2020年7月14日

最近のイーグルスニュース:7月上旬版

前にも書いた通り、OTAもなく、キャンプもどのようになるかわからず、プレシーズンもどうなるかわからない状況なので、あまりニュースがないのですが、久しぶりにニュースがいくつかあったので、整理しておきます。

ニュースその1:ピータース復帰
このニュースは今日飛び込んできました。イーグルスQBのブラインドサイドを長年守り続けた将来の殿堂入り候補、ジェイソン・ピータースが1年6ミリオン(3ミリオン保証)契約で復帰しました。しかも、ポジションはLTではなく、RGとのこと!前回書いたとおり、プロボウルRGのブランドン・ブルックスがアキレス腱断裂でシーズンエンドとなって以来、ピータース復帰がずっとうわさされてきましたが、バックアップの1番手プライアーあるいは即戦略ルーキーかもしれないドリスコル、あるいはマイラタ?がどのくらいできそうかをキャンプで見極めてダメそうだったらピータースにお願いするという段取りなのかと思っていました。結局早々に若手で穴埋めするプランをあきらめましたようです(スターター確約しない限りピータースもサインしないでしょうからね)。これでイーグルスのOLは左から

LT ディラード
LG セウマロ
C  ケルシー
RG ピータース
RT ジョンソン

という豪華布陣となります。右サイドはセンターからケルシー、ピータース、ジョンソン、とオールプロ3人ですよ。ピータースとジョンソンのコンボブロックを見るのも楽しみですね。これはもうサンダースは右サイドで走りまくってほしいです。とはいえ、この契約は、LTを任せられるのか不安なディラードが使えなかったらピータースを戻すという保険も兼ねているのではないかと思います。ディラードがだめだったら次のような見慣れた形(+ブルックスのバックアップ)になります。

LT ピータース
LG セウマロ
C  ケルシー
RG プライアー
RT ジョンソン

今シーズンはオフに練習時間があまりとれないことになりそうなので、新しい選手を入れずに、熟成されたメンツで行くメリットが高いと言っている人がいます。特に連携が重要なOLではその傾向が強いのかもしれません。そういうわけでプライアーとディラードという二人の新顔をスターターに入れるというリスクを避けるという意味もあるのでしょうね。

ニュースその2:デショーンがやらかしました
OTAがなかったりオフにやることがないと馬鹿なことをしでかす奴が多く出ると言っていた人がいましたが、まさにその通りの展開になりました。デショーン・ジャクソンが、静かな7月4日の独立記念日の3連休のあたりに、ヒトラーが言ったといわれる(嘘のようです)反ユダヤ人の発言をサポートするようなポストをインスタに投稿し、大騒ぎになりました。ブラック・ライブズ・マター(BLM)運動がいまだ盛り上がりを見せている中で、もちろん反黒人ではないですが、人種差別ととれる投稿を行うのは状況的に許されないでしょう。デショーンを解雇すべきだといいっている人もいましたが、数少ないユダヤ系のプレーヤーであるジュリアン・エデルマンが、一緒にアフリカンアメリカンの歴史とユダヤ人の歴史を学ぼうと助け船を出してくれたりということもあり、そもそもデショーンはお馬鹿なだけで悪意があったわけではないと思われること(それでも許されないという意見ももちろんなのですが)もあり、イーグルスも「チームに不利益をもたらす行為」と認定して罰金等のペナルティを課し、猛省を促すと表明するにとどめました。これからNFLからペナルティが下るか、世論がどう動くか、などを見守っていくのでしょう。コロナで大騒ぎしてるからすぐ忘れ去られそうな気がしますけどね。

ニュースその3:2020シーズンは観客なし?
日本では野球やサッカーが観客を入れての開催に踏み切り始めているようですが、(特に南部と西部の)州によってはコロナの感染者数がここ数週間激増しています。東部の州は状況は安定しています。フィラデルフィアは6月からレストランやバーが外のテーブルでだけ営業を認めるという状況になり、かつ7月4日の3連休に皆が羽目を外したこともあり、感染者数がちょっと増加傾向にあります。とはいえ、テキサスやカリフォルニアに比べたらかわいいもんです。このような状況下、例年11月下旬に行われるフィラデルフィアの秋のメインイベントであるフィラデルフィア・マラソンの中止が早くも決定されました。かつ来年の2月までは大きなイベントはすべて中止するようにとフィラデルフィア市からいろいろなイベント主催者に通達があったといわれております。これが事実なら、2月までのNFLシーズンはおそらく無観客で行われることとなります。どうなるでしょうか。

ニュースその4:WASのチーム名変更決定
イーグルスのネタではないですが、同じ地区のライバルで、それなりに愛着もあるので。ポリティカルコレクトネスの波には老舗のスポーツチームも抗えませんでした。チーム名を書くのも今やご法度と言われており、マスコミでは「ワシントンフットボールチーム」としか呼ばれていない某チームのオーナーが、昨日月曜日に、チーム名を変更すると正式に表明しました。これから時間をかけて新しいチーム名を決めるようです。歴史のある名前だから難航するでしょうね。ネイティブアメリカンに差別的な名前を変えろというプレッシャーはここ数年ずっとあったんですが(たとえて言うならLAのチームの名前が「LAイエロージャップス」というようなもんです)、歴史のある名前で、愛着のあるファンも多く、ファンは差別用語として認識せずに愛してきていた名前なので、チームはずっと抵抗してきたのですが、NFLストア、NIKE等スポーツグッズを売る企業がボイコットし始めたこと、大株主のFedexもチーム名への反対を表明したことで、観念となりました。DCに住んでいる友達によると、多くのファンは苦々しい気持ちのようです。僕はアメリカの差別の歴史を経験してきているわけではないので、なんととも言いづらいのですが、一時的な政治運動の盛り上がりがスポーツに影響を与えるというのはちょっと複雑な心境です。まぁ、この機会を生かして、長く愛される名前が選ばれることを祈っています(僕の友達などは「ワシントン白人ズ」みたいな名前にすればと言っていますが(笑))。