2020年3月21日

フリーエージェント1週目

フリーエージェント(FA)との交渉が解禁されて1週間が経過しました。コロナビールスの影響で、イーグルスもオフィスが閉鎖され、FAで獲得したい選手をフィラデルフィアに呼ぶことができなくなった等の影響で、FAの交渉のスピードが遅くなるのではと思ったけれども、トップの選手は順調にサインされてますね。トッド・ガーリーなんて、LARでの使われ方を見ると何かおかしいことは明らかなので、メディカルチェックしないと怖くてサインできないと思ったんだけれども、翌日にはサインされてました。その一方、Sports Illustrated(SI)のコラムでは、カム・ニュートンやジャデベオン・クラウニーがまだサインされないのはけがの影響だと言っているので、もしかしたら、これらの選手はチームがメディカルチェックを自分でできないことに影響を受けているのかもしれません。

イーグルスは、サラリーキャップも比較的あり、スーパーボウル取って以来過去2シーズンの主力であった比較的年齢の高い選手をあきらめて若返りを目指すとの方針をGMのローズマンが表明していたこともあり、FAで積極的に動いてWR・CBのスターを取るのではと言われていました。しかし、ふたを開けてみれば、例年と比べて積極的というわけではなくて、FAのスターがサインされた後でバーゲンハントをするといういつものような動きになりそうな気配です。FA交渉解禁後の1週間の動きをまとめておきます。

茶犬さんのブログによると、2月23日時点でのキャップ空きは約46ミリオンだったようです。超大物であれば15-20ミリオン、その下クラスの大物でも10ミリオン程度はかかるので、リリースとかトレードがなければ大物は多くて3人くらいという感じかなと思っていました。3月20日時点でのキャップの空きの推定額はSpotracによると29ミリオン、Over the Capによると25ミリオンになっています。この違いは今年のキャップの金額に関する仮定の違いから来ているように思われますが、よくわかりません。ルーキーのサインやら契約延長のために残しておかなければいけない資金を考えると、あと大物一人か中堅どころ2人くらいはサインできるのでしょうか。

今週の動きの目玉は、デトロイトのプロボウラーCB、ダリウス・スレイをトレードで獲得し、3年50ミリオンで契約延長(2021-2024)したことでしょう。トレードの対価として3巡と5巡を渡しています。スレイはCBの最高のサラリーで契約したいと言っており、その気はないデトロイトはトレード相手を探していました。イーグルスはここ最近スレイを何度か獲得しようとしていたといわれています。最近では昨シーズンのトレード期限ぎりぎりに獲得するのではと言われていましたが、実現しませんでした。3年50ミリオンは名目上CBの最高のサラリー(16.7ミリオン平均)のようですが、2020年のサラリーは10ミリオンなので、合わせると4年60ミリオンとなり、4年平均(15ミリオン平均)ではバイロン・ジョーンズの契約額(16.5ミリオン平均)より低くなっています。

バイロン・ジョーンズであればちょっとだけ多く払えば契約でき、かつドラフト権2つを手放さなくて済んだということもあり、批判的に見る動きもあるようです。ただ、そもそも、ジョーンズはイーグルスに来たくなかった、あるいはNFC Eastにとどまりたくなかったという噂もあり、イーグルスが頑張ったところでどうしようもなかったという可能性もあります。あと、僕が思うのは、イーグルスは最近はFAの超大物CBで失敗している(バイロン・マックスウェル、ナムディ・アソムガ)という歴史があります。超大物で失敗したくないと考えるなら、DCのシュワルツさんがデトロイト時代にドラフトして、自分のスキームで使った経験のあるスレイはリスクが低いと考えたのかな、という気がします。まだ27歳のジョーンズに比べると29歳のスレイは年齢からくる衰えのリスクが高い一方、スレイの方がインターセプトの数が全然多いです。スレイは7年で19個のINTを奪っているのに対し、ジョーンズは5年で2INTしかしていません。総合的には、スキームにフィットしないリスクが年齢からくる衰えからくるリスクより重要と考えれば悪くないと思います。

デトロイト時代は左右問わずエースレシーバーをマンマークしていたらしいですが、これまではCBの左右入れ替えをしていないシュワルツさんがやるのかな、というのも興味深いです。これまでそれをやってなかったのは、これだけ実績のあるCBがいなかったからどっちがどっちについても同じ、それよりも片側に特化させてSとの連携を熟成させる方が効果的と考えた結果だからかもしれません。エースと呼べるCBを手に入れてシュワルツさんの戦略がどう変わるかも見ものです。

あと、スレイは自信満々で何でもしゃべっちゃうタイプのようです。デトロイト時代もパトリシアHCへの不満をかなり公にぶちまけてました。グリーン・ゴブリンもこういう(スワッガー)タイプだし、シュワルツさんって多分こういうの好きなんですよね。シドニー・ジョーンズがあまり買われていないのもわかる気がします。ペダーソンHCはアンディと同じでこういう問題児になりそうな選手の扱いがうまそうなのであまり心配はしていません。

この1週間のそのほかの動きも合わせると、イーグルスのこれまでのFAショッピングリストはこのようになっています(金額は推定も含む)。
CB ダリウス・スレイ 3年50ミリオン(2020年は10ミリオン、30ミリオン保証)
FS ロドニー・マクレウド 2年12ミリオン
QB ネイト・サドフェルド 1年2ミリオン(0.5ミリオン保証)
DT ジャボン・ハーグレイブ 3年39ミリオン(26ミリオン保証)
CB(SS?) グリーン・ゴブリン 1年5ミリオン

ディフェンスに力を入れてますね。マクレウドもサドフェルドも意外と安かったです。ホームディスカウントもあるのかな。FAはディフェンスにお金を使っているのでドラフトはオフェンス重視になるのかな。

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