2020年8月3日

最近のイーグルスニュース:ぺダーソンHCコロナ感染

昨日8月の始まりまでのニュースを適当にまとめて、しばらくお休みのつもりでいたら、いきなりニュースが飛び込んできました。ダグ・ペダーソンHCのコロナ感染が確認されたそうです。52歳なのでちょっと心配な年ですが、元フットボーラーだし、むちゃくちゃ健康そうなので、その点はちょっと安心です。もちろん感染が確認された後は家に送り返されて、家でもマスクして、隔離状態です。彼のインタビューを見ましたが、コロナの症状は全くでてなくて、とっても元気いっぱいみたいでよかったです。いつ感染したかわらないので、コロナのテストを受け続けて、2回連続で陰性が確認されればキャンプに復帰できるようです。地元の記事では、最も早くて今週の金曜日には復帰できると書いてありました。それは早いな。速くて来週でしょうかね。

昨日書いたとおり、しばらくは筋トレ・コンディショニングトレーニング中心なので、ペダーソン親分がいなくても大丈夫でしょう。多分、トレーニングの合間に、戦術に関するミーティングがあると思うのですが、それはペダーソンもズームで参加すると言っています。彼がいないときは、デュース・ステイリー(RBコーチ)がHC代理の役をするようです。まぁ、あんまりやることもなさそうだし、大丈夫でしょう。

ペダーソン親分との濃厚接触者と判断される人も隔離されるといわれていて、誰かと思いきや、プレス・テイラーQBコーチ・パッシングコーディネーターみたいです。一緒にこもって新しいパスプレイの勉強とかしてたんですかね。QBコーチがいないのはジェイレン・ハーツにとってちょっとダメージかな。ウェンツ君やサド君に(ビッグベンやフラッコのように)いじわるされず、いろいろ教えてもらえることを願いましょう。

とりあえずは、まだまだキャンプはウォーミングアップ中みたいな段階だったのと、感染はしたけれども元気いっぱいな感じなのが、不幸中の幸いです。コーチ陣の顔ぶれを今見てみましたが、あまりすごく年って人はいない(シュワルツさんとかもまだそんなに行ってなさそうですよね)から、その点は比較的安心です。オーナーのルーリーさんはノバケアに近づかない方がいいですね。ペダーソン親分は悪化させずに、早く完治して戻ってきてほしいですね。これからも、こういう感じで突然感染者が出たりするんでしょうね。例えばシーズン中にウェンツが感染とかしたら、いきなりバックアップの出番なので、デプスも試されるシーズンになります。

2020年8月2日

最近のイーグルスニュース:8月上旬・キャンプスタート編

アメリカは全然コロナが収まっていない(東京の感染者数なんてアメリカでは誤差の範囲内みたいなもんです)ので、どうなるかわかりませんが、とりあえずキャンプ(らしきもの)が始まりました。それと関連していくつかニュースがあるので、まとめてみたいと思います。あとは、キャンプが始まるにあたってコーチ等のインタビューがありましたが、今のところあまり面白いコメントはなさそうなのでスルーしておきます。

ニュース1:キャンプのスケジュール決定
NFLとプレイヤーの代表との間で交渉が直前までまとまらなかったんですが、そろそろ決まらないとキャンプ始められないよという段階で、まとまりました。もう始めっていますが、イーグルスのキャンプは以下のように行われてるみたいです。

1日目(7月28日)
キャンプ初日。プレイヤーはノバケアに出勤。今日は集まって、皆コロナ感染のテストを受けて帰るだけのようです。ロースターですが、通常の90人というオプションと80人というオプションがあって、90人維持するためには、キャンプを2グループに分けて行わなければいけないようです。イーグルスは80人にしてキャンプは全員一緒に行うというオプションを選択しました。あまりほかのチームの動向は追ってませんが、ちょっと読んだところでは、80人のオプションを採用しているチームが多いようです。いろいろごたごたしてるのに、さらに2グループに分けて管理とか、無茶ですよね。

2-3日目(7月29-30日)
1日目のコロナテストの後で、プレーヤーは全員自宅に帰宅。この2日間は自宅でバーチャルミーティング。2日くらい帰らせないで、ノバケア・コンプレックスの近くのホテルに監禁したほうがよかったんじゃないですかねぇ。

4日目(7月31日)
プレーヤーはまたノバケア・コンプレックスに出勤して、コロナテストを再び受けて、帰宅。

5-6日目(8月1-2日)
2回のコロナテストで陰性だったプレーヤーは練習施設に入ることを許される。身体測定・健康診断。ユニフォームとかのサイズ合わせ。今日はこれやってるみたいです。

7-11日目(8月3-7日)
この週、月曜から金曜ですが、筋力トレーニング・コンディショニングが主みたいですね。毎日、60分の筋トレ、60分のコンディショニング(エアロビクス)、60分のミーティングまでしかできないみたいです。結構暇なんじゃないかな。

12日目(8月8日)
NFL全体でお休みとされているみたいです。

13-15日目(8月9-11日)
前の週と同じく、筋トレ・コンディショニング。

16-19日目(8月12-15日)
ここからが本番です!パッドなし、シェルとヘルメットだけのトレーニングです。WRとかセカンダリを見るのが楽しみですね。

20日目(8月16日)
お休み。

21日目(8月17日)
この日から、NFLでは、パッドありのトレーニングが可能になります。キャンプは9月5日までだと思いますが、そのうち練習日は14日まで、練習は3日以上連続で行ってはいけないみたいです。体鈍ってる選手も多いだろうし、最初のうちはパッドなしで行くんでしょうが、合同練習とかプレシーズンがないので、実戦感覚を養うためにはパッド入れたハードな練習やらなくちゃいけないし、スケジュールをどう組むかが難しそうです。シーズン最初のうちは例年よりさらにぐだぐだなゲームが多くなるんじゃないですかねぇ。

9月5日
ロースターを53に絞る期限。プレシーズンがないからどのようにカットが行われるかわかんないですね。

9月6日
PSにサインできるようになります。今年は16人までPSに置け、しかも6人はこれまでのPSの制限はなく、誰でも置けるようです。例年の、嘘っぽいケガでIRに落とすという代わりに使えそうです。

9月13日(日曜日)
Week 1、@ワシントン・フットボールチームです。ちゃんと開幕してほしいですねぇ。去年と同じ相手じゃないかな。またデショーンに爆発してほしい(そしてその後も活躍してほしい)ですね。

