したいです。

DE
カリー、グラハム、バーネット、スウェット、トゥーヒル
バーネットのケガの情報はあまりないのでよくわかりませんが、しばらく出られない感じなのかな。シュワルツさんは普通4人で回すので、カリー、グラハム、スウェットは出るとして、ジャクソンを回したりするのかな。あるいはルーキーのトゥーヒルがいきなり出てくるか。使えるようになるまでバルクアップする時間が必要みたいに言われていたので、アクティブにならないかもしれませんが、バーネットが出られない間に出てきたら面白いです。

LB
ゲリー、エドワーズ、ライリー、ブラッドリー、シングルトン、テイラー
ローテーションはゲリー、エドワーズ、ライリーの3人で回すのが基本線のようです。不安ですねぇ。ブラッドリーとシングルトンは基本的にはST要員かな。テイラーは3巡ですがプロジェクトと言われていたので、アクティブにならないかもしれません。

CB
スレイ、マダックス、ロビー・コールマン、ストラップ(ルブラン)、ジェームス、フォード
左右のスターターはスレイ、マダックス。ロビー・コールマンがニッケルバック、ストラップが控え。というのが基本線かな。ロビー・コールマンの評価が高いですね。スレイが実戦でどのくらい活躍できるのか、今から見るのが楽しみです。ストラップは、ロースターに空きを作るためにいったんリリースされましたが、まぁ、ロースターの空きを作ったら戻ってくるのは既定路線だろうと思っていたので、特に驚きませんでした。これって、リリースしてもデッドマネーとかが生じない選手だったら誰でもできるんですよね。しゃれで、大物選手とかでやってくれないかな。ジェームスは、特に話題に上らないんですが、先週、いきなり1年契約更新されました。こういう、苦労してきてる選手の契約更新って、少額でも、うれしいですよね。主にSTで活躍してくれているんですが、シュワルツさんのインタビューによると、CBとしても日々成長していると言っていました。ディフェンスでも活躍したらうれしいですね。その一方、未完の大器(で終わってしまった)シドニー・ジョーンズとラスル・ダグラスの2017年2巡3巡コンビはカットされました。連続でドラフトした時にはリトとシェルドンの伝説の2002年ドラフトの再来と期待されてましたが失敗でした。でも、アゴちゃんやホリンズ君の時のように引っ張らずに早々とあきらめた思い切りの良さは評価したいと思います。これで2017年ドラフトはいつまでたってもブレークしないバーネットとゲリーだけとなってしまいました。

S
グリーンゴブリン(ミルズ)、マクレオド、パークス、ワラス、エップス
スターターの後ろには4巡ルーキーとST要員しかいません。パークスがキャンプでも好調で、3番目のSとして活躍してくれるといわれていたので、けがで離脱は痛いです。ハムストリングで、数週間で復帰できると期待されています。IRですが、3試合後に復帰できるみたいです。それまでは、ダイムパッケージはどうするのでしょうか。ストラップが6人目のDBとして入ってくるのかな。シュワルツさんは3人のSのパッケージをよく使うので、ここは注目ポイントの一つです。

ST
エリオット、ジョンストン、ラバト
ここは無風ですね。書くこともないです。

最後に、今年のスケジュールと、適当な勝敗予測を書いておきます。
Week  1 @WAS 〇
Week  2 vs LAR 〇
Week  3 vs CIN 〇
Week  4 @SF       ×
Week  5 @PIT 〇
Week  6 vs BAL ×
Week  7 vs NYG 〇
Week  8 vs DAL 〇
Week  9 Bye
Week 10 @NYG 〇
Week 11 @CLE 〇
Week 12 vs SEA ×
Week 13 @GB  ×
Week 14 vs NO 〇
Week 15 @ ARI 〇
Week 16 @DAL ×
Week 17 vs WAS 〇

何も考えず〇×付けてみましたがこれじゃあ11-5ですね。9-10勝くらいじゃないかなぁと思っているので、これではできすぎです。WASとNYGに負けないという仮定なんですが、ここで一つくらい落とすかな。落とすとしたらNYGかなぁ。シーズンが始まって外れまくったら笑ってください。今シーズンは毎試合ごとに、試合の展望をしつつ、予測してみようと思います。

では、無事にシーズン完走できますように!

最後に、大本営がシーズン開幕に当たってリリースする、恒例の気分盛り上げビデオです。僕もジェイレン多いなぁ、と思ってました。皆好きなプレーヤーです!