ニュース2:いきなりコロナ感染者
既に2回のコロナテストが行われたのですが、OLの要、RTレーン・ジョンソンが陽性反応が出たみたいで、隔離されてしまいました。しっかりしてくれよ、レーン。とはいえ、しばらく隔離しても筋トレ・コンディショニング期間なので、願わくは16日(パッドなし練習)あるいは21日(パッドあり練習)までに回復してくれれば問題ないです。

あとは、ネイサン・ゲリーとジョーダン・マイラタも、コロナ陽性とは公式に発表されていませんが、コロナ関連のリザーブリスト(練習できない)に入れられています。まぁ、陽性反応が出たんでしょう。ゲリーはまぁ、去年から試合出てるから、ちょっと遅れても心配はないけど、マイラタは未完の大器と言われつつ2年連続でIR入ってて、少なくともTのリザーブになれるか否かというところで、今年あたりが正念場なので、コンディショニング・筋トレでも、練習に参加できないのはちょっと辛いですねぇ。速く回復してください。

ニュース3:マーキス・グッドウィンがオプトアウト
今年は、コロナの関係で、プレイしないというオプションがプレーヤーに与えられています。呼吸器に持病があるとかでリスクが高ければ、高めの給料など、優遇措置がありますが、それ以外でも、プレイしないと宣言すると、最低限の給料(1500万円くらい)がもらえることとなります。グッドウィンの場合は、ニュースによると、奥さんが3回流産した上にやっと生まれた生後5か月の娘がいるそうで、家族のためにもどんなに小さいリスクも負いたくないということです。彼が見られないのは残念ですが、家族を大事にして、安全に1年過ごして、できれば来年健康に戻ってきてほしいと思います。

イーグルスは今の時点でオプトアウトしたのはグッドウィンだけですが、ほかのチームは結構主力級がオプトアウトしているところもあるみたいですね。ライバルのジャイアンツはLTのネイト・ソルジャーがオプトアウトしてます。彼もNE出身ですが、NEがらみの選手のオプトアウトは何なんでしょうか?頭がいい選手を集めるとこうなるのか?

オプトアウトは明後日(8月4日)まで申請できるようですが、レーンのようなコロナの感染者が身近に出てきたりすると、さらにオプトアウトする選手も出てくるかもしれないですよね。そうしたらどうやって補充していくのか、GMの手腕も問われるシーズンになります。

ニュース4:ロースター80人に絞られる
上でも書きましたが、全員一緒に練習するにはキャンプ開始前にロースターを80人に絞らなければならないということで、このニュースが出る前には、ピータースが戻ってきた時点でロースターは確か90人ちょうどだったと思うのですが、ちょうど10人減らしています。

まずは、グッドウィンがオプトアウト。アルション・ジェフェリーはいまだに足のケガからの回復中で練習できる状態ではない(健康でもないからトレードもできない)ので、予想通りPUP(Physically Unable to Perform)リスト(ケガ等で練習できない選手のリスト)に入れられました。グッドウィンもジェフェリーもいないので、大量加入のWRは頑張ってアピールしてほしいですね。

WRシェルトン・ギブソン、WRマーカス・グリーン、DEデショーン・ホール、DTアルバート・ハギンス、CBトレモン・スミス、WRカリル・テイト、CBトレバー・ウィリアムス、Cキーナン・レンダーをリリース。

カリル・テイトを除くと、どの選手も昨年からいる選手で、まぁ多分53人のロースターには残れないだろうなぁという選手だったので、しょうがないですね。これらの選手については既によく知っているので、まずは、まだ見ていないルーキー・新加入選手をロースターに残してみてみて、だめだったら、これらの選手を呼び戻すという感じなんでしょう。カリル・テイトはルーキーUDFAで、スピードのあるデュアルスレットQBをWRにコンバートするという面白そうな選手だったのでキャンプで見られなくて残念です。まぁ、まだ呼び戻す可能性はあるでしょうね。

ニュース5:ウェンツがマッチョ化(笑)
キャンプ初日は、選手がノバケア・コンプレックスに入ってくるときに、すごい車を見せつけて話題になったり(昔でいえばヘレマンス、ピータースもすごい車ですよね)、筋肉が増えてて話題になったりするんですが、なんと今年はウェンツのマッチョ化が進んでいることが話題になってました。ウェンツによると、今年は、けがもない状態(シーズン最終戦の離脱は脳震盪だったので)でオフに入れたので、筋トレがいつもよりできたということですが、筋肉増強がケガ防止に役立つといいですね。

ニュース6:元イーグルスWRジェイソン・アヴァンが臨時WRコーチとして参加
これはうれしいですねぇ。ビル・ワルシュ・ダイバーシティ・フェローシップという、名前から察するに、黒人等のマイノリティがコーチとしてもっと採用されるように、彼らの給料を出すフェローシップだと思うんですが、それを使って、2000年代後半にイーグルスのスロットとして活躍したジェイソン・アヴァンが戻ってきました。スピードはないけど、ものすごいキャッチ力があって(確かいくつかワンハンドのハイライトキャッチがあったと思います)、リーダーシップもあり、ランブロックなど地道な仕事もかなりのハイレベルで行うという、僕はとても好きなWRでした。デショーンと重なってた時期あるんじゃないかな。ちゃんとルート走れなかったり、ぽろぽろ落としたりしてるWR陣にカツを入れてもらいたいです。新WRコーチのアーロン・ムーアヘッドも評判が高いし、大量の新人WRと昨年さえなかったJJAWがどれだけ成長できるか、楽しみです。それに、SFみたいなオフェンスをちょっと導入するんであれば、アヴァンがWRのブロックのいいコーチ役になるはず。

2020年7月14日

最近のイーグルスニュース:7月上旬版

前にも書いた通り、OTAもなく、キャンプもどのようになるかわからず、プレシーズンもどうなるかわからない状況なので、あまりニュースがないのですが、久しぶりにニュースがいくつかあったので、整理しておきます。

ニュースその1:ピータース復帰
このニュースは今日飛び込んできました。イーグルスQBのブラインドサイドを長年守り続けた将来の殿堂入り候補、ジェイソン・ピータースが1年6ミリオン(3ミリオン保証)契約で復帰しました。しかも、ポジションはLTではなく、RGとのこと!前回書いたとおり、プロボウルRGのブランドン・ブルックスがアキレス腱断裂でシーズンエンドとなって以来、ピータース復帰がずっとうわさされてきましたが、バックアップの1番手プライアーあるいは即戦略ルーキーかもしれないドリスコル、あるいはマイラタ?がどのくらいできそうかをキャンプで見極めてダメそうだったらピータースにお願いするという段取りなのかと思っていました。結局早々に若手で穴埋めするプランをあきらめましたようです(スターター確約しない限りピータースもサインしないでしょうからね)。これでイーグルスのOLは左から

LT ディラード
LG セウマロ
C  ケルシー
RG ピータース
RT ジョンソン

という豪華布陣となります。右サイドはセンターからケルシー、ピータース、ジョンソン、とオールプロ3人ですよ。ピータースとジョンソンのコンボブロックを見るのも楽しみですね。これはもうサンダースは右サイドで走りまくってほしいです。とはいえ、この契約は、LTを任せられるのか不安なディラードが使えなかったらピータースを戻すという保険も兼ねているのではないかと思います。ディラードがだめだったら次のような見慣れた形(+ブルックスのバックアップ)になります。

LT ピータース
LG セウマロ
C  ケルシー
RG プライアー
RT ジョンソン

今シーズンはオフに練習時間があまりとれないことになりそうなので、新しい選手を入れずに、熟成されたメンツで行くメリットが高いと言っている人がいます。特に連携が重要なOLではその傾向が強いのかもしれません。そういうわけでプライアーとディラードという二人の新顔をスターターに入れるというリスクを避けるという意味もあるのでしょうね。

ニュースその2:デショーンがやらかしました
OTAがなかったりオフにやることがないと馬鹿なことをしでかす奴が多く出ると言っていた人がいましたが、まさにその通りの展開になりました。デショーン・ジャクソンが、静かな7月4日の独立記念日の3連休のあたりに、ヒトラーが言ったといわれる(嘘のようです)反ユダヤ人の発言をサポートするようなポストをインスタに投稿し、大騒ぎになりました。ブラック・ライブズ・マター(BLM)運動がいまだ盛り上がりを見せている中で、もちろん反黒人ではないですが、人種差別ととれる投稿を行うのは状況的に許されないでしょう。デショーンを解雇すべきだといいっている人もいましたが、数少ないユダヤ系のプレーヤーであるジュリアン・エデルマンが、一緒にアフリカンアメリカンの歴史とユダヤ人の歴史を学ぼうと助け船を出してくれたりということもあり、そもそもデショーンはお馬鹿なだけで悪意があったわけではないと思われること(それでも許されないという意見ももちろんなのですが)もあり、イーグルスも「チームに不利益をもたらす行為」と認定して罰金等のペナルティを課し、猛省を促すと表明するにとどめました。これからNFLからペナルティが下るか、世論がどう動くか、などを見守っていくのでしょう。コロナで大騒ぎしてるからすぐ忘れ去られそうな気がしますけどね。

ニュースその3:2020シーズンは観客なし?
日本では野球やサッカーが観客を入れての開催に踏み切り始めているようですが、(特に南部と西部の)州によってはコロナの感染者数がここ数週間激増しています。東部の州は状況は安定しています。フィラデルフィアは6月からレストランやバーが外のテーブルでだけ営業を認めるという状況になり、かつ7月4日の3連休に皆が羽目を外したこともあり、感染者数がちょっと増加傾向にあります。とはいえ、テキサスやカリフォルニアに比べたらかわいいもんです。このような状況下、例年11月下旬に行われるフィラデルフィアの秋のメインイベントであるフィラデルフィア・マラソンの中止が早くも決定されました。かつ来年の2月までは大きなイベントはすべて中止するようにとフィラデルフィア市からいろいろなイベント主催者に通達があったといわれております。これが事実なら、2月までのNFLシーズンはおそらく無観客で行われることとなります。どうなるでしょうか。

ニュースその4:WASのチーム名変更決定
イーグルスのネタではないですが、同じ地区のライバルで、それなりに愛着もあるので。ポリティカルコレクトネスの波には老舗のスポーツチームも抗えませんでした。チーム名を書くのも今やご法度と言われており、マスコミでは「ワシントンフットボールチーム」としか呼ばれていない某チームのオーナーが、昨日月曜日に、チーム名を変更すると正式に表明しました。これから時間をかけて新しいチーム名を決めるようです。歴史のある名前だから難航するでしょうね。ネイティブアメリカンに差別的な名前を変えろというプレッシャーはここ数年ずっとあったんですが(たとえて言うならLAのチームの名前が「LAイエロージャップス」というようなもんです)、歴史のある名前で、愛着のあるファンも多く、ファンは差別用語として認識せずに愛してきていた名前なので、チームはずっと抵抗してきたのですが、NFLストア、NIKE等スポーツグッズを売る企業がボイコットし始めたこと、大株主のFedexもチーム名への反対を表明したことで、観念となりました。DCに住んでいる友達によると、多くのファンは苦々しい気持ちのようです。僕はアメリカの差別の歴史を経験してきているわけではないので、なんととも言いづらいのですが、一時的な政治運動の盛り上がりがスポーツに影響を与えるというのはちょっと複雑な心境です。まぁ、この機会を生かして、長く愛される名前が選ばれることを祈っています(僕の友達などは「ワシントン白人ズ」みたいな名前にすればと言っていますが(笑))。

2020年6月15日

最近のイーグルスニュース:6月中旬版

オフシーズンはそもそもあまりニュースがないんですが(最近は銃を空港のX線で見つけられて捕まるとか、車に銃載せてフィラデルフィアにかかってる橋を爆走して捕まるとかいったお馬鹿なやつがあまりいないんですよね)、コロナのせいでOTA(オーガナイズド・チーム・アクティビティ)もないから、書くことがないんですよね。とはいえ、今重大なニュースが入ってきたので、いくつか書いておこうという気になりました。

ニュースその1
プロボウラーRG ブランドン・ブルックス、トレーニング中に左のアキレス腱を断裂して2020年シーズンエンドらしいです。今日の夜に入ってきたニュースです。2018-19シーズンのプレイオフのNO戦で断裂した足は右だったのでそれとは逆のアキレス腱のようです。僕も両方断裂して手術して直しましたが、アキレス腱はどうしようもないですよねぇ。2019-20シーズンもレギュラーシーズンの最終戦で肩を脱臼してシーズンエンドでしたが、2020シーズンには間に合うといわれていました。NFLを代表するガードになった選手で、今がピークなので、残念ですね。でも、早い段階でわかったのが救いです。プライアー、ハービッグ、オペタの若手のうち一人でギャンブルするか、はたまたルーキー・ドリスコルか、あるいは誰かFAで緊急補強するか、続報を待ちましょう。

ニュースその2
5月25日にジョージ・フロイド氏が警察官に殺されたことをきっかけに、全米でブラック・ライブズ・マター運動(黒人への暴力や差別の撤廃を撤廃を訴える運動)が燃え上がっています。ミネアポリスの黒人さんが多いエリアでジョージ・フロイド氏が警察官にのどを踏みつけられて死亡したのがビデオで撮られ拡散されたことをきっかけに、全米中でデモが活発になりました。フィラデルフィアも毎日大規模なデモが行われていました(今週になってちょっと沈静化しています)。そして、デモに乗じて、破壊・略奪活動も活発化し、大変な2週間くらいを過ごしました。フィラデルフィアも、ダウンタウンの高級ショップがいくつも破壊・略奪され、今もダウンタウンのお店は木の板で守られて閉店しているところが多いです。メインのショッピングストリートのVANSの店が(おそらく)燃やされ、今もその周辺は無茶苦茶ですし、街の真ん中にあるスターバックスはデモの最中に燃やされました。僕もベランダから下を見ると、近くのお店のショーウインドウが破壊されて略奪される様子が目の前で広がっていたり、すぐ下のセブンイレブンは板で守られていたのですが、何とか板をはがして侵入しようとする人がたくさんいたりと、大変な時を過ごしました。デモには、NOに移ったもののまだフィラデルフィアと縁の深いマルコム・ジェンキンスも参加していたようです。

ニュースその3
カーソン・ウェンツが、組織化された人種差別(institutional racism)に反対する意見を表明し、警察が市民に暴力をふるったときにしばしば許される権利(qualified immunity)を廃止するように議会に働きかける運動に賛同する署名を行いました。ウェンツは、何となくフットボール以外には興味なしという田舎の兄ちゃん的なキャラかと思っていたのですが、今年は子供も生まれたし、高額の長期契約も始まったし、リーダーとしての自覚が出てきたのでしょうか。

ニュースその4
ウェンツがヒューストンで合同自主練を開催。1巡ルーキー・リーガー、6巡ルーキー・ワトキンス、JJAW、グレッグ・ワードが参加していた模様。どこのQBもこういう自主練を開催しているようですね。SIの記事では、ジョシュ・アレンはステフォン・ディグスとオンラインで一緒にゲームやってるとかで話題になってましたが、それよりずっといいです。ところで、ハイタワーはどうしたんだ?

ニュースその5
その一方、フレッチャー・コックスはテキサスに保有する牧場にDLのメンバーを集めて合同練習をしていたようです。皆ケガしないように頑張れ。

ニュースその6
汚いプレイが目立つだけでなかなかブレークしないデレク・バーネットですが、以前イーグルスのDLコーチで、DCシュワルツさんと一緒にワイド9を極めたジム・ウォッシュバーンにコーチしてもらっているようです。ウォッシュバーンといえば、アンディ政権の末期に、何を血迷ったかファン・カスティーヨをOLコーチからDCに配置替えしたところ、素人DCを無視して好き勝手にDLを指揮してたことでちょっと悪名高くなってしまいましたが、シュワルツさんとは仲が良いようです。何となくどちらも言いたいことをオブラートにくるまず言う感じで、相性よさそうですよね。グラハムはずっとバストと呼ばれてかわいそうな感じのキャリアを積んできましたが、バーネットはもっといけてない仕事ぶりの割にあまり批判されないんですよね。とはいえ、そろそろブレークしないと、オプションの年が終わった後で再契約しないんじゃないかな。ウォッシュバーン様の腕前に期待です。

2020年5月24日

UDFA(アンドラフテッド・フリー・エージェント)概観

いやぁ、ドラフトが終わって、例年通りのトレーニングもないと、書くことないですね。トレーニングはバーチャルで行われているようですが、何が行われているのかは外からはわからないですね。というわけで、かなり間があいてしまったのですが、ドラフトが行われた後で、ドラフトから漏れたことでアンドラフテッド・フリー・エージェント(UDFA)になった選手で、イーグルスが契約した13人を簡単に見ていこうと思います。

僕が読んだところでは、UDFAの契約期間は3年で決まっていて、4年目にRFA(Restricted FA)になります。契約額も決まっていて、2020年でいえば、1年目は610Kドル、2年目は780Kドル、3年目は895Kドルとなっています。3年合計で2.3ミリオンくらいですね。契約期間と契約額は決まっているので、各チームが欲しいUDFAを引き寄せるために使えるのは、契約額のうちいくらを保証するか、と、サイニングボーナスの金額だけのようです。この両方を見れば、チームがどのくらいの評価をしているかがわかります。去年も保証額の大きかった3人、TJ・エドワーズ、ネイト・ハービッグ、スア・オペタ、がロースターに残っており、TJ・エドワーズはスターターになるかもしれません。というわけで、保証額とサイニングボーナスの大きい選手に焦点を当てて概観してみます。ちなみに、Rotoworldで、毎年、サインしたUFDAのランキングが発表されるのですが、今年のイーグルスは5位でした。

ルーク・ジュリガ
C、西ミシガン大学
6'3、298
保証額116K、サイニングボーナス16K
西ミシガン大学では4年間スターターで、52試合全部に出場しました。最初の3年間はRGで、最後の1年はCでプレイし、イーグルスの好きな、複数ポジションをプレイできる選手です。お父さんはイリノイでプレイした後でデンバー・ブロンコスで3年間プレイしたようです。エンジニアリングの学位を取り、ギターやドラムもプレイできるという、典型的な頭の良いセンター向きの感じですが、意外とミーン・ストリーク((ルール上許される範囲で)ダーティーにプレイする傾向)もある書かれていました。うまくいけば将来のCの競争に参加できるといいなぁという感じでしょうか。

ラクワン・ウィリアムス
DT、ミシガン州立
6'4、308
保証額100K、サイニングボーナス15K
2019年の最後のシーズンはミシガン州立大のキャプテンで、2018年と2019年にはBig 10のファーストチームに選ばれています。ランディフェンスが売りの置物系のDT(NT)のようですが、2019年には5サックを記録。それ以前の3年間も毎年2サックは記録しています。運動能力はとびぬけたところはなかったのがドラフトされなかった理由の一つでしょうが、体も丈夫でミシガン州立では42試合連続出場していました。シカゴの危ないエリアの育ちで、シングルマザーに育てられ、2人の弟といとこを銃関連の事件で失っています。NFLScout.comによると6巡と評価されていました。

ノア・トギアイ
TE、オレゴン州立
6'0、244
保証額100K、サイニングボーナス10K
アーツとゴダートがいてTEとしてロースターに食い込めるとは思えないんだけど、2020年UDFAで保証額が100Kを超えている3人の一人。背はTEとしては大きくないし、パワーもないようですが、スピード(またスピード!)があると評価されています。アンオフィシャルですが40ヤードは4.7。ファンサイトBleeding Green Nationによると、ブロックは笑っちゃうほど下手といわれています(ってことは多分アーツより下手)。ジョシュア・パーキンスの、TEだけどほとんどWRのポジションを競うんでしょうね。NFLScout.comによると7巡-UDFAと評価されています。

グレイランド・アーノルド
DB、ベイラー
5'9、186
保証額90K、サイニングボーナス15K
スロットあるいはSが適性と言われているようです。パントリターナーとしても活躍したようです。ゴブリンといい、マダックスといい、何か最近のイーグルスそんなのばっかり。NFLScout.comによると7巡~UDFAと評価されていました。

マイケル・ウォーレン
RB、シンシナティ
5'9、226
保証額57.5K、サイニングボーナス7.5K
大学時代のニックネームは「トラック」。「バス」のようでいいですね。現在のイーグルスRB陣にかけている大型RBです。スピードはあまりないものの、ゴリゴリ押せるタイプのようです。シンシナティでもショートヤーデージのコンバージョン成功率は高かったです。シンシナティでは最後の2年間はワークホースバックとして、1300ヤードくらいづつ記録。TDも2018年は19、2019年は14でした。契約額は安いですが、今のイーグルスにいないタイプなので、ベテランの大型RBを補強しなければ、ロースター入りのチャンスはあるかもしれません。NFLScout.comによると6巡と評価されていました。

イライジャ・ライリー
DB、アーミー
6'0、205
保証額50K、サイニングボーナス10K
アーミーで4年間スターターを張り、201タックル、6.5サック、7インターセプションを記録。カレッジ最高のDBに送られるジム・ソープ賞のセミファイナリストに選ばれました。タックルがよく、アウトサイド・インサイドCBとしてもSとしてもプレイできるという、最近のイーグルスの典型的なDBのタイプ。ちなみに、アーミーとネービーが毎年対戦するアーミー・ネービー・ゲームは毎年12月に、東海岸のどこかの都市で開催され、フィラデルフィアで開催されることも多いです。このゲームの週末はマッチョなアーミー・ネービーファンが大挙してフィラデルフィア中のバーを占拠するので、怖くてバーとか行けません。NFLScout.comによると7巡-UDFAと評価されていました。

エイドリアン・キリンス
RB、中央フロリダ大
5'8、164
保証額42.5K、サイニングボーナス7.5K
もう聞き飽きたかもしれませんが、スピードが売りです。それもかなりの。高校時代は200メートル走の州チャンピオンでした。コンバインに呼ばれなかったのでアンオフィシャル(つまり割り引いてみる必要がある)ですが、40ヤードは4.27秒というとんでもないスピードで走りました。ハイライトしか見ていませんが、抜けたら追いつかれません。中央フロリダ大にリクルートされると、最後の3年間は毎年700ヤード位のランを記録。キックリターナーとしても活躍しました。ワークホースバックにはなれませんが、うまくいけばタリク・コーエン(5'6、179)あるいはタイリーク・ヒル(5'10、185)のような小さいけど速い!RBを目指すことになります。NFLScout.comによると7巡~UDFAと評価されていました。

ダンテ・オルソン
LB、モンタナ
6'2、227
保証額10K、サイニングボーナスなし
モンタナでは過去2年間タックリングマシーンだったようです。2018年は151タックルで6サック、2019年は179タックルで3.5サック。2019年にはFCSの最高のLBに与えられるパット・ブキャナン・アワードも受賞しています。これぐらいの実績を残してもドラフトされないんですねぇ。大きな弱点はスピードで40ヤードは4.88でした。昔でいえばトロッターのような、ランストッパー型MLBタイプのようですね。今のイーグルスはSのコンバートのようなのばかりなので、違うタイプとして食い込めたりしないのかなぁ。NFLScout.comによると7巡と評価されていました。

カリル・テイト
WR、アリゾナ
6'2、216
保証額10K、サイニングボーナスなし
ジェイレン・ハーツに続いて、ランニングQBですが、テイトはWRへのコンバートを前提にドラフトされました。2017年にスターターQBのケガで出場機会を得ると、走りまくってスターに。最初の試合ではコロラド相手に327ヤードラン、4TDを記録したみたいです。最終的にはパス1600ヤード、ラン1400ヤード、合計26TDを記録しました。2018年はパスに重点を置いたオフェンスだったのと、けがの影響でランはなくなりましたが2500ヤード、26TDを記録。2019年はもう一人のQBと交代交代で使われたみたいです。スピードもあって、腕の力も強いみたいですが、背も小さく、パスの正確性に欠けるので、WRへのコンバートとなったようです。人望にも欠けるとか、QBにこだわっていたと書いてあるのを見かけたので人気がなく、この条件で契約できたのでしょう。外れる可能性の高い宝くじを買ったと思いましょう。

以下の残りの選手はこれまで何も読んでないので省略します。

マイケル・ジャケ
DB、ルイジアナ大ラファイエット
保証額90K、サイニングボーナス15K

プリンス・スミス
DB、ニューハンプシャー
保証額34K、サイニングボーナス9K

マナセー・ベイリー
WR、モルガン州立
保証額32.5K、サイニングボーナス7.5K

ジュリアン・グッド・ジョーンズ
G、アイオワ州立
保証額32K、サイニングボーナス7K

当面はキャンプもないので、UDFAはアピールの機会が少なくて大変でしょうが、皆頑張ってほしいです。

2020年4月29日

ドラフト終了:全ピックを概観

前回も書きましたが、ドラフトはトラブルもなく終了しました。僕は2日ぶっ通しで見るのは初めてだったんですが、さすがに3日目は天気の良い土曜日を一日つぶすのは惜しい気がしたので、パスしました。2日目は(悪い意味で)話題満載だったのですが、3日目はニーズに合った指名をしたように見えます。どんなルーキーかはまずはキャンプが始まってみないとわからないのですが、とりあえずドラフトされたルーキーたちの情報を簡単にまとめておきます。

1巡21位 WR ジェイレン・リーガー
テキサスクリスチャン大学(TCU)。5'11"で206lbです。背はあまり高くはないのですが、ハイライトを見ると、ジャンプボールをジャンプ力でもぎ取るシーンが多いです。ハイライトビデオではスピードスターという感じなのですが、コンバインでは40ヤードダッシュが4.47秒と期待されてたよりずっと遅く、格をちょっと下げました。お父さんはイーグルスでも(控えDTとして)プレイしたDTのモンテ・リーガです。スピードがあって、体は厚く、50-50のボールをとれるので、スティーブ・スミスのようになれるのではという人も多いです。(体でなく)手でキャッチすることが多いので、キャッチ力はあると思われていますが、意外とドロップが多いとも指摘されています。ただこれは、QBのプレイがあまりよくなく集中力を失った結果だといわれているので、ウェンツがいいボールを投げてやれば問題ではないことが期待されます。ジェットスイープやリターナーとしても活躍しているので、1年目のデショーンのように最初から使われることでしょう。将来的には体の頑丈なデショーンになると最高です。

2巡53位 QB ジェイレン・ハーツ
オクラホマ。6'1"、222lb。昨年のハイズマン賞ファイナリスト、つまり昨年は2番目のQBだったということです。前回散々書いたのでそちらをご覧ください。大成功すればキャム、ウィルソン、ラマーのようなデュアルスレットQBとなってウェンツを追い出す可能性あり。大失敗すればお祈りしないティーボーです。ウェンツは3年連続ケガでプレイオフは何もできていないので、もし今年も同じような状況になって、ハーツが出てきたら興奮できる(フォールズの時じゃないけど、プレイブックが全然変わって相手が準備できないから、有利に働くのでは)ことだけでも、取った甲斐がある気がします。

3巡103位 LB ダヴィオン・テイラー
コロラド大学。6’0”, 228lb。コンバインでは40ヤードを4.49で走った、またしても今回のイーグルスのドラフトのテーマであるスピードスター。家族がセブンスデー・アドベンチスト教会の信者であることから、金曜日と土曜日には運動ができず、高校ではフットボール部に所属するも試合には出られず。短距離と三段跳びの州チャンピオンにもなるが、土曜に競技会があるときには試合に出なかったそうです。大学に入ってお母さんから週末に試合に出ることを許されて急に頭角を現したそうです。これは育ちがよさそう。ドラフトの時も、誰かがイーグルスにドラフトされるたびにインスタで「よろしく」みたいな挨拶をしてて、ナイスガイぶりが際立ってました。とりあえずはウェンツのシンパ会ともいわれる(笑)聖書読書会のレギュラーとなるか?宗派が違っても大丈夫なのかな?スピードを生かした守備範囲の広さが売りで、タックルも力強いようだけれども、試合経験が少ないせいか、判断能力に難があるようです。スピードと勤勉さを生かして、スペシャルチームではしょっぱなから活躍できるでしょう。あとは、ディフェンスのスターターとなれる判断能力を身に着けられるかがテーマです。

4巡127位 S クヴォン・ワラス
クレムゾン。5'11"、206lb。クレムゾン出身のSというだけで、イーグルスファン大興奮です。でも、ドラフトされた後で、ドーキンス御大があまりプレッシャーをかけずに見守ってやれと言ってましたので、そうしましょう。カバーもまぁまぁできて、ブリッツがうまく、ハードヒッターで、ラインの近くでもプレイできるということで、最低限、去年までのジェンキンス・今年はグリーン・ゴブリンの役割のバックアップになりそうです。大学では1年目からコンスタントに活躍し、2019年は78タックル、2サック、10パスブレークアップ、2INT(1つはリターンTD)を記録、オールラウンドですね。

4巡145位 OT ジャック・ドリスコル
オーバーン。6'5''、306lb。2018年と2019年はオーバーンでRTとしてプレイ。トランスファーする前はUMassで2年間RTとLGとしてプレイしたようです。さらに、Cの練習も積んでいると言っています。スピードラッシャーに苦戦するようですが、パスブロックよりもランブロックに強く、4年間スターターとしてプレイした経験があるので、まずはGかRT(かC)のバックアップとして即戦力となれそうです。いろんなポジションを経験しているので、イーグルスの好きなタイプですね。

5巡168位 WR ジョン・ハイタワー
ボイジー。6'1''、189lb。もともとは陸上選手で、40ヤードダッシュ4.43のまたしてもスピードスターです。もともとコミュニティカレッジで陸上とフットボールで活躍していると、ボイジーから声がかかり、2年間プレイ。2018年は31キャッチ-504ヤード-6TD、2019年は51-953-14TDと成績を伸ばした。リターナーとしても活躍。ジェットスイープのランも多かった。まさに1巡リーガーと同じタイプ。ただし、トップスピードだけでなく方向転換や加速も優れていると書かれる半面、体が細く50-50のボールには強くなく、体でキャッチすることが多いらしいので、リーガーの下位互換という感じですね。まぁ、キャンプで誰が一番速いか競ってもらいましょう。5巡まで落ちたのは今年はWRの層が例年になく厚かったからと言われているので、5巡としてはとてもお買い得なようです。こういう、層が厚いといわれている年には下位からでもスターターが出るというようなデータはあるのでしょうか?数年前、エッジラッシャーの層が厚いといわれていた年に一人もドラフトしなかったのに比べて、今年のWR取りまくりは好感が持てる戦略です。

6巡196位 LB ショーン・ブラッドリー
地元テンプル大学(フィラデルフィアの市街の北のはずれの危ないエリアにあります)!6'1''、235lb。テンプルで3年間WLBスターターとしてプレイし、2019年は87タックル、8TFL、3PBUを記録。スピードはあるが、運動能力抜群というわけではなく、体も細く、タックルに難があるようなので、MLBとしてはつらいみたいです。これだけ見てるとゲリーみたいですね。ゲリーのバックアップ・競争相手になるのでしょう。

6巡200位 WR クエズ・ワトキンス
南ミシシッピ大学。6'0''、185lb。40ヤードダッシュ4.25の(またしても!)スピードスター。2018年の成績は72-889-9TD、2019年は1024-55-5TD、18.6ヤード平均でした。ハイライトを見ると、やっぱり速いですねぇ(これしか言うことないです、今年ドラフティ)。まぁ所詮ハイライトですが、サイドで50-50のハイボールをぶんどるシーンも多いので、キャッチ力はありそうです。強い相手の時に活躍できず、アラバマのトレヴォン・ディグスには完ぺきに抑えられたと書かれてますからまぁ、様子見ですね。

6巡210位 OT プリンス・テガ・ワノゴ
オーバーン。今年のイーグルスはオーバーンのタックル両取りです!珍しいですよね、こういうこと。6'5''、308lb。いろいろな記事が書かれてて応援したくなるやつです。ナイジェリアで9人兄弟の7番目として生まれ、現地で開催されたバスケットボールクリニックに売り込みのために参加したら期待通り才能を見出されて、アラバマにある高校にバスケの特待生として入学できたのが始まりのようです。夏休みにやることがないので、高校の敷地をぶらぶらしていたら、フットボールやってみないかと言われやってみたところ、全然やったことのないのにいきなりDTとして活躍し(とりあえずQBに向かって行けとだけ指示されたそうです)、フットボールの道へ。走力テストではバッシュはいて40ヤード4.6で走ったそうです。化け物ですね。フットボール初めて2年後の2017年から3年間オーバーンのLTとして活躍、完全に化け物です。昨シーズンに膝のけがをして、シニアボウルも膝の状態が完全でないので参加できず。膝の問題がなければランブロックもパスブロックもこなす素材型OTとして2巡でドラフトされたのではと書かれていました。6巡はこういう選手に使うべきという見本のようなピックです。膝が完治すればBig Vの後継のスイングタックルになれる素材ですね。

7巡233位 LB ケイシー・トゥーヒル
スタンフォード。6'4''、250lb。3-4のOLBだったようなのでいイーグルスがDEとして取ったのかLBとしてなのかわからなかったのですが、DEとして取ったといってる記事を見ました。誰かがツイッターでい指摘してましたが、HOUとPHIで活躍したDE&3-4OLBコナー・バーウィンと体形がそっくりらしいです。スタンフォードで、かつ頭のいいプレーヤーに与えられるWilliam V. Campbell賞なるものを受賞したらしいです。最終年の2019年は60タックル、11.5TFL、8サックを記録してキャリア最高の年を過ごしました。パスラッシュが売りのようですが、力が足りなくて、ランディフェンスはまだNFLのレベルではないようです。シャリーフ・ミラーのようにとりあえず1年寝かせて筋力アップさせることになるのかな。

(おまけ) WR マーキス・グッドウィン
SFと6巡を交換して20位下がることで獲得しました。SFのサラリーは高いなと思っていたのですが、契約を組みなおして1年1.35ミリオン(+1ミリオンインセンティブ)の安い契約になったみたいです。ドラフトされたときは40ヤード4.27秒で走ったスピードスターなのですが、いつもケガしてる印象です。NFLでの最高成績はSF1年目の2017年で962ヤード獲得しましたが、2019年は9試合のみの出場で186ヤードという記録でした。けがが治っていれば経験豊富なスピードスター2枚目(デショーンとどちらかはプレイできるといいなという戦略は悪くないと思います)となり、けがが治ってなかったら即カットという感じでしょうね。まぁ、キャンプを待ちましょう。

外のサイトの受け売りばかりでぜんぜん大したことはかけないんですが、それでも11人分の情報チェックするのは疲れました。せっかく楽しみな新入りがたくさん加わったんだから、キャンプあるといいですね。

2020年4月26日

ドラフト2日目:祝フランチャイズQB獲得!笑


ドラフトは、金曜日に2日目、土曜日に3日目が開催され、トラブルもなく終了しました。とりえず一番面白かった写真を、ドラフトの思い出として、張っておきます。1日目が終わった時点では、ニーズにぴったりのスピーディーなWRを指名して、おお、イーグルスはファンがもだえ苦しむようなピックばかりしてきたけど、リーズナブルな指名をするようになったのかな、と皆思っていたと思います。それは、2日目の大どんでん返しへの布石でした。

2日目、イーグルスは53位で、またしても動きませんでした。WR第2グループでは、ジェファーソンとアイユクは1巡の後半で指名され、ティー・ヒギンズ、マイケル・ピットマン(アゴちゃんの記憶が生々しいのでUSCのWRをピックするのは皆嫌だったと思います)が2巡の最初の2ピックで消えました。ラビスカ・シェノーJrも42位で消え、KJ・ハムラーも46位で指名されました。49位ではチェイス・クレイプールがPITに指名されましたが、僕にはよくわかりませんが、このWRはイーグルスがらみでは名前が挙がったことはなかったような気がします。というわけで、イーグルスが指名する53位時点では、第2グループのWRでイーグルスが興味があるとうわさされていたデンゼル・ミムスがまだ残っていました。これは、WR2枚抜きとかしたら夢があるなぁ、と思っていた人もいると思うんですが、指名したのはなんとQB!ジェイレン・ハーツでした。イーグルス関係の掲示板をずっと眺めていたんですが、ローズマン首にしろとか、もう死にたいとか、いっそのことあと8人QB指名しては、みたいな意見が盛り上がって大変なこととなっていました。

そのあとは、スピード系のWRを次々に指名したり、将来スターターになれるかもしれないLBを指名したり、OLのバックアップも指名し、CBも何人か指名し、ニーズに合ったピックを展開したと思うんですが、2巡QBのインパクトが強すぎます。このドラフトはハーツを2巡でドラフトした年として記憶されるんでしょうねぇ。

最終的には10人指名し、去年の年齢が高くてスピードがないロースターから脱却する意思をコンスタントに示したドラフトになりました。Next Gen Statsによると、ドラフトされた選手の運動能力スコアの平均はイーグルスが最も高かったようです。どのラウンドでもイーグルスがドラフトした選手のスコアは高かったです。NYJにGMとして引き抜かれたジョー・ダグラスがドラフトを担当していたときは、大学での成績重視(↔素材重視)ということがよく言われていて、実際に運動能力が一流じゃないけど大学でいい成績を残した選手が多かった(例えばデレク・バーネットが典型だと思います)のですが、ダグラスが抜けて、かつ、ここ3年のドラフトした選手のパフォーマンスがよくないこともあって、方針が変わったような気がします。どのような結果になるか楽しみです。

というわけで、ドラフティーの10人を簡単に紹介しようかと思ったんですが、長くなってきたので、とりあえずここではハーツに絞ります。

 2巡53位、ジェイレン・ハーツ
ヒューストン出身、2016年はアラバマで1年目(true freshman)から大活躍(パス:2780ヤード、23TD-9INT、ラン:954ヤード、13TD)し、カレッジチャンピオンシップまで到達。2017年もスターターとして活躍するも(パス:2081ヤード、17TD-1INT、ラン:855ヤード、8TD)、チャンピオンシップゲームの途中にトゥアに交代させられ、そのままスターターの座も失う。2018年はトゥアにスターターの座を奪われるも、SECチャンピオンシップゲームの途中でトゥアがケガで退場すると、チームを逆転勝利に導く。2019年はシニアとしてオクラホマにトランスファーしてプレイ。オクラホマでは1年しかプレイしなかったが、またしても活躍(パス:3851ヤード、32TD-8INT、ラン:1298ヤード、20TD)し、ハイズマン賞の最終候補にノミネートされた。今回のドラフトに参加したQBでは最強のデュアル・スレットQBで、ラマー・ジャクソンの活躍を受けてスターターとして上位指名されるのではとも言われていました。その他、言われていることはというと:

  • NFL選手の比較対象:ティム・ティーボー(これはまずい!)
  • 6'1''だからあまり身長は高くない。222lb。40ヤード4.59。
  • 素晴らしいintangibles(リーダーシップ等)
  • プレイが壊れても逃げながらいいパスを投げることができる。
  • いいランナー。
  • 中・長距離のパスの精度が高い。
  • リズム・判断能力がよくない。
  • 短いパスのチェックダウンとかに切り替える判断が遅い。
  • プレッシャーがかかるとパスのターゲットが見えなくなる。
  • ポケット内の動きが洗練されていない。
  • 長いパスの時のモーションが大きい。

典型的な、運動能力で勝負するデュアルスレット QBという感じです。最近のイーグルスは背が高くて腕力はあるけれどもあまり動けないピュアポケットパッサーを好んでいたように感じるので、全然逆を行った感じですね。とりあえずすぐに使えるようにはならなそうなので、すぐにQB論争を引き起こす感じではないのが救いか。この指名を完全に理解することは不可能だと思うのですが、理性的に理解しようとするなら次のように考えられます。

 ウェンツに見切りをつけたということはありえないのですが、ウェンツはルーキーだった2016年は16試合全出場したものの、それ以降は、3年連続でシーズンの最後までプレイできていません。2017年はもちろんフォールズに代わってSB制覇。2018年もレギュラーシーズン後半からフォールズに代わってプレイオフ進出、もう少しでNOに勝てってNFCチャンピオンシップに出られるところでした(ジェフリーが取ってればなぁ)。2019年はプレイオフに初出場したものの試合開始早々にクラウニーのヒットを食らって脳震盪で退場。代わりに出場したマッカウンも足のけがをしていて本調子ではなく、ロースコアゲームながらシアトルに敗退。ここで、2番手QBがフォールズくらいの選手であれば、勝てたかもしれません。それにQB1が4年中3年はケガでシーズン最後までプレイできてないんだから、また起こることを想定していいQB2を準備するのは悪くないと思います。いくつか読んだところでは、1巡で指名されたQB以外でスターターになれるくらいの資質があるといわれているのはハーツだけ(実際、ハーツ以降、しばらくQBは指名されませんでした)だったので、ここで指名しないと、フォールズクラスになれるかもしれないバックアップQBを取るのは不可能。そうすると結構余っているFAからベテランのQBをバックアップとして選ぶことになるんですが(フィラデルフィア出身のフラッコとか?)それだとお金が結構かかる。というわけで、安い値段で、信頼できるQB2を取るコストとして2巡は悪くないのかもしれません。それに、どこを読んでもハーツは人格者と書かれているので、「ウェンツじゃなく俺使え」とか絶対言わないタイプのようです。このことも、指名を楽にさせたのではないでしょうか。

 もしハーツがティーボーじゃなくてウィルソンとかキャムになって大化けすれば、ウェンツからスイッチすればいいのです。ウェンツはフランチャイズQBとして十分のポテンシャルを2017年は示しましたが、プレイオフでは何もしていなくて、アンタッチャブルというわけではありません。ベテランのQBをFAでとるルートを取れば、このようなアップサイドリスクはありえません。ウェンツからスイッチするまではいかなくても、スターターとしてやっていれるということが証明されれば、1巡で売れるかもしれません。NEがブレイディの控え(将来の後継者)をドラフトしては売っぱらい、ドラフトしては売っぱらい、を続けていたのと同じ戦略です。あるいは、WASがRG3とカズンズでやったのと同じような感じです(WASの場合は最終的にはうまくいきませんでしたが、戦略としてはよかったと思います)。

 あとは、ウェンツがQB1だとしても、ハーツも使えるという意見もありますが、どうなんだろう。2人のQBを同時に出すこともできるとか言っている人もいますが、2人のTEすらあまり使いこなせていないように見える(これまでゴダートが活躍したのは主にアーツがケガで離脱したか本調子じゃない時のような気がします)のに、QB2人とか無理じゃないかなぁ。あと、よく言われているのは、NOのテイサム・ヒルのように、時々QB1と交代して、目先を変えるという使い方ができるのでは、という人もいますが、どうなんだろ。マクナブに変えてヴィックを時々使ってた時は、マクナブはリズムが崩れると文句垂れてたし、実際、リズム崩れるんじゃないかなぁ。それに、テイサム・ヒルは何でもできるから突拍子もないプレイがデザインできるけど、ハーツは基本「普通の」デュアルスレットQBなので、テイサム・ヒルとはちょっと違います。ペダーソンは、クリエイティブプレイコーラーと言われますが、たとえばアンディ・リードとかショーン・ペイトンとかと比べると結構オーソドックスで、そこまで無茶なことを考えられるタイプじゃない気がします。まぁ、これは、僕の想像を覆してほしいです。

 2巡で(主に)控えQBというのは無茶な気がしますが、まぁ、どのポジションとっても外れる確率も高いんだから、当たったらすごいQBにかけてみるのも悪くない気がします。

 ハーツで書くことが多すぎたので、次のエントリでドラフトした選手10人をサラッと整理しようと思います。ドラフトで心を折られるというのは、イーグルスファンとしては宿命ともいえる感じなので、まだ大丈夫です。ドラフトで面白かったです。